「論理と感性は相反しない」感性っぽいものは垣間見える

2008年05月12日(月) 0時21分
「論理と感性は相反しない」★★★
山崎ナオコーラ著



書き下ろし小説
「これが私の代表作です」
こんな帯のついた新刊をさっそく購入して
読み始めた。

だいぶ前に読んだ「人のセックスを笑うな」が
ぼんやりとした記憶のうちに、映画化され
それが結構気に入ったので
その勢いもあってネットオーダーした。

あとがきにあるように、どこかに発表を前提としてでなく
ある程度自由に書いたということが
納得できるような、
まとまりのない短編が並んでいる。

残念だと先に書いておこう。

特に目を引くものはなかったし
読み終えてすぐにミステリーの長編を読んだが
さて腰をすえて感想を書こうかと思ったら
殆ど細部なんて思い出せない、
記憶に残る言葉もない。

ここに見つけることができるのは
長編の主人公やその他の登場人物の
誰かに割り振りたかった小さな色んなことを
とりあえず書き留めたようなものだ。

どこかキラキラしてたら
それはそれでいいけれど
もう前作あたりでも出てくる似通った雰囲気が
鼻についてしまう。

この人のずばりと書いてしまわない
やわらかい何かを所々描写して
ほんわかと何かを言い当てるような
そんなところがワリと好きだけれど
やはりそれには短編では言葉が足りなさすぎなのだ。

新作映画や新譜紹介のときに
今回が自分のベストだと言う事はよくあるし、
受けても常にそれを真に受けるわけじゃないけど
小説家は自分でそう書いたんなら
やはり真っ向勝負して欲しかったな。

こんな気の抜けたようなものじゃなく。
もう「雰囲気」だけじゃなくて。


★100点満点で55点★

soramove
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次回も買って読むので唸るようなのを期待したい、
ダメならその次はないな。

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