「サラエボの花」サラエボの美しい空をいつか見たい

2008年02月20日(水) 8時16分
「サラエボの花」★★★
ミリャナ・カラノヴィッチ 、 ルナ・ミヨヴィッチ主演
ヤスミラ・ジュバニッチ 監督。2006年、
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、95分



90年代前半、ユーゴスラヴィアの
解体の中で起きた悲惨な内戦、
同じ国の者同士が殺しあった現実。

映画自体にはかつての戦争自体の話しは
ほとんど出てこないが
子供の遊ぶ隠れ場所が「立ち入り禁止」の
砲撃を受けて無人となった建物だったりする。

父親を戦争で亡くし、
子供の修学旅行の代金の金策に走る母親、
なんとなく自分の居場所を見つけられない娘。

映画館の劇場入り口にユニセフの募金箱が
そこには内戦時の兵士による民間女性への暴行や、
そのことにより生まれた子供がいるという事実の報告と
募金についての呼びかけがある。

そうだ、この映画に出てくる
親に反抗し始めた12歳の何処にでもいるような
普通のかわいい女の子も
戦争の悲劇で生まれた子供なのだ。

この映画ではそんな惨たらしいシーンは登場しない、
あちこちに戦争の傷跡を見せる街中、
人々の心
けれど明日へ向かって懸命に生きようとする
希望のほうが目立つ。

だからこそ、戦争がもたらした
消せない事実が恐ろしく心に湧き上がる。


でも自分はこの映画を見て
人々の希望や肉親への愛情ばかりが
心に響いた、そして忘れてはならないことはあるとしても
そこに何か明るいものを見出したいと思う。

人は変われる
そして希望はある


悪い部分をことさら声高に叫ぶよりも
ぐっと染み込むものがある、
映画の力を感じる、そして
いつかそんなサラエボの空も見たいと思った。

★100点満点で70点くらい★

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