「トルパン」東京国際映画祭で見る

2008年10月28日(火) 7時45分
「トルパン」東京国際映画祭で見る

東京から戻って、「サクラグランプリ」に
この作品「トルパン」が選ばれたことを知った。
素直に良かったなと思った、
こんな地味でともすれば見過ごされそうな作品に
グランプリというスポットが当たったこと。

でもな、と思う、
この作品、そんなに良いかな、
物珍しさと作品内容の評価を取り違えては無いだろうか、
いや審査員という、たくさんの映画を見ている人達が
選んだのだから・・・
色々考えたけれど、これが日本の映画祭の結果なのだ、
21回を重ねてまだまだ映画祭自身が
何処へ向かうかを決めかねているようだ。

「トルパン」★★★
スハット・クチンチレコフ、サマル・エスリャーモヴァ主演
監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
2008年 ドイツ/スイス/カザフスタン/ロシア/ポーランド



カザフスタンのステップ地帯で生きる遊牧民一家の物語

カザフスタンの映画なんて
なかなか見られない、
モンゴルのゲルと同じ移動式の家で
羊を放牧して、草が無くなると
移動するという生活。

一家の主人の嫁の弟は
海軍の兵役を終え、姉を頼って
一緒に暮らしている。
目下の重大事は「嫁取り」だ。

見晴るかす大平原、
車で一日かかるあたりには
年頃の女性は一人しかいない、
彼女の名前が「トルパン」


たとえば自分たちの旅は、
彼らの住む土地へ行くにしても、
飛行機に乗り、国内の移動を経て、
ゲルの宿泊体験、
夜には満天の星を見て、
異国情緒に感激する、
そんな良いとこ取りあたり。


でもそこに暮らす人達の日常は
そんな甘いものじゃない、

この映画を見て、それでも
彼らの生活がいいなと思うならともかく、
食べるための一日があり、
今日という日を、無事に一日生きているという
シンプルと言えばシンプルだけど、
それにしてはハード過ぎる暮らしがある。

でもそろそろ、驚きだけの映画は、
TVのドキュメンタリー位にして欲しい、

所々稚拙で登場人物の反応はありきたりだ、
もちろん実際はそんなものかもしれないが、
だとしたら映画にする必要は感じられない。

こういう見る方にどこか良い所を
探させるような映画は苦手だ、
せっかくの大画面だから、
大平原の驚きの映像を見せて欲しかった、
狭いゲル(と呼ぶかどうか不明)の中での
かん高く耳障りな少女の調子っぱずれな
歌を延々聞かされるという
拷問の様な時間から解放されて
ホントほっとした。

★100点満点で60点

soramove
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しかしロシアとヨーロッパとアジアの
三角地帯の暮らしぶりはなかなか伝わってこない、
この書いている今も、
平原立つ小さな家で彼らも
同じ時間を生きてるのは
当然なのになんか不思議だ。

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