「トウキョウ ソナタ」危い家族の完成形

2008年10月06日(月) 0時09分
「トウキョウ ソナタ」★★★☆
小泉今日子 、香川照之 主演
黒沢清 監督、2008年、119分



地下鉄に乗り、同じ方向へ行く他人と
それぞれの場所へ、
その繰り返しをいつもは何の疑問も持たずにいる。


自分は地下鉄では文庫本を読んでいる。

でもひとたびその日常が崩れたら、
繰り返さないことの恐怖をこの映画に見た、
恐ろしい見た目の恐怖より
ずっと心底怖いと思った。

仕事がなくなるくらい
たいしたこと無いと思う、
次を探せばいい、
新しい何かを見つければいい。

でも探しても探しても
見つからなかったら・・・。

探して、探して
そうこうしていると、
何を探しているのか分からなくなったり、
実は探してなんか居なかったり。


人は他者の存在を意識して生きている、
どう見られるか

そんなの関係ないと口では言いつつも
実は結構気にしているはず。

だから失業してもスーツで家から
いつものように、なんら変わりなく出て行くのだ。
行き先が無いなんて恐怖じゃないか。

そんな心理的な恐怖を味わいつつも
キョンキョンの孤独はうまく表現されていたが、
役所広司の役は余分だったんじゃないかな。
もっとキョンキョンの役を掘り下げたほうが
面白くなった気がするが、
まあ全体的には満足。

補助席まで出てギッシリの劇場に驚いた。

★100点満点で75点

soramove
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この有りそうでたぶん無いだろう家庭は
作りこまれていて小気味良い。

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