「ビューティーキラー1獲物」地獄絵図を目で読み空想する

2008年11月09日(日) 15時54分
「ビューティーキラー1獲物」★★★☆
チェルシー・ケイン著、海外ミステリ
ヴィレッジブックス、467ページ、904円



主人公の刑事アーチーは「ビューティーキラー」と呼ばれた
美しい連続殺人鬼の最後の獲物となった忌まわしい
事件から2年経過しても
その殺人鬼の影に囚われていた。

そんな彼の久し振りの現場復帰は
女子高生を狙った連続誘拐殺人事件だ。

現在進行形の殺人事件と過去の殺人事件の
様子が映画の場面のように
入れ替わり、
実際の犯罪のむごたらしさと、
過去の経験が人に与える影響が
複雑に絡み合い、
その心理描写が恐怖を増幅させる。

人は過去の事柄を乗り切ることが出来るのか。

殺人が普通の出来事のように
次々と起こり、詳細に描写される部分は
好みが分かれるだろうが、
主人公アーチーの
「人間」であろう、自分の考える「完璧」であろうと
努力する様子は共感できる、
ムリかもしれないにしても
人は最善を尽くして努力すべきなのだ。

それを放棄してしまったら
意味のない時間を過ごすことになる。

新人の登場ということで、次作が楽しみだ。
主人公アーチーは美貌の殺人鬼の支配から
逃れることはできるのか、
そしてそれはどんな風に達成されるのか
興味あるところだ。


★100点満点で75点

soramove
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サスペンスものが大好きだが、この作品は
描写が過激で、映像にしたらどんなだろうか。

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