映画「ワンドゥギ」何も無くても、明日何か見つければいい

2013年05月31日(金) 19時09分
映画「ワンドゥギ」★★★★wowowにて
キム・ユンソク、ユ・アイン
パク・スヨン、イ・ジャスミン
キム・サンホ、キム・ヨンジェ 出演

イ・ハン監督、
108分、2012年4月28日より全国公開
2011,韓国,CJ Entertainment Japan
(原題/原作:THE LAST STAND)





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「ベストセラー小説を映画化し、
韓国で530万人を動員した大ヒット作。
荒くれ教師と、
夢も希望もない高校生ワンドゥクの
不器用な交流を描いた人間ドラマだ。」



ここまで韓国映画の上映が少なくなると
最近の韓国でのヒット作の動向も分からない

主演を張れるような有名俳優じゃなく
小粒な秀作が見たいものだと
思っていたところにwowowが
最近のヒット作を
まとめていくつか放送してくれたので
録画してさっそく見た。


ソウルの衷心から少し離れただけで
ビルは無くなり
路地を挟んで低層階の住宅が
ギッシリ建っている、
そんな一角のビルの屋上に
後から建て増しされたような小さな家
そこが主人公が父と伯父さんと暮らす家。


高校生のワンドゥギ(ユ・アイン)の願いは
ことごとく干渉してくる
近所に住む担任トンジュがいなくなること。
せっせと教会に通って
案外真面目にそんなことを祈ってる。
バカだなぁと思うけど
高校生の頃って
大人びた事を考えつつも
どこか間が抜けて子供っぽい所もあるから
その間抜けさが憎めない。



現在父は定職を持たず、
市場でバッタモンを売って
日銭を稼ぐような毎日、
知恵遅れの伯父さんは
心優しい父親が面倒を見てるが他人だ。


勉強は出来ないが
無気力って言うわけでもなく
何か自分のしたい事を求めつつも
そうしたら良いかも分からないような
焦りと怒りと
絶望に近い様なものを抱えながら
その行き場を見つけられない。



明るい未来を描ける環境というのが
子供には理想だ、
でもそう簡単では無い、
主人公は別れた母親がフィリピン人だと知り
父親に隠れてこっそり会ったり、
相変わらず担任に怒られたり
そんな日常を繰り返しつつ
キックボクシングにのめり込む。


何かを強烈に描く様な映画じゃない、
でも細かいエピソードのいくつかは
確かに高校の頃には感じた
砂を掴むような
漠然とした不安を良く伝えている



何か決定的な転機があって
そしてこれからはハッピーに・・・、
なんて甘い映画じゃないけど
なんか力が湧いてくるような
良い映画に出会った。



★100点満点で80点


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soramove

映画「県庁おもてなし課」映画は直球すぎるけど、高知県には行きたい

2013年05月30日(木) 19時31分
映画「県庁おもてなし課」★★★☆
錦戸亮、堀北真希、高良健吾、関めぐみ出演

三宅喜重監督、
120分、2013年5月11日より全国公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:県庁おもてなし課/有川 浩)





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原作は発売時に買って読んでいる。↓クリックすると書評記事に飛びます。
書籍「県庁おもてなし課」うまくいかなくても、その方向さえ向いていればいつか。←クリック


「高知県庁・観光部に
観光促進を目的とする
「おもてなし課」が発足した。
ネーミングは結構イケてる、
でも決まっていたのは名前だけ
高知県を愛する著者の原作を
全くそのまま映画化した作品。
せっかくの映画なので
映画的な世界を見せて欲しかったので
映画の出来は悪くは無いが
原作のまんますぎてビックリ」



高知県について知っている事は
少ない
原作本を読んだけれども
山や海、一級河川
手つかずの自然という
キーワードとして舞台を理解しだけで
あとは頭で想像していたが
この映画でそれらのキーワードと
実際の風景が重なった、
それはすぐにでも行って見たくなるような
豊富な資源を秘めた土地と分かるのは
やはり映像の力だろう。



おもてなし課の若き職員の掛水(錦戸亮)は、
絵に書いた様な好青年で
空気が読めない天然キャラ
それにアルバイトの明神多紀(堀北真希)も
かなり分かりやすい性格で
まるでマンガのような主人公達

でも原作もこんな感じだったので
違和感はないけど
どこかでお互いの背景を
ひとつエピソードでも入れて
深みが欲しかったな。

ただ単調になりそうなシーンを
救っているのは高知弁の
やわらかいイントネーション、
なんか笑っちゃう
良い雰囲気だ。



主人公達が子供の頃から知っている
街のイベントや
いつも側に在る美しい海など、
そこに価値を見出すのは
あまりに近すぎて難しいのも
なんか分かる、そういうものだ、
でもそのままでは提供できない、
そこに人を呼ぶ工夫が必要だ。

この映画は「県おこし」をテーマにしてるが
その方法を提示しているわけではない、

やはり県民全体で問題意識をもって
どう対処すべきか
そのあたりのヒントを与えてくれる。

少しくらいの何かで
画期的に世の中が変わる事は無い、
でも何もしなければ
そのスタートもきれない

単純なくらいのストーリー展開で
映画にするほどの
何かは無かったのが残念。
でもまだ行った事のない高知県に
一度は行って見たいと思った。

FDAで検索してみると
名古屋→高知は片道8.800円から
これなら行けそうだ。

★100点満点で70点


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soramove

映画「私は王である!」コメディタッチの大王誕生の物語

2013年05月29日(水) 19時09分
映画「私は王である!」★★★★チュ・ジフン、イ・ハニ
イム・ウォニ、キム・スロ、キム・ソヒョン出演

チャン・ギュソン監督、
120分、2013年5月12日より全国公開
2012,韓国,ポニーキャニオン
(原題/原作:I am the king )





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「李氏朝鮮第4代国王・世宗大王は
韓国では最も偉大とされ尊敬を集める王、
そんな有名な王の即位までの3カ月は、
謎に包まれていて
その3カ月を描いたのがこの作品、
このところ面白い韓国映画に当たっていて嬉しい」



1418年の李氏朝鮮の時代、
国王は次期王位継承者に
三男の忠寧(チュ・ジフン)を指名するが、
本を読み、気ままに暮らす現在の生活を続けたいと
宮殿から逃げ出してしまう。


その時、酔って道端に寝ていたドクチル(チュ・ジフン)と
服を取り換えて逃げるのだが
このドクチルと忠寧がウリ二つだったことから
コメディタッチのドタバタが始まる。
先日の「王になった男」と似てなくもないが
こちらはゆくゆくは国民から尊敬される
大王の成長の物語となっていて
笑えるし、でも結構感動するという
韓国映画王道の作りとなっている



宮殿から少し足を延ばすと
飢えた人や過酷な労役で苦しむ人々を目にする、
国政は関係ないと思っていた忠寧は
次第にこれを変えるには
自分がまずは国民の為に何が出来るか、
考え始め、やっと目が覚め
自分の運命を受け入れる、
前途は洋々、けれど困難が多いことも分かっている。



こんな風に国の成り立ちは違っても
たったのお隣の国
国民の為、豊かな生活
求めるものは日本も同じ、
ただ「過去」の事実が横たわり
なかなかお互いに歩み寄れないのが
今の状況だけど
こういう映画をみると
ほぼ同じ様な国民性であり、
何とかならないかなぁと切実に思う。



過去を学んで
正しく向き合って
正すべき事は正して
もっと理性的になれるはず、
こんなに身近なのに
少し前よりお互いの目の前の河は
深く川幅も増しているようで残念だ。

映画は結構面白くて
やはり劇場で
もっと韓国映画を見たいものだ。



★100点満点で75点

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soramove

書籍「謎の独立国家ソマリランド/高野 秀行著」真の意味の冒険ってまだまだあるんだと実感

2013年05月28日(火) 19時09分
書籍「謎の独立国家ソマリランド/高野 秀行著」★★★☆高野 秀行著 ,
本の雑誌社 、2013/2/19
(520ページ , 2.310円)





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潜入すること計4回。
4年に渡る長期取材の末、
謎の国家の全貌が明らかに



「終わりなき内戦が続き、
無数の武装勢力や海賊が跋扈する
「崩壊国家」ソマリア。
その中に、独自に武装解除し
十数年も平和に暮らしている独立国があるという。
果たしてそんな国が本当に存在しえるのか?
事実を確かめるため、
著者は誰も試みたことのない方法で
世界一危険なエリアに飛び込んだ──。」

本の雑誌社WEBページより


高野 秀行の本はこれで4冊目くらい、
届いた本の分厚さに圧倒されつつも
この重みは好きなので
早速読み始めた、
「ソマリア」という国だか地域なのか
その名前は知っているが
紛争の絶えない
大変な地域というくらいの認識。



ソマリアは、地図で見ると
国土はとても特徴的な形をしていて
アフリカの角と呼ばれる意味が分かる、
エチオピアやケニアと国境を接し、
インド洋に面している

1991年勃発の内戦により国土は分断され、
現在の国土は暫定政権の南部と、
1998年7月に自治宣言した北東部のプントランド、
91年に独立宣言した北部の旧英領のソマリランド共和国と
大きく3分割されているようだ。


ソマリアが大変なことになっている
そのくらいの認識しかないが
著者はソマリランドは国連から未承認ながら
独立国家として平和に自治をしていると聞き、
参考になる本や文献も少ない事から
「じゃあ、自分が行くか」
そのくらいのフットワークの軽さで
友人のカメラマンとソマリランド入りを果たす。



初めての土地、
しかも物騒な事この上ないという
知識だけが先行するものだから
何もかもが身構えたような感じになる、
これはバックパッカーなら
程度の差はあるが
誰もが同じような感覚を覚える瞬間がある。


何でも見てやろう
そんな気概に満ち溢れて
取材対象とやり合うというより
彼らの生活に溶け込むというか
寄り添うくらいの親密さで
なかなか建て前しか聞き出せない所を
彼らの本音を導き出している



外国のジャーナリストを名乗る人に
誰だって自国を良く思われたいだろう、
だから短時間の取材は
取材する側がある程度
「こうあって欲しい」という
答えに沿った解答を引き出そうとすることが多い、
でもこの本を読んでいると
同じ事柄でも
人によって答えは違うし
それらを書いていくとこんな分厚い本が出来上がる。


でも結局は「よく分からない」というのが
答えなのかもしれないが

そこで暮らす彼らだって
一枚岩じゃないのに
「ソマリランドは・・・」と
誰が断言出来るだろうか。


ただ著者の実際見たソマリランドと
その周辺の地域の様子は
真実であり
その中で大変な苦労をしながらも
好奇心一杯に動き回る著者の姿は
確実に読み取る事が出来た。



覚醒作用のある「カート」という葉っぱを噛み、
彼らの宴会で本音を聞き出そうとするが
著者の写真が本書の冒頭にあって
なんだかそれまでの冒険家らしい
ガッツリした体系をイメージしていたが
割とというか線の細い感じの人で
なんか肩すかしをくらった気分。

まあ、内容とは関係ないんだけどね。

ひとつ気になったのは
分かりやすくしようと
日本の戦国武将になぞって
登場人物を開設してくれるんだけど
これは不要だった

かえってゴチャゴチャして分かりにくいので
単純に目で見て分かるような表でよかったはず。


次は何処へ行き
何を書くのか楽しみだ。


★100点満点で75点

soramove

映画「カルテット!人生のオペラハウス 」名優の初監督作品は手堅い出来。

2013年05月27日(月) 19時09分
映画「カルテット!人生のオペラハウス 」★★★★
マギー・スミス、トム・コートネイ
ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ
マイケル・ガンボン、ギネス・ジョーンズ出演

ダスティン・ホフマン監督、
99分、2013年4月19日より全国公開
2012,イギリス,ギャガ
(原題/原作:QUARTET)





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「ダスティン・ホフマン初監督作、
来日してTVでも見かけたが
本人の脂っこい演技とは打って変わって
音楽家達の老人ホームを舞台に
喜びや悲しみなどを
声高に言うのではなく
サラリと上質な映画が出来上がった」



引退した音楽家たちのためのホーム、
ビーチャム・ハウスでは、
ホームの存続をかけたコンサートの
準備に追われていた。
とはいえ、お城の様な立派な建物に
優雅な庭、音楽に囲まれた環境、
財政難がどこから来てるのか
今ひとつ不明だった。

かつてのプリマドンナジーンが
「私は一文無しになっちゃった」
というのを聞いて、
慈善的な施設だったのかも、
存続の危機と言いながら
彼らは皆、優雅に過ごしているので
その意味の切迫感は無かった。



ただ理由はどうであれ、
コンサートが無事に成功するかどうか
そのクライマックスに向けて
年をとったとはいえ
過去に色々あり、
そして過去の栄光が
現在の自分を許せないという
なんとなく気持ちは想像できる状況など、
テンポよく進んで行くので
まだるっこしさがなくて
99分はあっという間。



年をとっていけば、
これまで簡単に出来た事が
難しくなり、それを自覚することを
受け入れながら、何とかやっていくしかない、
心では分かっていても
実際に自分に降りかかってきたら
どんなふうに受け止めて
受け入れていくのだろう。

何か才能があるって
素晴らしく、そして羨ましいことだ、

この映画のラストは
この時点でのハッピーエンドだけど、
終わりはそれ程遠い未来じゃない、
自分がどう生きたか、
そんなことを納得出来るのだろうか、
高らかな歌い声と
4人のカルテットが心に響く。


★100点満点で80点


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soramove

映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女 」この映画のどこをどう評価したのだろう?

2013年05月24日(金) 20時09分
映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女 」★★★
クヮヴェンジャネ・ウォレス、ドゥワイト・ヘンリー 出演

ベン・ザイトリン監督、
93分、2012年4月20日より全国公開
2012,アメリカ,ファントム・フィルム
(原題/原作:BEASTS OF THE SOUTHERN WILD)





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第85回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞ほか4
部門にノミネートされた



「低予算映画ながら
アカデミー賞の主要部門にノミネートされ
かなり期待していた作品、
低予算映画がもうひとつのウリでもあるが、
確かに低予算映画、
ゴミを漁るような生活を描き
破綻は無いが、
この映画に感動する部分は無かったな」



どこをどう評価したのだろう?
アカデミー賞なんて関係ないと思いつつも
どこか「ちゃんとした映画」というお墨付きでも
もらったように、
見る方も先入観を持って
見る訳で、
その点ではこの映画には酷な結果となった。



「低予算映画だけど
結構面白いよ」
くらいの前評判なら
ここまで落胆しなかったハズ。


主人公は父親と、“バスタブ”と呼ばれるコミュニティーで
その日暮らしをしていたが
大型の嵐が彼らの土地を水浸しにし
楽園のような日常を奪ってしまう。



自然の獰猛さは
映像で見なくても
身を持って分かっている
人間はただ「災難」が通り過ぎるのを
じっと待つだけだ

それでも「待つ」という行為にも
色々ある事もなんとなく肌で感じている、
受け身じゃなく能動的な「待つ」時間もあると。

そんな大震災がらみの
実際の記憶も映画に混ざっていく、

そして描かれる主人公達の生活は
やはりどこか絵空事で
どうにもリアルな感じを受ける事が出来ず
それが最後まで尾を引いて
この映画を全く楽しめなかった。


なにしろ「小汚い」のもダメだったな。
彼女はこの後どんな生活を送るのだろう・・・
想像してみたが
どーでもいいか、
そんな気分。


★100点満点で60点


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soramove

書籍「夢幻花/東野圭吾著」黄色いアサガオをこの夏は探してみようか

2013年05月22日(水) 18時22分
書籍「夢幻花/東野圭吾著」★★★
東野圭吾著 ,
PHP研究所 、2013/4/18
(371ページ , 1.680円)



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「独り暮らしをしていた秋山周治が殺された。
遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。
梨乃は祖父の死後、庭から消えた
黄色い花のことが気にかかり、
ブログにアップする。
ブログを見て近づいてきたのが、
警察庁に勤務する蒲生要介。
その弟・蒼太と知り合った梨乃は、
蒼太とともに、事件の真相と
黄色い花の謎解明に向けて動き出す。
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」
と著者自らが語る長編ミステリ。」

PHP研究所HP紹介文より


厚めの本も読みやすいので
どんどんページをめくっていける、
でも心躍るようなワクワク感は無かったな

主要人物3人が途中で交錯し
殺人事件に絡んで
人間模様が浮かび上がっていく。


そつないストーリー運びで
途中で投げ出すようなことはなかったけど
新鮮な驚きは少なく、
登場人物のほとんどは
語り尽くされたキャラそのもの


もっと人間は多様で複雑だ
ストーリーの展開上
あまり手を広げ過ぎて
破綻してしまうより読みやすいが
心のどこかにひっかかり
気になるような「何か」は無かったのが残念。



夏になると見かけるアサガオの花、
赤や紫の鮮やかな花を思いだすが
黄色い花は無いそうで、
それが江戸時代には普通にあったという事から
着想を得て連載した小説に
今回大幅に加筆、修正して出版したらしい、
その話の発端を知ると
作家という自由なイメージの発展を羨ましくも思う。



普通は何かしらの情報は
一方通行が多い、
「へぇ、そうなんだ」
そして自分の前を通り過ぎていく、
時々別の機会に同じ様なことを聞いて
そういえばそんな事を新聞で読んだなぁなど
思う事はあっても
そこからミステリー小説を書きあげるのだから。


この作品は多作な作家の
通常の一作という感じ、
力作って訳じゃないが
読書の時間は楽しめたので
それで充分。

海外ミステリーしか読まなかったが
いくつかの日本発のミステリーも
結構楽しんで読んでいる。

★100点満点で60点

soramove

映画「死霊のはらわた 」残虐描写はたっぷり、おどろおどろしさは減退

2013年05月20日(月) 14時03分
映画「死霊のはらわた 」★★★☆
ジェーン・レヴィ、シャイロー・フェルナンデス
ルー・テイラー・プッチ、ジェシカ・ルーカス
エリザベス・ブラックモア 出演

フェデ・アルヴァレズク監督、
91分、2012年5月3日より全国公開
2013,アメリカ,ソニー・ピクチャーズ
(原題/原作:THE EVIL DEAD)





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「劇場での予告編は見逃した、
でも公開はポスターで知って
楽しみにしていた作品、
サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』は
劇場では見た事がないが
レンタルで、そして深夜放送で
何度か見た作品だ、
安っぽいけれど
ゾンビ映画が好きなら大満足できる、
そのリメイクを見た」



こういう作品は、さじ加減が難しい、
“それ”を見せてしまうと
こちらの想像力を減退させてしまうし、

あまりにもったいつけて
「さてそろそろいいぞ」と
こちらの受け入れ態勢が整ってからだと
かなり頑張らない限り
合格点には届かない。

さて、このリメイク作品はどうだったかというと
チェーンソーでぶった切ったり
電動クギ撃ちから放たれるクギが
肉体にバンバン刺さっていくシーンなど
痛くて残酷なシーンはかなり頑張ってた。


でもこの作品って
森に潜む不思議な「もの」の存在の
曖昧な部分で
見る者の想像力を恐怖の中で
刺激していくというのもテーマのはず。


後者は手抜きというか
おどろおどろしさは
物足りなかったな

これはホントに難しいことなのだろう、
見せてしまえば
もう正面切って過激な描写を
繰り広げなければならないし、
見せないことで盛り上げるなら
演技や演出が重要になる。

どこに重点をおくかで
その作品の立ち位置が変わり
それによって受け手側の印象も変わる、

血みどろホラーを期待するなら
この映画はその期待にまあまあ
答えてくれている。

大画面でこの残酷なシーンを見る時は
半分視界を手で覆いながらも
画面のどこかの部分は目にしていたいし、
でも全部直視するには
痛すぎるしと
これは映画館の大画面の醍醐味、
その点では充分に楽しませてもらった



傑作!とは言えないが
これならレンタルでも
もう一度見てみたい。

★100点満点で80点


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soramove

映画「図書館戦争 」無関心が引き起こした悲劇

2013年05月18日(土) 9時25分
映画「図書館戦争」★★★★
岡田准一、榮倉奈々、田中圭
栗山千明、石坂浩二、福士蒼汰
西田尚美 、児玉清出演

佐藤信介監督、
128分、2012年4月27日より全国公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:図書館戦争 /有川浩)





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「有川浩は、好きな作家
だけど、このシリーズは読んだ事が無い、
アニメになっていたことは知っていたが
そちらも見た事が無いので
大丈夫かな?と思いつつも劇場へ。
本好きの心を刺激するキーワード満載」



青少年の凶悪な犯罪が起こると
少年は残酷な描写の多い映画を見ていただとか
本の記述を模倣したような犯行などは
それらが悪影響を与えたと報道される、
確かに全く影響がないとは言えないだろう、
でもそれが引き金になり
それだけが原因とは言えないだろと
いつも首をかしげる事になる。

時は元号「正化」という架空の時代の日本、
「メディア良化法」が制定され、
厳しい検閲が行われ
大量の本が廃棄される事態に、
本を守る良識派が結成したのが「図書隊」、
このあたりをテンポ良く描いているので
違和感なくその架空の時代を体験する。



引き金となった何者かによる図書館襲撃、
そこで殉職した館長として
懐かしい顔が登場する
そう、児玉清さんだ。
有川浩の別の作品にも出てたっけ、
児玉さんの顔が映し出されると
本を熱く語っていた姿を思いだす。



権力から「図書」を守る
そんなバカバカしい絵空事だから
設定を受け入れられないと
この映画は楽しめないが

「本を守る」ということを
別の何かに置き換えれば
個の戦いの意味はぐっと身近に感じられそう。


この映画は「表現の自由」を
声高に伝えるものではない、

それよりも「大きな力」が何処かの方向に向かい、
それによって大切な何かが失われる事もあり、
それらも結局は国民の意思によるもので
小さなきっかけから
それがどんな結果をもたらすのか
そんな想像力も必要だと感じた。



原発問題は大震災からこちら
色んなところで噴出している、
でもこの結果をもたらしたのも
自分達、日本国民全体の意志から始まった、
そう思うと「無関心」は怖い
何事も鵜呑みには出来ない、
なんか身が引き締まる思いだ。



映画はアクションあり恋愛あり、
色んな要素が散りばめられて
結構面白かった。

★100点満点で80点


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soramove

書籍「ルクセンブルクの迷路/クリス・パヴォーネ著」元CIAの主人公が異国でご乱心

2013年05月15日(水) 20時17分
書籍「ルクセンブルクの迷路/クリス・パヴォーネ著」★★☆
クリス・パヴォーネ著 ,
早川書房 、2013/2/22
(584ページ , 1.092円)





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「ワシントンDCに住むケイトは、
夫が新しい事業を始めるルクセンブルクに
息子たちとともに移住した。
やがて彼女はマクレーン夫妻と知り合うが、
夫妻にはどこか怪しげなところがあった。
何か犯罪を企んでいるのか?
それとも以前ある組織に属していた
ケイトの過去を探っているのか?
あるいは彼女の夫を狙っているのか?
疑惑の迷路の中で、
彼女は想像を絶する事実を知ることに。
意想外の展開が連続するサスペンス巨篇。」

ハヤカワミステリHPより


文庫の帯にはジョン・グリシャム、
パトリシア・コーンウェル絶賛! とある、
全部が全部信じる訳じゃないけど
新人発掘のヒントにはなるので
早速ネットで購入し読み始めた。

これがまだるっこしい文章で
翻訳で読むからリズムが悪いのか
単にストーリー展開がヘタなのか、
どうをどう絶賛したんだと
途中で首を傾げる、
帯に騙されたクチである。仕方ないけどね。



元CIAで働いていた主人公ケイトは
旦那が高給で転職したことをきっかけに
仕事を辞めて家族でルクセンブルクに移住し、
そこで出会う新しい友人と
なんとかうまくやっていこうとするが
そこは元CIA、何だか出会う人々が
どこか胡散臭く
何か企んでいるとし思えなくなって・・・。

常に旦那の稼ぐ金額が気になるような
記述が出てくるが
元CIAという主人公は
それ程高給はもらっていなかったのか、

そのあたりをかなりページを割いて
くどくど書いてるのをみると
CIAでも優秀な職員って訳じゃなかったのだろうか、
本人の回想ではかなり重要な仕事もし、
時には人を殺害することもあったようだ。

そのあたりの人物設定が
なんか統一されていなくて

彼女の動揺が
単にから騒ぎしているのか
プロの勘なのか
どうにも判断出来ない

そんなこともあってか
彼女の抱える不安が
本物なのか、ただの妄想なのかも
もうひとつこちらに迫って来ないので
ただただ長く退屈な挙動不審の女の妄想を
延々と読ませられているようで
旦那のしている事が分かっても
衝撃もないし
ラストまで読んで
ほっとした。


それだけ。

★100点満点で60点

soramove
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