映画「サンザシの樹の下で」おとぎ話のような純愛

2011年08月29日(月) 19時09分
「サンザシの樹の下で」★★★★
チョウ・ドンユィ、ショーン・ドウ、
シー・メイチュアン出演

チャン・イーモウ監督
113分、2011年7月9日より順次公開
2010,中国,ギャガ
(原作:原題:Under the hawthorn tree )







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映画を見ている間じゅう
サントリーの烏龍茶のCMが連想された。


「初恋と田舎の生活
名作『初恋のきた道』を彷彿とさせる設定
監督はどうしてもこの時代と人間を
描かずにはいられないようだ、
切なさが全編に溢れ
もどかしくもあったが
それを期待して見に行ったので
それなりに満足な出来だった、
でも名作にはまだまだ」



中国の歴史を駆け足で見せる
抗日戦で多くの中国人が殺され
その血が普通は白く咲く花を
赤に染めていると
農村学習に来た高校生に話す先生、
時は文化大革命真っただ中。

恐怖政治にも似た様子で
強権で民衆を抑えた事実を
そこここに見せ
中国の歩んだ歴史を思う。


革命の指導に基づいて農村に送られた
女子高生ジンチュウ(チョウ・ドンユィ)は、
そこで地質調査をしている
青年スン(ショーン・ドウ)に出会う。

人目を忍ぶ恋が始まるが
なんとももどかしい、
だから余計にわずかに触れ合った手や
遠くで見つめるだけの時間も
心をほんわりとさせてくれる、
優しい気持ちにさせてくれる。



今時キスさえしない純愛って
ともすれば絵空事のようにしか
感じられないが
この映画では主役の二人の雰囲気や表情、
交わす言葉や周囲の視線に至るまで
たぶん計算されているのだろうが
これがピッタリと全てをリアルに見せている。



二人の交際を認めない
ジンチュウの母の言葉に従い
「一生でも待ちます」と姿を消すスン、
その後、教師となり学校に残ったジンチュウは
スンが白血病と知り病院を訪れる。


小さいベッドでスンは彼女を抱きしめ
目を閉じるが
切ないシーンだった、

自分が不治の病に冒され
彼女との将来の約束を何一つ
叶えることが出来ないと知りつつ
その事実を告げないと決めた心が泣いている。



白血病なんて安易な設定だと
思ってしまえば
この映画は胸に響くことはないだろう、
でも人は死んでいく確実に
それがいつとはぼんやりとしていて
だから毎日を過ごし
未来を考える事ができるが
病に倒れこれから治るのかどうかも
不確かな時
本当に好きな人と将来を約束することは
彼にとっては出来ないことだった。


同じ設定でも映画の印象は全然違う
この二人が演じていなければ
成立しなかった映画だ、

でもラストはやはりキツイ、
僅かでもいいから
幸せな時間を過ごして欲しかった
これじゃああんまりだ。


やはり見たいのはハッピーエンド


ラストに二人を結びつけた農村に立つ
サンザシの樹が真っ白な花をつける、
そしてその樹もダムによって沈んだという、
「僕は君の想い出の中に永遠に生きる」
時や物は移り変わる
けれどかけがえのない時間は
胸に永遠に刻まれる。


たまにはこんな映画を見るものいい。


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soramove
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チャン・イーモウの仕事
王妃の紋章(2007)
それぞれのシネマ「映画をみる」(2007)
単騎、千里を走る。(2005) 高倉健主演
LOVERS(2004)
HERO(2002) 良かった!
至福のとき(2002)
初恋のきた道(2000) 最高!
あの子を探して(1999)
キープ・クール(1997)
活きる(1994)
秋菊の物語(1992)
紅夢(1991)
菊豆(1990)
上海ルージュ(1990)
ハイ・ジャック 台湾海峡緊急指令(1988)
紅いコーリャン(1987)

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