「ユア・マイ・サンシャイン」死が分かつまで君を愛す

2006年11月29日(水) 8時05分
「ユア・マイ・サンシャイン」★★★☆
チョン・ドヨン、ファン・ジョンミン主演
パク・チンピョ監督、2005年、韓国

母と暮らし、
牛の世話をしながら、将来は
自分の牧場を持つのが夢、
そんな主人公は
嫁探しにフィリピンまで
行ったが成果なし。

日に焼けたじゃがいものような顔、
30才を過ぎて純真だと
どんくさく見える。

彼が恋したのは、昼はコーヒーの出前、
夜はスナックでバイト、
つまり昼夜と体を売る娼婦。

この役を人気のチョン・ドヨンが演じていて
びっくり、彼女は純真な役が多い
演技派と言われる人だからね。

二人は結ばれ幸せな日々を送るが、
それから幸せに暮らしました、
では終わらない。

彼の強い気持ちと
やっと人を信じられそうになる彼女に
残酷な運命が待っている。

最初は泣かせる映画かと思ったが、
泣かせるシーンよりも
自分自身に、目の前の人を大切にしていますか、
そしてあなたはそれを貫けますかと
映画は突き付ける。

韓国映画の良心作。

ソウルには何年も行ってないという
田舎の生活、
若いスターの軽目のラブ&コメが多い中、
こういう大真面目な作品もちゃんと作られている。

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韓国映画には展開としてドギツかったり、
ちょっと無いよなというのも結構あるが、この映画は主演の2人が
素晴らしく、展開を見守る良作

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この奇跡のような時間

2006年11月28日(火) 20時58分

同じ空間にいても、膝がつくほど近い距離で
話さないと、なかなかお互いの事は分からないものだ。

全然別の場所から集まり、
前職もさまざま、
今年の4月頃には
お互いがひとつの教室で学び、
少しずつお互いのことを話して、
隣に座り、ひとつの問題に取り組むなんて
想像もしていなかったよね。

そう思うと力が沸いて来る、
これが終わりであっても、また同じように出会い、
また同じように笑って、お互いのことを
話してるのだろう。

また会いたいねと誰かが言った。
そうだねと誰かが答えた。
それは本当の心であり、しかし約束の無い言葉でもある。

今夜は楽しかったね、
すごく笑ったよね、誰かの笑い声と
誰かの笑い声が交じって、このひとときは真実だった。

オレはまた新しい人達を迎えるよ、
同じような繰り返しでありながら
全く違うものだと感じてる。
だって一人一人みんな違うからね
この奇跡のような時間をありがとう。

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「木更津キャッツアイ・ワールドシリーズ」くっだらないけど面白い

2006年11月27日(月) 8時10分
「木更津キャッツアイ」★★★
岡田准一 、櫻井翔 、塚本高史 、岡田義徳 、佐藤隆太 主演
金子文紀 監督、2006年

山の高台でぶっさんの声が聞こえる。
「それを作ると、彼らは戻ってくる」

これ聞いてどのくらいの人が
「フィールド・オブ・ドリームス」を連想
するだろうか、
少なくとも、出演陣が好きで
見に来ている女の子の殆どは
知らないだろうが、製作サイドは
そんなことは承知の上でパロっているのだろう。

このへんの遊びは、この映画シリーズで
随所に見られるが、
スポーンと直球勝負でなく、
外した笑いは観客からとれるかどうかなんて
構わない無鉄砲さが
もしかしたらこの映画の核の部分なのかも。

相変わらずのハイテンションなのに
全体を通して描かれるのは
主人公ぶっさんの「死」

ほぼ満員の観客席から
細かい笑いをいくつもとりつつ、
笑いながら泣くようなラスト。

これだけ映画で遊べてしまえるならたいしたものだ。

グッズもたくさんあり、
いい商売でもある。

見終えてこの映画は見る価値はあるのかと
考えたが、見に行くのを迷うようなら
不向き、面白そうだから見ようと思うなら、
その期待は裏切らない。

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1.000円くらいなら払ってもモトはとれそう、
なんとなく笑えるので、損した気分は少ないハズ。

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「トゥモロー・ワールド」どうしても未来は悲惨のようだ

2006年11月22日(水) 21時35分
「トゥモロー・ワールド」★★★
クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン主演
アルフォンソ・キュアロン監督、2006年アメリカ/イギリス

映画で描かれる未来はどれも
夢も見れないような
暗いものが多い、

第三次世界大戦で世界は崩壊したとか、
石器時代のような生活になっていたり。

この映画の描く未来は
子どもの生まれない未来。

西暦2027年。
地球上の人類に、
子どもが生まれなくなってから
18年が経った。

そこに現れたのは、妊娠した黒人の少女。

クライヴ・オーウェンは、疲れてショボくれて
くぼんだ目が貧相で見ていてツライが、
子どもの生まれない世界の一筋の光を
必死に守る。

国家とテロ、子どもの生まれない終局に向かう世界。
画面は暗く、未来に明るいものなど
見出せない。

唯一の見所は
赤ん坊の泣き声が砲弾の飛び交う建物に響き、
人々が神を見るように
静寂が訪れるところ。

本来ならジーンと来るシーンだ。

でも毎日のように子どもが自殺し、
親が幼い子どもを殺す報道を実際に見ていると、
子どもは本当にそのうち
生まれてこないほうが幸せと神様が
選択するかも知れないと思った。

映画とは離れるが、
未来じゃなく、現在が未来を語れないのだから、
やはり想像する未来も暗いものとなるのか。

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文学で読んだら面白いだろうな、でもそれを
映像で表現すると、惨めで汚れすぎた世界、
これじゃあね、もう少し映像的な救いが欲しかった。

1.000円はらっても厳しい、レンタルまで待ってもいいかな。

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韓国最新映画「愛情欠乏が二人の男に及ぼす影響」見ました

2006年11月21日(火) 21時52分
「愛情欠乏が二人の男に及ぼす影響」★★★
ペク・ユンシク、ボン・テギュ、イ・ヘヨン 主演
キム・ソンフン 監督、2006年、韓国

チラシしか判断材料がなく、
それでも遠出してきたテクノマートの10階の
CGVシネマは凄い人出。

今、見れそうな時間の近いものは
ほとんど満席の文字、
ハングルの満席の文字は読めないが、
この劇場は残席表示がされているので
なんかあせってしまう。

残り4席に滑り込んだこの映画、
主役の親子は二人ともあまり知らない。

ビルを所有し、新しい借り手が
美人だったため、二人の間で
抜け駆けしようと駆け引きが始まる。

息子はおさる→モンキッキに似てる、
そんなことを思いながら見ていたが、
表情やその他の見た目のおかしさ以外は
分からないのがつらい、
たぶん人気者二人なのだろう。

消化不良のままおしまい。

韓国はエンドロールが流れると
場内は明るくなり
係員が扉を開けて誘導を始める。

余韻なんて不用のようだ。

シネコンは週末はすごい混雑、映画を見終わって
深夜12時でも多くの人がまだ次の回を待っている。

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しかし韓国の人達の映画館のマナーは悪い、
携帯はどんどんかかる、隣の人とは割と大きな声で話す、
いちおう映画が始まる前にチャン・ドンゴンが「だめだよ」って言ってるけどね。

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「ラジオスター」さすがアン・ソンギ安定した良作

2006年11月19日(日) 17時31分
「ラジオスター」★★★☆
アン・ソンギ、パク・ジュンフン主演
イ・ジュンイク監督、2006年、韓国

かつて音楽の賞を獲得し脚光を浴びた
ロックスターも現在は小さなホールで歌うだけ、
その歌手とマネージャーの映画。

食べる時ジャージャー麺を掻き混ぜるのも、
タバコの火をつけるのも
マネージャーがして、歌手は何もしない、
それが当然の生活を何年もしてきた。

地方のラジオ局のDJの仕事を始めて、
だんだん人気者となり
ソウルでの仕事が決まった時、
お偉いさんを歌手は殴ってしまう。

アン・ソンギが飄々とした演技で
映画を引き締める。

笑いの間にも地道に生きてる普通の人々の
生活が描かれ、そういう細かいエピソードが
生きている。

詳細は分からなくても、
目で見ているシーンと
会場が次の一言を待っている雰囲気はわかる、
これが映画館で見る醍醐味だ。

この映画もたぶん日本では公開されないのだろうな。
韓国ではこの映画の監督が「王の男」の監督ということで
どのくらいのヒットとなるかも注目されているようだ。

逆に韓国では邦画が最近は沢山上映されている。
「好き」「ゆれる」「博士の愛した数式」
「虹の女神」のポスターを見た。

どれも大作というより
アート系のマニアックな選択だ。
今でも「ラブレター」のポスターや
サントラを目にする韓国では、
見た目の大袈裟な作品より
心に何か残るものの方が好まれているようだ。

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韓国では相変わらず自国の映画の占有率が高く
元気なのがシネコンのラインナップを見てるだけでよく分かる、
羨ましい状況だ

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「誰が彼女と寝たのか?」笑えないコメディー客もまばら

2006年11月18日(土) 16時56分
「誰が彼女と寝たのか?」
キム・サラン、パク・ジュンギュ、ハ・ドンフン、ハ・ソクジン主演

厳格な規律で有名なミッション系の
男子校で繰り広げられる
セックススキャンダルを描いた
コメディー映画。

ソウルの一番館のソウル劇場で見た。
日本で仕入れた知識でバカバカしいコメディーとは
分かっていたが、予想を上回る出来、酷い。

観客もまばら、公開したばかりでこれは痛い。

新しく赴任したナイスバディ女教師をめぐって
生徒3人が妄想をふくらませ、生活指導の先生は
酷い目に遭う。

それが延々と繰り返される、
見た目の笑いしか理解できないが
ドタバタの描写が多く、出てくる人たちも
あまり魅力的には見えない。

チョンノまでわざわざ出かけたのに残念、
この映画館は12スクリーンを持つが、
交差点を挟んでこの地域に
他に10スクリーンのピカデリーともうひとつのシネコンが
集まっている映画の激戦区。

朝一番の映画は料金が安いのが魅力。

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ソウルで最新作「熱血男児」鑑賞、熱いソル・ギョング

2006年11月17日(金) 22時09分
今年3度目のソウルに来ています。
もっと寒いかと思ったら割と暖かいソウルの夜。

「熱血男児」★★★☆
ソル・ギョング、チョ・ハンソン、ナ・ムンヒ主演
イ・ジョンボム 監督、2006年、韓国


韓国映画の定番ともいえるヤクザもの。

仇を討つために、その標的の母親が経営する
食堂を見張る二人。

ソル・ギョングが兄貴分、チョ・ハンソンは弟分、
食堂に通ううち
二人は仇の親に母親のような感じを覚え
それが敵討ちを躊躇させることになる。

ソル・ギョングが熱演、
だらしないかと思ったら、意外と親切なところを見せたり、
やはり意味もなくキレたり、
不条理な様子がよく出ていて
これがラストにつながる。

チョ・ハンソンは真っ直ぐで、
兄貴分を立てて、いつしか町のテコンドーの
道場の子供たちと仲良くなったりと
出番はまあまあ、でも圧倒的な存在感を見せる
ソル・ギョングの前には影が薄い。

ありがちなラストだけれど
カタルシスはない、こんなものだし
どうにか決着をつけなくてはならないのだから。

初登場2位と、アイドル女優に首位を奪われた格好だが、
出来は上々、でもこれでは女性客は厳しい。

外はそれでも寒く、あったかい屋台の食べ物に
みんな群がっている、ミョンドンの夜。

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「テキサスチェーンソー・ビギニング」伝説の殺人鬼の誕生を見よ!

2006年11月16日(木) 22時42分
「テキサスチェーンソー・ビギニング」★★★★劇場にて
スプラッター好きにはオススメ!血に弱い人は見るな!
ジョナサン・リーベスマン 監督 
ジョーダナ・ブリュースター主演 


チェーンソーのうなる音、
叫び声
飛び散る血しぶき。

服や顔をあっと言う間に真っ赤に染め上げ、
焦点をなくした目、
床にゆっくりと広がる赤。

予告で煽られて見に行くと
ガッカリすることが多い、このジャンルの映画だけど、
この作品は大丈夫、
石を砕くようなハンマーでぶったたき、
鋭いナイフが突き刺さり、
チェーンソーが腹を裂く。

心温まる映画や
泣ける映画を見ていると
こんな映画も時々見たくなる。

どんな映画だったか
それはどうでもいい気がする、
とにかく効果的に残虐な場面が連続し
善は無残に踏みにじられ、
醜悪な化け物が勝利する。

不条理とか
子供に良くないとか
そんなふうに考えるなら見に行かないことだ。

ラストにはどんな運命が待っているか
分かっていながら目が離せない、
そして悪のヒーローの誕生を無力感とともに見つめるのだ。

実際にあった事をベースに
有名な作品のリメイクの続編という
いろんなオマケの情報も不要、
怖いのが見たいならオススメ、
叫びや機械の唸る音などはやはり映画館でないと
この恐怖は半減すると思うよ。

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こういう映画がどんどん作られるということは、
結構皆さんお好きなんだね。

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「大停電の夜に」都会の灯りが消え、星が見える夜

2006年11月15日(水) 18時35分
「大停電の夜に」★★★wowowにて
宇津井健 豊川悦司 田口トモロヲ 原田知世 主演
源孝志 監督、2005年

昨年、「三丁目の夕日」を見たころ
確か公開されていて、
どっちか迷った記憶がある。

クリスマスに関東一円が停電になる。
そして、普段なら起こらない事が
奇跡のように起こる。

多くの人が登場して、
それぞれの物語が進行しながら
最後はなんとなくつながって行く。

そういったつながりのご都合の良さが、
気にならないでもないが、
明かりの消えた町で
ろうそくを沢山灯したジャズバーのシーンは
劇的な展開なんていらないなーと
思いながら見ることが出来た。

ろうそくの明かりで夜を過ごすことなんてないが、
こんな一時も悪くないなと、
ジャズの店だけど、停電なので音はない、
グラスを傾ける僅かな音も聞こえそうなほど
静かな夜。

店のガラス窓が曇って
外から店の中を見ると沢山の小さな明かりが
星のように頼りなげだ。

電気の消えた都会の夜は闇になり、
見上げると本物の星がちゃんと見えている。

ストーリーを追っていると
ともすると陳腐な感じもうけるが、
大停電の夜なら、
何でも起きそうだなと、ちょっとワクワクする。

ただ、高層ビルのエレベーター内だけは遠慮したい。

時間のある、ゆっくりとしたい夜なら
このささやかな奇跡の物語をレンタルして見るのもいい。

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もう、街はクリスマスのイルミネーションが見えるけど、
だんだん追い立てられるような気がします。

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