「七夜待」良いのはポスターだけ

2008年11月16日(日) 0時09分
「七夜待」★☆
長谷川京子 、グウレゴワール・コラン 主演、
河瀬直美 監督、2008年、90分



海外旅行に行くと
日本女性の一人旅途中の人も多く見かける、
旅慣れた様子はコッチも見習いたいくらい、
英語が話せ、
気配りをし、なにより旅を楽しもうと
そんな気持ちが伝わってくると
僅かな言葉を交わすだけでも、こっちも嬉しくなる。

でも、そんな人と同じくらい
勘違いな旅行者も多く見かける、
自分のお金をみんなが狙っているくらいの
勢いで、バッグを胸あたりでかたく
握り締める人や
この国の人はみんな私をどうにかするかもしれない
そんな哀しくなるくらいこっけいな人。

そんななら日本で自分のいつもの暮らしを
守っていればいいのに、

「何か」を求めて、日本と同じようにしようと
奮闘している。

この映画を見ていて、そんな気持ちを思い出した。


「人生のリセットを求めてタイに着いた日本人女性が主人公、
タクシーに連れて行かれたのは森の中」


自意識過剰な勘違い女が
ひたすら自己を守り、他者を認めない姿が
哀れにさえ映る。


監督はそのあまりに「場違い」なところに
何かを言いたかったのだろうが
それは全く成功していない、ただただ
哀れでアホくさい姿が際立つだけ。

この映画はかつての香港映画のように
かっちりとした脚本も無く、
場面設定をその日その日出演者に渡して
演者に自由に演じてもらっていたようだ、
それはそれで何が出来上がるか分からない
面白さもあるだろうが、
それは実験映画ならいいけど、
そろそろ「面白い」映画を作って欲しいな。

作家性を主張するあまり
お金を払って見に来る
観客を忘れてしまったようだ。


予告編やチラシでみんな薄々感じたのか
150人くらい入る客席に8人くらいの
寒々しい映画館で
暑い国が舞台の映画を見ながら
醒めた気分は劇場を出て
地下鉄に乗る頃まで続いた。

こんなの作ってると
そのうち誰も見なくなるんじゃないかな。
勝負作を期待したい。

★100点満点で35点★

soramove
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タイが舞台なので見に行ったが、
どこかの山奥ならどこでも良かったような。

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