「解雇通告(上・下」罪を犯しても悪人にあらず

2008年08月30日(土) 19時36分
「解雇通告(上・下」★★★★
ジョセフ・フィンダー著



殺人事件と会社経営の危機という
2つの要素がバランスよく配され、
特に下巻のラストあたりは
結末が知りたいけど、
終わってしまうのが
惜しいような、
久々にミステリーの醍醐味を
味わえた作品。


ラストはあまりに都合が良すぎるが
それでも家族とは何か、
仕事をするということ、
人との接し方等々、
さすが上下巻の長い作品なので
読み応えのある作品となっている。


もちろん主人公が殺人を犯して
その被害者の娘と
つきあい始める事態に至っては
心の動きなど少し疑問もあるが、
そんな心理的に追い詰められた状況でありながら、
会社経営についても
差し迫った問題が起こって
罪を犯しつつも、決して悪人ではない主人公に
なんとか良い結果が出てくれます様にと
願うような気持ちで読み進んだ。



最近の会社と言うのは複雑だ、
合併が頻繁に行われ、
会社という実態が本来的なその会社で
仕事をしている人たちの思惑とは別に
株などに形を変え、
実際のところ誰が本当にその会社を支配してるのか、
簡単にはいえないようなところもある、
そんな現在的な面も読ませてくれる作品で
興味深く読めた。

★100点満点で75点

soramove
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フィンダーの作品は初めて読んだが「侵入社員」も
読みたくなった。

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