「死は見る者の目に宿る」一気読みの会心作

2008年08月01日(金) 0時13分
「死は見る者の目に宿る」★★★★
ディヴィッド・エリス著、ランダムハウス講談社、639ページ、997円



大学の講堂で6人の女性の死体が発見される、
ある歌の歌詞通りに殺されたことでも
話題となるが、犯人は案外すんなりと捕まり
裁判の後、処刑された。
その16年後、同じ歌詞の続きから殺人が起こった。

事件を担当した検事は今は弁護士として
成功を収めているが、自分の判断が間違っていたか
そんな人間の苦悩と新たな殺人の行くへは
どうなるのか。

残忍な連続殺人が柱となっているが、
主役が検事から弁護士に転身した人物なので
裁判モノとしても興味深い。

厚い本だけれど、ほぼ一気読み
ストーリー展開にギクシャクしたところが無く、
すんなりと読めてしまうのは作者の力量か。

ミステリーの醍醐味に謎解きはもちろん、
残虐な事件を起こす人間の心理に
ある程度納得出来て、そんな人間の別の一面を
垣間見ることもある。

もちろん作者の創作だけれど
そこに読み手を納得させるものが必要だ、
この本はそのあたりは充分で
だからかラストまで違和感無く読めたのだろう。

本書が5作目ということだから
読めるなら他の本も是非読みたい作家だ。

★100点満点で80点

soramove
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ミステリー小説の次のページがもどかしいような
あの感じは味わえる、大傑作にはもうひとつ。

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