「ザ・シューター 極大射程」久々の娯楽大作、何も考えずに楽しめる

2007年06月12日(火) 7時38分
「ザ・シューター 極大射程」★★★★オススメ 
マーク・ウォルバーグ主演
アントワーン・フークア 監督、2007年、アメリカ(125分)



退役して山荘でのんびり暮らす主人公は
元海兵隊の名狙撃手。

政府の仕事を頼まれ、重い腰をあげるが、
それが政府内の陰謀に巻き込まれることになる。

久々の主演で元気な姿をみせた
マーク・ウォルバーグが追い詰められて極限状態の
主人公のギリギリの強靭な強さを好演して
嬉しくなる。

彼は「ブギー・ナイツ」で注目し
「ビッグ・ヒット」ではジャキ・チェンのファンという役どころなど
何故か気になる役者、最近はメジャーな映画から
遠ざかっているような印象だったが、見事この映画で復活、
逆に強大な敵を追い詰めていく。

冒頭から後半までは次々と展開する
危険な事態に目が話せない。
「面白い映画に出会った」喜びで
映画を楽しむ。

こんな気持ちは久し振り、
考えさせる映画とかも好きだけど
やはり大作の醍醐味は大画面で
大音響、あり得ないギリギリの偽リアル等々
見せてくれないとね。

ところがこの映画ラストがもうひとつ、
最後には敵いそうもないスンゴイ強い敵を
用意して欲しかったが
あまりにあっけない幕切れで
盛り上がった気分がどうにも解消されない。

ラストで爽快感を得られたら大満足だったが
少し残念。でも充分楽しめた。

★満足のこの映画100点満点なら85点

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「極大射程」というサブタイトルはイミ不明、
まあ何でもいいんだけどね。

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「インビジブル・ウェーブ」見るべきところのない映画

2007年06月10日(日) 21時51分
「インビジブル・ウェーブ」★★☆
浅野忠信、カン・ヘギョン主演
ペンエーグ・ラッタナルアーン 監督、2007年、タイ国



ボスに依頼された仕事をやり遂げ
香港からプーケットへ船で移動する主人公。

自分の感情は表に出さず、
何を思って生きているのかさえよく分からない。
次々と事件に巻き込まれ、
自分が消耗品のように使い捨てられる運命に気づく。

海外の映画に出ることは
色々な刺激があって楽しいと
インタビューで語る浅野忠信の表情は
楽しい仕事を選んでやっているのだろうなと
感じさせる。

でもこんな映画に出ることは
それこそ大切な今という時間を消耗させている。

海外の映画に出ていると言っても、
ほとんど日本語を話し、
浅野忠信の雰囲気だけで二時間は
いくら何でもキツイ。

色々な実験的なことに挑戦しているように
見えて、実はそのへんの普通に感動できる
映画にでることをただ拒んでいるようにしか見えない。

良い雰囲気を持った役者なので、
それを生かしたカッコイイ映画があれば
記憶に残るような作品になるはず。

特に見所の無い映画を二時間見せられるのは
このくらいにして、
次回は心躍る作品を期待したい。

★ということで評価は35点★
ファン以外は他の映画を見たほうが時間もお金も
有効に使える。
日本でも有名になりつつある、カン・ヘギョンも
彼女が出ているイミは全くナシ。残念。

★100点満点で30点ってところでしょうか★

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決して演技派ではない浅野忠信だけど、
何かを伝える雰囲気は持ってる、ピタッとはまった
最高の映画をそろそろ見せてもらいたい。

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「パッチギ!LOVE & PEACE」またパッチギですか!

2007年06月09日(土) 15時36分
「パッチギ!LOVE & PEACE」★★★
井坂俊哉 西島秀俊 中村ゆり 藤井隆 出演
井筒和幸 監督、127分


前作「パッチギ」は在日という重いテーマながら
全体に「生きる」という前のめりな情熱に溢れた作品で
「GO」と同様、かなり好きな映画だった。

さて、今回はまず「またかよ!」と
タイトルを見て思っていた、
この監督日本映画が「似たようなクズばっかり作ってる」とか、
「いじましくもせせこましいテーマが多すぎる」とか
かなり邦画や作り手のことを批判していたように
思うが、自分も同じテーマに挑む必要があったのかな。

内容は前作同様、苦労して苦労して
それでも元気!みたいな感動作になっているが
詰め込みすぎで
感情移入の余地もなく、
慌しくもその中で主人公たちは
難題に答えを出していく。

これがこのテーマの最初の作品なら
もっと感じ方は違ったろうが、
ほとぼりも冷めないうちに公開ということで
どうしても前作のイメージをひきずってしまうという
アンラッキーな感じもするが、やはりいまひとつだった。

過去の大変な時代を過ごして
日本人も在日も同じ国で生きている。

過去のことを知らなさ過ぎなのは
韓国の文化を受け入れることで、今は日本全体が
そんな方向に向いているようにも思える。

だったらどうしたらいいのか。
せっかくならそのひとつの方向も示してもよかったんじゃないかな。
こんなことがあった、
それだけでなくもう一歩。

韓国には10回以上訪れ
表面的には不快な思いをしたことはないけれど、
何も知らずにただ歩き回るようなことはしたくない。

だからと言って、個人としてできることは少ない。
最初に行った5年前と比べても
韓国には明らかに日本の文化が入り込み始めている。

海を隔てた、たった隣の国でありながら
まだ韓国では日本のTVドラマさえ放映は
自粛が求められている。

何でだろうと考える、
何でだろうと多くのひとが考えることが
ひとつのきっかけになるかもしれない。

前作のヒットを受けて、この映画は沢山の人が
劇場で見ていると思う、だったらなおのこと
次の一歩を示して欲しかったな。

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「LOVE & PEACE」という大袈裟なタイトルも
なんだかしっくりしなかったな。

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「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」これって文句無く面白い!と言えるのだろうか?

2007年06月06日(水) 19時03分
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」★★★☆
ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム主演
ゴア・ヴァービンスキー監督





ディズニーマークで始まる映画、
ワクワクしたり、
声が思わず出るような笑いのシーンが
少なかったのが意外だった。

とはいえ、最初の一時間あたりは
現実で夢との間を行きつ戻りつしていたので、
ドバーッと出てくる汚いメイクをした人物達の整理も
ちゃんと出来ないまま
ラストの戦いへ突入。

もう一度出直すけれど、
それでももう少し笑いや緊張感あるシーンが
あっても良いんじゃないかな。

世界中で大ヒット中の作品ながら
これで子供は分かるのかなどと
余計な事まで考えながら見ていた。

エンドロールの後も映像があると
入り口で言われたので、長い長い名前の列を見た後、
「これだけ?」というような
気の抜けるオマケシーン。

これって本当に面白いのだろうか?
ハテナマークを沢山抱えながら劇場を出る。

何がもの足らなかったのだろうか、
とにかく目立つキャラがたくさんあり過ぎて
主役も埋もれてしまい、
ラストのスパートは長く続き、
見ているこちらも息切れ状態。

冒頭部分を寝てしまったためか
この映画の面白さがいまひとつ伝わらない結果になった。
最近は以前の「ロード・オブ・ザ・リング」のように
何度も見たいと思うような映画がなかなかない。

もういかな、なんて感じる映画が多いが
時間無理して作ってでも行きたい映画を
また劇場で見つけたい。

ちゃんとした感想はまた次の機会に。

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おかしな役を嬉しそうに演じてるジョニー・デップにとっては
自分がどう見えるかよりも、自分がいかに楽しく演じるかを
考えたような映画だった。

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韓国最新映画ランキング6/3付 カンヌ主演女優賞の快挙ソン・ドヨンの新作ランクイン

2007年06月05日(火) 7時33分
2007/6/3付
カンヌで主演女優賞獲得のチョン・ドヨン主演の映画が公開、
地味な作品ながら2位登場は頑張ったのか、
期待ハズレなのか。

@「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
公開2週目も快走中!

A「密陽」
チョン・ドヨン、ソン・ガンホ、チョ・ヨンジェ主演
イ・チャンドン監督作品

夫と子供を事故で亡くした女、
彼女は夫の故郷で暮らし始める。
そこに彼女の行動が気になる男が現れる。
果たして2人の運命は・・・。

カンヌで主演女優賞獲得のチョン・ドヨン、彼女の演技は
常に賞賛されてきたが、国際的な評価も得てこれからも
期待される。
ただし観客動員はそれとは結びつかないようだ。


B「止められない結婚」
キム・スミ、イム・チェム、ユジン、ユン・ダフン主演
キム・ソンウク 監督作品

家柄の違う二人は両家の結婚を阻止しようとする
親の様々な障害を乗り越えて結婚できるのか。
お得意のコメディ、


C「伝説の故郷」パク・シネ、ジェヒ、ヤン・グムソク、ヤン・ジヌ主演
キム・ジファン 監督作品

死んだ妹が復讐の為に帰ってきた。
ホラーとコメディが量産されている韓国、
出来はいつもいまひとつ、これはどうかな。

D「傷だらけの男たち」トニー・レオン、金城武主演
日本では7月公開の新作がランクイン。

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最近は完全に邦画のほうが出来がいいと実感、
でもそれと好きかということは別物。
またそろそろ韓国へ行きます!

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「しゃべれどもしゃべれども」伝えたいことがあるなら何としてでも伝えるしかない

2007年06月03日(日) 0時27分
「しゃべれどもしゃべれども」★★★★オススメ
国分太一、伊東四郎、香里奈主演
平山秀幸監督、2007年



うだつの上がらない二つ目の落語家、
芸にかける情熱は充分あるが
自分のスタイルを探している状態の主人公。

彼の元に話がうまくなりたいと
面白いキャラクターの三人が集まった。

映画の日、1000円ならいいか、くらいの気持ちで
映画館へ。

冒頭のセリフ回しがうまくて
すぐに映画の中へ、
国分君は張り切りすぎの大きな目が気になるし、
香里奈が話がうまくないというだけで
モテないというのも、なんとなく納得は出来ないが
それでも所々のハッとするような言葉が
いくつも散りばめられて
とても面白かった。

口数の少ない野球解説者が
夕暮れの草野球場で
「好きなこと諦めたら、一生後悔するぞ」
朴訥な人からの不意の名言が心にしみる。

しゃべってもしゃべっても人に伝わらない、
伝えたいことはある、
がんばってもいる、だけどそれだけでは伝わらない。

自分の胸に聞く、
伝えたいことはあるのか、
そして充分それは伝わっているのか、
そのための努力をしていうのか。

普通にやっていれば時間は過ぎ、
目の前の事柄はとりあえずは終わる、
そしてまた同じ日常が始まる。

同じ繰り返しなら
やはりこの映画の主人公のように
相手に伝えたいと思った。

人に教えること、
そしていくつかの事柄でふれあい、
主人公は少しだけ、ほんの少しだけ
成長する、
その辺も良かったな、あんまりに大きな成功を得てしまうと
うそ臭いからね。

しゃべれどもしゃべれども

その言葉は相手に伝わるといいな。

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国分君は張り切りすぎが印象に残ったけれど、
自分の芸を高めるための様々な事柄は
なんか、そういう積み重ねが力になるのだとあらためて考えさせられた。

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「明日、君がいない」映画はまだまだネタは尽きないと実感

2007年06月02日(土) 0時42分
「明日、君がいない」★★★★オススメ
ジョエル・マッケンジー 、クレメンティーヌ・メラー主演
ムラーリ・K・タルリ監督、オーストラリア、2006年

最初にこの映画はあるイメージを
見る者に与え、
その後は高校生への
インタビューと彼らの高校生活が
淡々と映し出される。

どこにでもある風景といえば
そうだろうし、
同級生との恋愛、同性愛、近親相姦

そんなに色々ないだろうとも感じるが、
縮図と考えたら急にリアルに感じる。

ちょっとしたことで
悲しくもないのに涙が出たり、
急に怒り出したり、
誰かに優しくしたくなったり。

不安定な感情の揺れ動きは
誰にでもあったことなので
この中の誰かに共感するというより、
やはりそういうこともあるだろうなと
受け入れる要素を誰もが持っている。

映像は粗く、語りから現実の映像へと
流れもいまひとつスムーズには感じられない、
けれど何か激しく心を揺さぶるものがある。

ひとつのイメージは
映画の進行中もずっと残り、
ラストに最初のイメージが現実として
映し出された時、
残酷な事が起こってしまったのだなと
確認すると同時に、
なんだかほっとする自分を見つける。

シンプルな着想で最後まで
引き付け、考えさせ、見せ切った手腕はすごい。

こういう映画を見ると
まだまだテーマはそこら中に眠っているのだなと
実感する。
何がどうこうというより、
この映画を見ている時の自分の心の動きや、
見終わった後の、後味の悪さも含めて、
この映像体験は新鮮だった。

期待してないぶん、拾い物の映画だった。

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19歳で書き上げたという脚本は実体験に基づいたもの、
完成度の高さは驚くべきもの。

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