書籍「世界クッキー」芥川賞作家の日常のちょっと斜めからの視線

2010年01月04日(月) 7時54分
「世界クッキー」★★★☆
川上未映子著、183ページ、1.365円



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「芥川賞受賞前後の様々なメディアに書いた
エッセイ集、彼女の日々のあれこれを
作品以外で読める貴重な本。
ファンにはたまらないだろうが、自分のような
よく読んでいる作家の考えてることに興味がある人にも
オススメの本」



芥川賞受賞で「何か変わりましたか?」という
質問はきっと何千回と繰り返されただろう、
率直な言葉というより
ここでも一回吐きだしてから
もう一度咀嚼したような
そんな印象を受ける文章が並んでいる。

名古屋でのライブの客の入りだとか、
講演などで見かける「会いたかった」という人の
存在についてだとか
これらは自分には経験がないだけに
笑えるけどちょっと切ないお話だったり、

当然なのだけど、誰かに向かって書かれた文章だから
そのあたりの「飾り」が気になる部分もある。


前作「ヘブン」があんまりに普通の事を書いていて
驚いたけれど、
こんなふうに変化球を投げてると
「次」が苦しいんじゃないかと
他人ながら心配する、
本来の彼女の文章というものをいくつか
続けて読ませて欲しいものだ。

彼女は書いている
「言葉にできるものとできないもので満ちた
この巨大な空のした、
色んな気持ちで泣きそうである。」
きっと彼女はこれからもまだ使った事の無い言葉や
新しく出会った言葉を使って
読者の心に届く物語を伝えてくれるだろう、
そんな意気軒昂としたムードが感じられ
読んでいて嬉しくなる、
そして言葉というものを信じたくなる。



★100点満点で70点


soramove
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初期作品はどうにも「女」という視点が強すぎてなじめなかったが、前作はその意味で勝負作だった、
今後に期待したい。

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