「真木栗ノ穴」貧乏作家の小説世界を覗き見る

2008年11月18日(火) 0時09分
「真木栗ノ穴」★★★☆
西島秀俊 、粟田麗 主演
深川栄洋 監督、2007年、110分



取り壊しの決まっている
ボロいアパートの一室で
売れない作家の主人公は
壁にあいた穴から隣を覗き見、
その様子を連載小説に書き始めた。

この小説はまさに
小説世界そのものだ。

目で見たものをを文章で表現するように、
丁寧に丁寧に映し出していく。

だからって格調高いって訳じゃなく、
穴から見える光景に
自分の創造を加えたはずが、
原稿用紙に書き記すことで、
それが現実となっていくような
奇妙な感覚に捕らわれていく。

貧しい暮らしをしつつも、
窓際に置いた机に向かって
ペンを走らせる姿は
懸命でまっすぐで
侘しい貧乏暮らしながら
輝いているようにさえ見える。

映画を見て、心躍るとか
勇気がわいてくるとか
そんななにかプラスになるような要素は全く無いけれど
ひとつの映画の世界がそこにある。

主役の西島秀俊の存在が際立つ作品、
どんな映画だったかと聞かれたら
「変わった映画だったよ」と答えるかな。

★100点満点で70点

soramove
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