2008年・年間映画興行成績

2008年12月31日(水) 0時09分
2008年・年間映画興行成績(12/15発表)
   
1 崖の上のポニョ 154億円



2 花より男子ファイナル 77.5億円



3 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 57.1億円



4 容疑者Xの献身 50億円


5 レッドクリフ PartI 48億円


5 劇場版ポケットモンスター 48億円


7 相棒 劇場版  44.3億円


8 アイ・アム・レジェンド 43.1億円


9 ザ・マジックアワー 39.2億円


10 20世紀少年 39億円


2位の「花男」と5位の「ポケモン」は見てません、
必ずしも良い映画が上位に行くわけではないけど、
まあ話題性から見ても、それなりの結果。


soramove
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今年は160本に届かなかった、
200本以上見た年もあるが、来年からはもう少し減らして
本をたくさん読もうかと考えています。

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「ワールド・オブ・ライズ」ディカプリオの渾身の演技も、伝えることは少ない

2008年12月29日(月) 16時44分
「ワールド・オブ・ライズ」★★★☆
レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ主演
リドリー・スコット 監督、アメリカ、128分



ー硬派な映画ながら見応えアリ
 過剰な演技ほどは伝わるものは少ないー



リドリー・スコットにラッセル・クロウとくれば、
名作「グラディエーター」が浮かび
見る前から期待してしまう。

中東を舞台にいまだ根強い
反アメリカ的な組織のテロを
連想させるようなスリリングな展開。


ディカプリオは体を張って頑張ってる、
彼の思いついたウソで
テロ組織のボスをあぶりだそうとする計画が
実行されていくのはリアルに感じた。

これに対しラッセル・クロウは太って精彩がない、
というか、この映画に得には必要がなかったように
感じた、とりあえずビッグネームを集めたのかもしれない。

それよりヨルダンの街の様子や
人々の生活を見せてくれたほうが
よっぽど興味があったな、

宗教や国家間の考えの違いが
今でも多くの人の命を危険にさらし、
ホント無駄なことをし続けているのだ。

先日パレスチナのガザでまた争いが始まった、
他者を受け入れられないという
バカバカしい事実は相変わらず無くならないのだ。

ヨルダンの青空マーケットで
ディカプリオが買い物をするシーンや
道端にまでせり出した
たぶんチャイなどを飲ませる店等々、
まだ見ぬ国の日常が垣間見えて
テロ組織対CIAとかでなく
旅行者若しくは駐在員とかの
外人から見た異国を丁寧に描いたものが
見たいなと感じた。

人工衛星でピンポイントで人を見分け
追跡するのを見ると
快晴の空のときは空を見てチェックしようかなと思う、
どこまでが事実なのかは分からないが
それこそ空から俯瞰したら
アホらしいことを人間はしごくマジメにしているのだ。

この映画の出来は悪くない、
けれど心にズシンと響くものはない
主人公のついた嘘で人が亡くなるが
その心の傷が浅すぎるのが
感情移入できない最大の理由なのだろう。

★100点満点で70点

soramove
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見応えはあるが、正月映画の華やかさは無い。

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「エグザイル/絆」これぞ香港映画、こだわりの作品

2008年12月28日(日) 0時09分
「エグザイル/絆」★★★★
アンソニー・ウォン 、ニック・チョン 、ジョシー・ホー 、フランシス・ン 、サイモン・ヤム 、リッチー・レン 出演
ジョニー・トー監督、2006年、香港、109分



大袈裟な音楽と
スローモーションのような
美しい銃撃戦、
お約束の決めのポーズ。

やってる、やってると
顔がニンマリしてくる、
溜めに溜めた暑苦しい顔のアップや
時折の間の抜けたような
笑えないジョーク。

全てが作り込まれ、
現実感は無い、
アリエ無いよと思いつつ、
ちゃんとそれを受け入れて見るのが
正しい見方だ(たぶん)。


最近は香港映画といえば、
頑張ってるのはチャウ・シンチーくらいで、
有名どころは
ハリウッドへ行ったりと、
真に面白い作品はなかなか見られないが、
この2006年の作品を
劇場でやっと見た、
こんなのが見られるのは、
名古屋ではシネマスコーレだけ

空いた劇場が寂しいが、来年も通うから
面白いの頼みます。

アクションの監督が
出演者とあれこれ言いながら
見せ方や、動き方を映画を撮りながら
楽しそうにやってるのが
伝わる映画で、見せてくれる以外のものを
こんなふうに感じ取れるのも幸せだ。

香港映画が勢いが無くなりつつある頃、
今度は韓国映画が元気で
一時は香港映画がほとんど
上映されないという時期もあったが、
良作はその間もちゃんと作られ
こうして時差があっても
見られるのは嬉しいことだ。

この男臭い、情けない映画が
どのくらいの人の目に触れるだろうかと
ふと考えた、
TVの深夜枠でもやりそうにない作品で、
映画館という空間でこそ
一対一の勝負みたいに
楽しめるのになと、
少し寂しくも感じながら、
ラストシーンに、心の中で
「やったね」と拍手。

来年も面白い香港映画が見られますように!

★100点満点で80点

soramove
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見せ場以外はつじつまがあってるのかどうかも
危うい作品だけど、香港映画の血は流れてます。

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「ブロークン・イングリッシュ」本音は言えば良いってもんじゃない

2008年12月26日(金) 20時58分
「ブロークン・イングリッシュ」★★★
パーカー・ポージー、メルヴィル・プポー、ドレア・ド・マッテオ出演
ゾーイ・カサヴェテス 監督、2007年、アメリカ



自分の事を他人に話すか、
話さないか、
もちろん時と場合によるし、
何と言っても相手にもよる。

初対面に近い人にも
自分のことを「ここまで言うか」って
思うくらいブッチャケ、話す人がいる。

これまでのことや、これからの夢まで
もちろん日々感じているあれこれ等々。

この映画の主人公は30歳独身、
小さなホテルのVIP担当の
お客様係りのような仕事をしている。

ただイメージするかっちりとしたスーツで
柔らかい笑顔を絶やさないホテルマンという
感じじゃ無く、
机の上に両足をかけて電話対応し、
パソコンに向かいながら物を食べるような
ちょっとだらし無い感じだ。

彼女は母親に
「どうして私は誰にも愛されないんだろう」と
涙ながらに話したりもする。

そして運命の出会い、
果たして彼女の選択は。

今までの映画と違うのは
あまり前向きな感じじゃ無く、
努力とか現状をなんとか変えようとする
前向きさもあまり見えないところか。


だからこれで幸せになれるのは
ムシが良すぎるようにもかんじるが、
棚からぼたもちのような幸福を
願っているのか、
どうも共感するには
程遠い感じだ。


でもこんなものなのかもしれない、
あまりに前向きで頑張ってるから
幸せを掴めたとなると
それもキツイと感じるのが現代なのか。

新しい才能とまで宣伝されてたが
そこまでは感じなかった。

そつない出来は新人監督とは思えないが
新人らしい鮮烈な何かはなかった、
母親のジーナ・ローランズが出演してるが、
まだまだ安心は出来無さそう。

★100点満点で55点

soramove
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ニューヨークが舞台なのに
いわゆる摩天楼などでない不思議な映画だった。


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「チャイルド44」ロシアが舞台の新鮮ミステリー

2008年12月25日(木) 0時09分
「チャイルド44」★★★
トム・ロブ・スミス著



スターリン体制下のソ連、
自由主義の常識とは全く違うところで
当然のように社会は動いていた、
この事実だけで、ミステリーと言うか
サスペンスたっぷりだ、
たぶんある程度は現実を描いたものだろう。

そう思うと、
個人の意思が押さえつけられた様な社会を
人間は受け入れてしまうものなのか、
何か違う、こんなことオカシイ
そう思いつつも人間はその苦しい枠の中で
それでも自分らしくやっていけるものなのか。

したたかであり
弱くもあり
だから愛しいのか。

寒い寒い国で子供を狙った
連続殺人が発生する、
その事件をめぐって国家保安省の
敏腕捜査官の主人公が
犯人逮捕の為に
踏み越えてはならない一線を越えてしまう。


こんなふうになら無いと良いがと
思う悪い方向にどんどんと進んでいく、
上下巻の読み応えのある作品だ。

映像になったら面白いだろうなと
思いながら読み進めた、
心の奥底の苦悩などが中心の
かなり難しい作品にはなるだろうが。

かなり面白く読めた作品だった、
でも実はラストを迎えてほっとした部分も、
そして蛇足的な部分に目をつぶれば
これはかなり良く出来た作品だ。

都会が舞台の慌しい展開の小説と比べ
新鮮なテンポと新しい感じの恐怖
しっかりとした描写で読ませてくれた。


でもなんだろう、読み終えるのがもったいないとまで
感じるには何か物足りなさも、
でもそれは贅沢なことだろう。

★100点満点で75点

soramove
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今年は文句無く最高!という作品には
めぐり合えなかったな。

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「地球が静止する日」大げさな割りに中身ナシ

2008年12月23日(火) 0時09分
「地球が静止する日」★★★
キアヌ・リーヴス 、ジェニファー・コネリー 主演
スコット・デリクソン 監督



世界中に突然現れた謎の球体、
球体から現れた宇宙人を銃撃してしまい、
治療中に宇宙人は回復し
人間の存在がこの地球を
脅かしていると警告する。

宇宙から地球を見ると
暗い宇宙に青い球体が奇跡のように浮かんでいる、
「生命」というものを強く感じる。

今、日本を始め世界中で「エコ」が
合言葉のように唱えられているが
究極は人間がいなければ、地球はもっと長く
美しい状態でいることが出来る。

そんなこと分かっているし、
資源の枯渇も分かっているのに
自分達はとりあえず今のうちは
重大な事実には目を背けているのかもしれない。


映画では科学者の女性が言う、
「私たちにチャンスをちょうだい」と。

そして、地球の危機は去るのだけど、
彼女だけがそんな気持ちになったところで
役目は果たせたのかな、
もっと強烈なメッセージを地球全体に
伝えないことにはダメなんじゃないかな。

とても尊いメッセージを持ちながらも
その「核」とも言うべき部分が全く弱く
伝わらないのが残念。


巨大スタジアムがあっという間に
崩れるシーンは凄いけれど
予告やTVで散々みてるから驚きは無かったな。

正月映画としては華やかさに欠け、
見た目の映像の凄さももうひとつ、
目ぼしい大作がないので期待したが
もちろん大きなスクリーンで見るほうが
感じるものは大きいが
見ないと損するって程じゃなかった。

★100点満点で60点

soramove
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キャッシー・ベイツは居るだけで存在感あるなぁ。

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「ファミリー・ポートレート」ページは増量、物語の深みは感じられない

2008年12月22日(月) 0時43分
「ファミリー・ポートレート」★★★凡作
桜庭一樹著、517ページ、1785円



手に持った時の厚みがいい、
まだ中を全く見て無いが、
その重さの分だけ期待させてくれる。

ひとりの少女とその母の物語だ。

出だしは次に何が起こるか、
少女は何を感じているのか、
物語りに引き込まれ
読み進めた。

ところが、
母親と離れてからは
別の物語のようになってしまい、
勢いというか、
スピード感はあるけど、
すべて軽薄な印象で
話にノレなかった。


主人公が直木賞をとったあたりは
自分の事も重ね合わせているかもしれないが、
ファンタジーの領域には到達せず、
かといって主人公の心の内を
この本の厚さをもってしても
表面をなぞっているくらいにしか
感じられず、ラスト近くには
読み飛ばすように終わらせたくて
しかたなかった。

あの手の重さを幸せに感じた気分は
どこかへ行ってしまい、
暴徒の面白そうな何かの予感も
それが何だったのか思い出せない。

直木賞受賞作「私の男」では
確かに感じた心の奥を揺さぶるようなものが、
この作品では全く感じられなかった。
残念。


色々な傾向の作品をどんどん書いているようなので、
次に期待したい。


★100点満点で55点
好きになれない作品だった。

soramove
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たぶん書くスピードは物凄いのだろうな、
その勢いは感じられる。

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「青い鳥」心の傷は簡単には消えない

2008年12月18日(木) 21時23分
「青い鳥」★★★★
阿部寛、本郷奏多主演
中西健二監督、2008年、105分



いじめによる自殺未遂のあった学校へ
そのクラスの担任の代用教員として
主人公がやってくる。

どもるその人をクラスの生徒たちは
冷たい目で見つめる、
何故なら、今は居ない
いじめられた生徒の机を
元の位置に戻して
毎朝その机に向かって挨拶をするからだ。

落ち着きを取り戻したかに見えた生徒たちに
動揺が広がる。

先日の「BOY A」でも考えさせられた
「罪は消せない」ということを
改めて考えさせられた。



だったら罪を悔いてもどうにもならないのか、
それは自分の心の問題だけなのか。


いじめた当事者の生徒が
「あいつ、新しい学校で友達出来てるといいな」と
会話を交わすが、
その生徒のさりげない気遣いに
ほっとさせられるけれど、
主人公の先生は言う、

「いじめられた本人はその事実を一生忘れない」

人間にはそれ程悪人は居ないと思って居るが、
でも些細な行動が相手を不覚傷つけてしまうことも
事実ある訳で、
人が2人以上居れば、何かしら摩擦というか
相手に影響を与えてしまう。

怖いなと思うし、
でも避けられないし、人間は他者の存在で
生かされているところもあるのだから、
怖がってばかりもいられないのだ。

難しい問いかけに映画はひとつの答えを出すが、
それを見ながら、
自分なりの答えを観客は出すだろう、
まずは目の前の相手と真摯に対することが
大切のようだ。

このタイトルはいまひとつ
ピンとこなかった。

主人公がしゃべるとき、どもるからか
彼の言葉を聞き取るために普段より注意して耳をかたむける、
「本気の言葉は心に届く」
本当にそうだ、
自分自身の心にも刻みたい。
(それが難しいことなのだけれど)


★100点満点で75点

soramove
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阿部ちゃん、いい味出してます。

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「252ー生存者あり」期待しなけりゃ、それなりに楽しめる

2008年12月16日(火) 0時09分
「252ー生存者あり」★★★
伊藤英明、内野聖陽主演
水田伸生監督、2008年



地殻変動と大型台風で
東京は大津波に襲われ、
地下鉄の中にまで海水が押し寄せ、
大惨事となってしまう。

そういう状況で
本当にこんな津波が起こるのかなど、
疑いだしたら、この映画は楽しめない。
アラ探しはやめて見ると
かなり迫力のシーンが続く。


人間って儚いようで
結構しぶといことも事実、
それでも極限状態で
他人の事まで心配出来るかなと
考えてはみるが、どうも出来そうもない、
せめて他人を苛立たせたりしないように
出来ることを協力することくらいか。


途中からテンポが落ちるので
この緊迫した場面でそれはないだろと感じるし、
ご都合主義的なラストは
完全にもったいぶりすぎで
僅かな感動の余地も奪っていて残念。

でも隣の席の人は「良かった」と
思わず声に出してたくらいだから、
それなりの出来となってはいたようだ。

せっかくだから、突っ込みどころを
目をつぶってと思うのに、
どうしても批判がましくなるのは仕方ない。

正月映画らしく
希望の持てる終わり方は良かった、
最近は暗いニュースばかりなので、
映画の中でくらい、最悪な結果はナシでと
思っていたからね。


そして2週連続で桜井幸子を見ることが出来たのは収穫。

★100点満点で65点

soramove
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こんなもんじゃないかな。

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「BOY A 」過去も自分自身、そして未来も

2008年12月14日(日) 0時09分
「BOY A 」★★★☆
アンドリュー・ガーフィールド、 ピーター・ミュラン主演
ジョン・クローリー 監督、2007年、イギリス、107分



「子供の頃に犯した犯罪により
少年院に入れられ、
14年間の刑期を終え
名前を変えて社会へ出る主人公」

過去に何かがあったことは連想できるが
それが何なのか暫くはわからない、
新しい関係を築く中で
過去を隠して生きることの
息苦しさに悩む主人公。

戸惑いながらも
必死な主人公の様子が
ドキュメンタリーのような映像で
すぐく身近に彼の考えを
自分も同じように考えながら
映像に見入った。

過去は消せない。

罪は許されるのか。

それでも生きているということは
そこで人は何かを達成し
過去の自分と向き合い
その瞬間、瞬間を
懸命に力を尽くすべきなんだろうな。

ただ自分達の普通の日常で
「懸命」であることなんて
そうそうあることではないけれど。

映画は特に何か答えを提示するでもなく、
唐突に丁度、ビデオの残量が
なくなったかのうように
プチッと終わる。

この余韻。

優しい歌なんて流れない、
知ったような歌詞なんて聞こえない

でも物語は映画の外で
続いていくのだ。

誰もが名前を持って生きてはいるけど
知らない人にとっては誰もが
「BOY A」でもあるのだ。

セリフでなく主人公の表情が
言葉以上に様々なことを伝える。

★100点満点で75点★

soramove
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新聞で沢木耕太郎が批評して気になっていた作品、
上映期間が短くてやっと見ることができた。

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