「花の生涯〜梅蘭芳〜」華やかな華やかな生涯を見るが、何故かちょっと哀しい

2009年04月18日(土) 9時36分
「花の生涯〜梅蘭芳〜」★★★★
レオン・ライ 、チャン・ツィイー 、スン・ホンレイ 、ジリアン・チョン 主演
チェン・カイコー 監督、2008年、147分




「京劇のあのカン高い声は
どうにも苦手だ、でも男性が女性を
演じるとき高い声をだすとしたら
あの振り絞ったような声は仕方ない、
日本の歌舞伎と通じるものがると
感じると興味深い」



京劇の実在のスターの生涯を描いたもので、
1960年代まで実際に「中国人の心」と
慕われた大スターの波乱の人生は
日本の近代史にも関わり、
少し居心地が悪い場面もあったが
これも事実、
映画は堂々の正統派作品として
見応えがあった。


芸術を愛し、
それを支えようとすることが
こんなにも過酷で
損得勘定なんて成り立たないと思いつつも、
苦労の方が多いところを見ながらも
それでも自分の信じた道を貫くという
姿勢は憧れでもある。


普段の生活に流されて
自分の本当にしたいことを
誤魔化して居るように感じることがある、
そんなとき、こんなに生きやすい時代の中でも
「これだ!」と信じて突き進めないのは
たぶん自分の弱さなのだろうと
こういう映画を見ると痛感する。

でも「何が正しく」
「何が間違っている」というもの
結局自分が決めることなのだと思うと
なかなか前に進めなくなる、
映画の主人公はそのあたりは迷いが無い、
唯一無二の存在だからだけれど
せっかくこうして映画で彼の生涯にふれたのだから
少しは自分のことを振り返るのもいいだろう。


きらびやかな舞台の裏には
幼い頃からの厳しい稽古があり、
見た目の華やかさだけでは語れない、

生まれたときから運命として
その道が一本目の前にあるのは
どんな気持ちだろうと推し量るが
やはりそれは想像でしかない。

日本でもこんな映画がどうして出来ないのだろう、
そんなことを考えながら
あまりに収支や利益ばかりを追ってきた
現代の風潮がちゃんとこういう
芸術にも現れているのかもと思って
少し淋しい気分になった。

★100点満点で90点★

文句のつけようがないが、心を揺さぶられるところは
少なかった。



★100点満点で80点

soramove
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スターメイランファンは「覇王別姫」としてレスリー・チャン主演で映画化された劇を
作ったとも言われ、伝統文化に新しい風を取り入れたようだ。

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