「それでも夜は明ける」本年度アカデミー作品賞作品の実力

2014年03月29日(土) 10時55分
「それでも夜は明ける」★★★★
ウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、
ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、
ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、
ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード出演

アレクサンダー・ペイン監督、
134分 2014年3月7日公開
ギャガ
(原題/原作:12 YEARS A SLAVE)



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第86回アカデミー賞で、見事「作品賞」を受賞した.。
ブラッド・ピットが製作に携わったため
受賞のスピーチを興奮気味にしていたが、
彼が主演男優賞を取る日はくるのか?



「1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、
自由の身でありながら白人に騙され、
南部の綿花農園に売られて、
12年間も奴隷生活を強いられた
黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ」



自由黒人と言う、なんとも不思議な
階級があったことを初めて知った、
アメリカで黒人が
自由や平等を獲得するまでには
段階がいくつもあったんだなと実感、
でも疑問に思ったのは
当時その優遇されていた黒人は
同胞の奴隷黒人をどう見ていたのか、
そのあたりは描かれていなかった。



自由を奪われて南部に奴隷として売られ、
12年間の過酷な日々が描かれている、
なかには心優しい白人の領主もいたが
だからといって彼らを解放することはなく、
人間を商品として
売り買いしていたのは事実だ。

相当ひどい事が行われただろう、
この映画はその歴史の一部を見せている。



映画を見る前にこの映画が
「作品賞」を受賞したのを
wowowで見ていたので
この作品のどんなどころが
「今年のベスト」に選ばれた理由なのかも
考えながら見た。



しかし自分にはそのあたりは分からなかった、
この作品が他の候補作と比べて
突出して秀いでていたとは思えなかったからだ。


特にラスト
主人公は自由黒人と証明され
解放されるシーン、本来なら感動のシーン。
苦労を共にした黒人たちの
切ない視線を浴びながら
決して振り返らない演出

これでは「あー、良かった!」とは
単純に感じられない。


もちろん何もかも解決されて
ハッピー!なんてあり得ないのが現実
分かっているが釈然としない。


彼はその後黒人の解放運動に
尽力したという、真実の物語。
やはり黒人の人種差別の歴史は
自分には理解しきれないと痛感する、
大変な歴史の再認識は出来たが
人間の物語としては
どうにも未消化で納得出来なかった。



★100点満点で75点

スティーヴ・マックィーン監督作品
ハンガー Hunger (2008) 監督・脚本
SHAME -シェイム- Shame (2011) 監督・脚本
それでも夜は明ける 12 Years a Slave (2013) 監督・製作

公式サイト:http://yo-akeru.gaga.ne.jp/

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soramove

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」何も得るものが無くても、旅は良いものだ

2014年03月23日(日) 16時54分
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」★★★★
ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、
ジューン・スキッブ出演

アレクサンダー・ペイン監督、
115分 2014年2月28日公開
ロングライド
(原題/原作:NEBRASKA)

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主演のブルース・ダーンは、2013年カンヌ国際映画祭で
「最優秀主演男優賞」に輝いた。
そしてアカデミー賞「主演男優賞」にもノミネート。



「『100万ドルが当選しました』という
インチキなDMを信じ切って、
はるか彼方のネブラスカまで
賞金を受け取りに行こうとする
父親ウディ(ブルース・ダーン)と、
不本意ながら同行する
息子とのロードムービー」



暖かくなったと思ったら
また寒さが戻ってきて
風の強い夜なんて
その寒さにどうなってるんだ!と、
それでも春の日差しを感じる昼間は
新しい季節を感じたりもする。


さて、映画ですが、
劇場で予告編を見た時から
モノクロの映像と
険しい表情を見ただけで
頑固オヤジと分かる主人公の風貌に
劇場で見ようと思っていた作品。


もう真っ直ぐ歩くのにも苦労してるのに
歩いて何処かへ行こうとしている、
高速道路を歩こうとして警官に止められ
引き取りに行った息子に
「100万ドルが当選したから、受取りに行くんだ」と。

誰が見ても、よくあるDMのい手口で
「当たるかもしれない」という手紙なのに
何としてでも手に入れて
ピックアックトラックを買うんだと、
息子の静止にも耳を貸さない。


仕事がうまくいっていない息子も
それなら付き合うと
モンタナからネブラスカまで
父と息子の4州をまたぐ車での旅、
途中、立ち寄った父の故郷で
若い頃の父親の意外な過去を
息子は知る事になる



なんというか、もう死にそうな親父
ボロボロのガタガタ
でもネブラスカに行くと言う
堅い信念だけは
見てるこちら側にも伝わる、

ちょっとボケてるんだろうなー、
それとももう、意地になってるんだか、
そのあたりは曖昧なまま
特別な出来事は起こるべくもなく
淡々と進んでいく。




道路沿いに貼りついたような街
経済不況にあえぎ
ズブズブな沼に足を取られたように
酒で何かを忘れるような停滞感に満ちて
それでも何処かへ向かおうとしてる
主人公が眩しくさえ感じる。



当選してなかった事実を知った父親
肩を落とす姿に
息子は出来るだけの
ささやかなプレゼントをする

真新しいピックアップトラックで
かつての故郷をゆっくりと走る主人公、
そのピカピカの車を見送る視線。


ファンファーレでも欲しいとこだけど
それほど劇的な勝利でもない
でも彼の満足感をその時
自分達も共有した、確かに。


人間は年を取り
誰もが残りの時間にため息をつく、
何が良くて何が悪いかとか
誰の為にとか
そんなまだるっこしい事抜きにして
やりたい事をが出来たら
とりあえず、そんないくつかを、
並べて数えて、
暖かい春を待つってのが正解。

モノクロ映画って時々見ると
そのザラついた画面から
セリフ以外の何かが伝わる気がする。


★100点満点で80点

公式サイト:http://www.nebraska-movie.jp

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soramove

書籍「ステイ・クロース/ハーラン・コーベン 著」その日、男が消え、彼女も街を去った

2014年03月22日(土) 19時09分
書籍「ステイ・クロース/ハーラン・コーベン著」★★★★
ハーラン・コーベン 著 ,
ヴィレッジブックス、2013/9/20
(616ページ , 1.008円)


<リンク:
>*



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「全米ベストセラー初登場1位の絶賛ミステリー
2月18日。アトランティックシティの
有力者の息子が忽然と消えた。
市警察の刑事ブルームは
17年前の同じ日に起きた失踪事件を皮切りに、
毎年男たちが消えていることを突き止める。
そんな矢先、17年前の目撃証人という
元ストリッパーが名乗り出る。
彼女は過去を封印し、
理想の家庭の主婦として生きていた。
一方、あの日人生を狂わされた
元報道カメラマンのレイは、
再び 血の記憶?に苛まれてゆき……。」

ヴィレッジブックスHPより


久々に面白い作品に巡り合えた。

郊外で家族4人で平穏に暮らすメガン、
ある日、昔の馴染みのロレインから
電話がかかってくる。

同じ頃、カメラマンのレイは
暴漢に強く殴られ大切なカメラを
奪われてしまう。

そしてアトランティックシティでは
またひとり男が失踪した。

いくつかの点が描かれ
それが一気に同じ場所へと
線で結ばれていくと
過去の苦い記憶が蘇ってくる。



一気に内容に引き込まれた、
そして始まる、「何が、どうなってるんだ?」
そして気になる、その先が。


翻訳者も巧いんだろうな、
もたつかず、妙な違和感も無く
主人公のすぐ近くで
彼女と同じに大きな渦に飲み込まれ
これをやり過ごすのか
それとも解決すべく
前へ進むのか

そのどちらも困難で楽しい結果だけが
得られるとは到底思えない
ならば彼女はどうするのか?


途中で登場するバービーとケンの
殺し屋カップルってもの気にいった、
とても映画的な人物でもある、
登場する人物のほとんどは
何かから追い詰められ
ギリギリの選択を迫られていく。


ラストはまあ、こんなところに
着地するんだろうな、
主人公のメガンは
この激動の数日間を後から
どんなふうに振り返るんだろう


少し淋しく、でもほっとした。
ハーラン・コーベン の作品は初めて読んだが、
結構たくさんあるようなので
少しずつ読もう。

★100点満点で80点

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「ウォーム・ボディーズ」ゾンビも進化し、恋をする

2014年03月21日(金) 9時11分
「ウォーム・ボディーズ」★★★★DVD鑑賞
ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、
ジョン・マルコヴィッチ出演

ジョナサン・レヴィン監督、
98分 2013年9月21日公開
2013,アメリカ,アスミック・エース
(原題/原作:ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語)




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「アイザック・マリオンの小説
「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」の映画化、
人間は高い壁を作ってゾンビから身を守っている、
とんでもない近未来の話。
ゾンビと人間の恋を描くという
大胆な発想は、コメディ色もあって
面白い作品に仕上がった、
公開時、必ず見ようとしていたが
時間が遭わず断念、DVDでやっと見た」



ゾンビと人類が生き残りの戦いを
繰り広げる近未来、
主人公のゾンビのR(ニコラス・ホルト)は

仲間と食料である生きた人間を探しに
街へ出かけ、そこで人間達と戦うが
彼は自分にショットガンを向けた
美少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に
心を奪われてしまう



この気持ちが何なのか彼が自問するが、
その彼の内なる声が面白い、

ゾンビって考えるんだ・・・・とか
こっちも真剣にそんなことを想像してる、
その彼の顔が人間の脳味噌を喰ったばかりなので
口の周りが地がベットリなのも
凄い状況で笑える。


ゾンビの彼はジュリーを助けて
自分のねぐらの飛行機の機内へ連れて行き
「今出たら危ない」と彼女を説得し
奇妙な共同生活が始まる、
一緒にいることで不思議に人間の
脳を食べたいと言う欲求が無くなるゾンビ、
そして彼の心臓は鼓動を始め
体温がわずかに上昇し始める。


へー、そう来たか。
こんな展開もあるんだ。
そんなふうに思いながら見る。

結局ジュリーは人間の住む場所に戻るが
ゾンビのRの純粋で自分を想う気持ちに気づき
危険を冒して人間の住む区域に現れたゾンビのRと
付き合う事を決める。

このあとなんともファンタジーな
結末が訪れるんだけど
ゾンビものでこういう展開って
よく考えたものだ、

続編では「ベビー誕生」とかあるんだろうか?
劇場で見たかったが
DVDでも充分楽しめる作品。
続編があれば絶対劇場で見よう。

★100点満点で80点


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書籍「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石/伊集院 静著」正岡子規の青春時代を知った

2014年03月16日(日) 19時09分
書籍「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石/伊集院 静著」★★★★☆
伊集院 静 著 ,
講談社 、2013/11/22
(410ページ , 1.680円)


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「ノボさん、ノボさん」「なんぞなもし」
明治二十年。新時代の躍動とともに、
ノボさんこと正岡子規は二十歳を迎えた。
アメリカ渡来のべーすぼーるに夢中の青年は、
俳句・短歌・小説・随筆、
あらゆる表現に魅入られ、
やがて日本の文芸に
多大な影響を及ぼす存在となる。
志をともにする子規と漱石は、
人生を語り、夢を語り、恋を語った。
明治三十五年、子規の余命が尽きるまで、
誰もが憧れた二人の交際は続く。
子規と漱石の友情を軸に、
夢の中を走り続けた人、ノボさんの人生を描く。」

講談社HPより


150回芥川賞と直木賞を読み終えて
この本を読み始めた、
近代史に登場する正岡子規については
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
それくらいしか知らなかったが
彼の青春時代を読む事が出来たのが
最大の収穫であり

今回の芥川賞と直木賞と比べて
筆力や読ませ方などにも
大きな違いがあるんだなぁと実感した。


出会いは人生を形作っていく、
大学では野球に出会い
文芸の魅力にのめり込んでいく、
溌剌とした日々が描かれている、
特別な部分より
他の若者となんら変わらない
好奇心旺盛な若者がいる。



その輝かしい日々と対比するように
後半は彼の苦悩が描かれる、
真の小説を書きたいと願いつつも
思うような作品が書けないもどかしさ、
そんな時も過去の俳人や歌人の作品を
体系化する作業にも心血を注ぎ
彼の短い人生を知っているからこそ
なんとも無念な様子が
こちらの胸に迫ってくる



そして読んでいて驚いたのは
夏目漱石が親友として登場し

正岡子規の元に集まる同好の士が
森鴎外や高浜虚子、伊藤左千夫等々
自分でも知っている文学者が
登場し、彼と同じ時代に
確かに生きて交流していたということ。


それは当然の事なんだろうけど
やはりこうして
彼らが同じ時代に青春時代を過ごし
まだ何者にもなっていない時を
感じることは新鮮な驚きだった。



作者が正岡子規という人間の
生涯を詳細に調べ上げ
彼がまさにその時代に生き
その隣で話を見聞きしていたように
その当時の空気とともに
描きだしていて
晩年の子規の無念さなどが
痛いほど伝わった。



描き方によって
その人の印象は随分変わる
正岡子規と言う人が
本当はどんな人だったかは
想像するしかないが
その手助けには多いになる作品だった。 


★100点満点で90点

soramove
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「ホビット 竜に奪われた王国」いよいよ、これから!って、良い所で終わった、巧い作りだ

2014年03月14日(金) 19時09分
「ホビット 竜に奪われた王国」★★★★
マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、
リチャード・アーミティッジ、ケン・スコット、
グラハム・マクタビッシュ、 ウィリアム・キルシャー出演

ピーター・ジャクソン監督、
161分 2014/2/28公開
2013,アメリカ,ワーナー
(原題/原作:THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG )




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「『ロード・オブ・ザ・リング』の前日談となる
『ホビット』3部作の第2弾、
もうこうなると最後まで付き合うしかない、
ラストは、すごく期待させて
次が早く見たい!
比べても仕方ないが『spec』とは大違いだ」



魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)に
誘われて、思いがけない旅に出た
ホビット族の青年
ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は
屈強なドワーフの一行と共に、
邪悪な竜スマウグに奪われた
ドワーフの王国を奪取すべく
様々な困難を力を合わせて乗り越えて行く。



『ロード・オブ・ザ・リング』の登場人物が
ちらほらと顔を見せてくれて
大好きだったあの壮大な映画を想いつつ
魔法の世界にどっぷり浸かった、
心地良い映像体験、
これぞ映画!大画面で見る喜びを堪能した。



ただしこの映画は主人公に肩入れして
彼らの冒険を一緒に闘う一員となるって
感じじゃないのが唯一残念。
どうも登場人部との誰も
親しみは感じないからだ、

ガンダルフくらいかな・・・
でも「ガンバレ!」って感じだしね。


「ロード・・」で感じた旅の仲間っていう
一体感は感じず、
まさに本を読んでいくように

どんな困難があるのか期待しつつ
それを圧倒的な映像で見せてくれるのを
ゆったり構えて楽しむような
そんなある意味気軽な映画鑑賞の時間。


しかしラストの作りは巧みだったな、
邪悪な竜スマウグを目覚めさせ
人間の街を襲おうと
翼を大きく広げて
空を暗闇にしたところで
エンドロールが流れてくる。

「えっ、これで終わり?」っていうより
とにかく「巧い作り方だな」と。



原作も全く知らないので
『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる
次の完結編に期待したい、
もちろん前売券を買って劇場を後にした。
満足の映像体験だった


★100点満点で85点


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「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」ヒット・ガールはパワーアップ、映画全体は前作に及ばず

2014年03月12日(水) 10時36分
「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」★★★☆
アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、
ニコラス・ケイジ、ジム・キャリー、
クリストファー・ミンツ=プラッセ出演

ジェフ・ワドロー監督、
103分 2014/2/22公開
2013,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:Kick-Ass 2:Balls to the Wall )



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「キック・アス、ヒット・ガールらが
ヒーロー軍団を結成し悪党と戦うアクション。
前作でマフィアの父親を殺された
レッド・ミストが悪党マザー・ファッカーを名乗り、
キック・アスやヒット・ガールのもとへ
次々と刺客を送り込む。
とまあ、バカバカしい内容なんだけど
そのつもりで見れば結構楽しめる」



冒頭から戦いのシーンでは
ヒット・ガールのミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)が
悪者の足をチョン切るシーンがあり、
エゲツナイシーンが多数あって
そういうのを覚悟して見ないと
軽い笑い満載のアクションじゃなく
結構グロイシーンも多いので
覚悟してても最初は軽く驚く事必至。



まあ、そういうノリで作られた映画だから
残額なシーン満載かと思えば
そうでもなく
親の言いつけを守って
ヒット・ガールが自宅謹慎中には
キック・アスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、
気の抜けたような仲間と
自警団みたいに
おかしな扮装で町の悪を退治するんだけど
こちらは脱力系で
ちっともヒーローっぽくは無い。



敵対する「悪」も
彼自体は全く強くないので
親の莫大な遺産から
お金で釣ってチンピラを集めて
キック・アスやヒット・ガールを
やっつけようとするなんともダメダメな敵役、
このマジなのかそうでもないのか
決めかねつつ進行していくのが
またなんとも面白くもある。


最後のヒーロー対悪役軍団の戦いなんて
グダグダで
その線を狙ったとしか思えないので
真面目なアクションは期待できない、

でも時々目を見張るようなアクションもあって
その揺れ具合も心地よかったりする。

真面目に見ることは想定外
ポップコーンでも食べながら
バカバカしい映画を見よう!と
劇場へ行くのが正しい味方か。


心を震わせる映画や
暗めの映画を見てばかりだと
時々はこんなぶっ飛んだ映画で
バランスを取るのもいいかと。

次の3作目で完結らしい、
次も見よう。



★100点満点で75点


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soramove

書籍「恋歌/朝井 まかて著」タイトル通りの優しい内容じゃない

2014年03月08日(土) 21時06分
書籍「恋歌/朝井 まかて著」★★★☆
朝井 まかて 著 ,
講談社 、2013/8/22
(290ページ , 1.680円)

<リンク:
>@



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第150回直木賞受賞作品


「樋口一葉の歌の師匠として知られ、
明治の世に歌塾「萩の舎」を
主宰していた中島歌子は、
幕末には天狗党の林忠左衛門に嫁いで水戸にあった。
尊皇攘夷の急先鋒だった天狗党がやがて暴走し、
弾圧される中で、歌子は夫と引き離され、
自らも投獄され、過酷な運命に翻弄されることになる。
「萩の舎」主宰者として
後に一世を風靡し多くの浮き名を流した歌子は
何を思い胸に秘めていたのか。
幕末の女の一生を巧緻な筆で甦らせる」

講談社HPより


樋口一葉のという名前は知っていたが
その師匠が中島歌子ということも
中島歌子という人、自体も
自分はよく知らなかった、
なので樋口一葉についてもっと
書いているのかと思いつつ読んだが
彼女はほとんど登場しないことに
最初戸惑いつつ
後半はそんなこと全く気にならずに
割と厚い本を一気に読んだ。



久々の読み応えのある小説体験だった。


幕末から明治の激動の日本が描かれている、
けれど水戸藩のゴタゴタなどは
初めて知った、
こいいうことだけでも
読んだ甲斐があったというもの。

待つ事や思いつつけるという
なんとももどかしい純愛、
そんな自分の気持ちを貫くのは
本当に難しい時代だっただろう、
その生きた時間を
短歌という世界に詠み込んでいったのだろう。



優しい恋愛小説なんかじゃない、
凛とした女性が確かに存在していたという
激しく切なく
とても愛おしい小説だった。


作者の名前も今回初めて知った、
読んだのも初めてだ、
他の作品を読んでみよう


★100点満点で80点


soramove
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「ダラス・バイヤーズクラブ」自己チュー極まりないのに、愛らしく見えるのは何故?

2014年03月05日(水) 19時09分
「ダラス・バイヤーズクラブ」★★★★
マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、
ジャレッド・レト出演

ジャン=マルク・ヴァレ監督、
117分 2014/2/22公開
2013,アメリカ,アスミック・エース
(原題/原作:DALLAS BUYERS CLUB )



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「今年度のアカデミー賞主演男優賞に輝いた、
数多くいるイケメン俳優のひとりが、
見事に殻を破って、その才能を開花させた、
その瞬間を見たような気がして
映画の描く内容共々、心が震える」


助演男優賞もジャレッド・レトが獲得している。


テキサスで酒とロデオに明け暮れる男たち
彼らはゲイを告白しエイズを発送した男優の
ロック・ハドソンを嫌悪する発言を
嘲笑とともにしている、
80年代エイズ発症が報じられた当時は
その病気はゲイの病と言われていた。


主人公のロン(マシュー・マコノヒー)は
自堕落な生活をしていたが
ある時、仕事場で事故に遭い
病院に運ばれ、
そこでエイズに罹っていると告げられる、
そんなはずはない自分はノーマルだと
一蹴するが、確実に体は蝕まれていく。


治療薬は少なく
確実に死は訪れる
アメリカで未承認の薬があると知り
それがこのままでは手に入らないと分かると
彼はそれまでとは違う面を見せる、
ハッキリとスイッチが入って
やせ衰え目をギョロつかせて
異様であり痛々しいのに
悲壮感がないのは
彼はギリギリの自分の生を生きていたからだ。



政府と薬の製造メーカー
承認する機関
彼が闘うのは個人としてはあまりに巨大、
始めから立ち向かえる敵じゃない
彼は法の抜け穴を
綱渡りしつつ
自分を生かすために
その結果、多くのエイズ患者を助けることになる。



強い人間になりたい
時々思う事がある
ただギリギリの選択を迫られた事は
自分は無いんだなと
この映画を見ていてホッとする、

その時、強く生きられるか
それは分からないな
でも勇気は随分もらった


それは別に死の病に限らず
日々の色んなところで
自分達も色んな選択をしている、
ほとんどの場合「まあ、いいか」
そんなふうに考えているが
「それでいいのか」と
突き付けられた気がした。


まさに主演男優賞ものの演技
スゴイ役者だ。


★100点満点で85点


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「大統領の執事の涙」タイトルが感傷的すぎる、実際は骨太な作品

2014年03月02日(日) 15時13分
「大統領の執事の涙」★★★★
フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、
ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、
キューバ・グッティング・Jr、テレンス・ハワード、
レニー・クラヴィッツ、ロビン・ウィリアムズ出演

リー・ダニエルズ監督、
123分 2014/2/15公開
2013,アメリカ,アスミック・エース
(原題/原作:THE BUTLER )




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「実在したホワイトハウスの黒人執事の
人生をモデルにしたドラマ。
奴隷から大統領執事となり、
7人の大統領に仕えた男の
波乱に満ちた軌跡を追う。
黒人の近代史と重なり
シドニー・ポワチエがアカデミー賞を受け、
オバマ大統領誕生が
いかに歴史的なことか実感できる」



タイトルが感傷的すぎるのが気になるが
内容は骨太な同情さえさせないような
美しい魂の物語だ。



ケネディを含めて7人もの大統領に
仕えた主人公の人生は
アメリカの人種差別の歴史と重なり
執事でとして働く間は
個人の意見を持たず
ひたすら家族を育てることに
心を注いできた普通の男が描かれる。


のほほんと暮らしている
自分なんかに本当の苦しみは
実感出来ない
でも怖さは分かる気がする。


常に周囲に気を配り
最高のおもてなしに努める黒人執事たち、
人種差別撤廃をうたいながらも
そのホワイトハウスの内部でも
黒人は白人に仕え続ける。


公民権運動、キング牧師の暗殺
大きなうねりの中で
変わらず仕事をしながらも
息子は運動に深くかかわり
そのことで父と息子は距離を置いてしまう。
どちらもが正しく
だからこそ相容れないのは
とても悲しいことだ。



歳月が経過し
49歳のオバマ大統領が誕生
信じられない歴史的瞬間、
主人公は感慨深く見つめる。


ただ自分なりに正しく生きてきた男、
家族を守り、仕事を忠実にこなし
多くを語らず
そんなごく当たり前の事が
彼の穏やかな表情から伝わる
それがどんな大変なことだったか。
食い入るように見つめた。



映画としても
アメリカの近代をひとつの視点で網羅し
興味深い内容だった。


★100点満点で85点


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soramove
2014年03月
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