「エンジェル」俗物の天使の生き方

2007年12月25日(火) 20時25分
「エンジェル」★★★
ロモーラ・ガライ、サム・ニール、シャーロット・ランプリング主演
フランソワ・オゾン監督、イギリス、フランス、ベルギー合作
2007年、119分



古いハリウッド映画のような
大袈裟な音楽で始まり、
食料品店を営む母に育てられながらも、
実は自分は貴族の出身と夢見る少女。

夢というより、妄想に近い空間を遊ぶ
主人公はその妄想を文章に写し、
大成功を収める。

ラストに向かって不安な気持ちになる、
どこかに残酷な仕掛けが用意されてるはずなのに
このままだと終わっちゃうよ、
そんな気持ち。

メロドラマさながらの大袈裟なセリフ、
舞台を見ているような
分かりやすい反応、
なんだこれ、このまま終わるのか・・・。

様々な場面で
色んなことを考えることも出来るけれど、
それでもこれはないよな。


もちろん、主人公は哀れなほど滑稽で
でも本人は必死で、
どこか「風と共に去りぬ」の
スカーレットを思わせるが
情熱の発露の方向が常に自分、自分、自分なのだ
なんか違うな、ずっとそんな気持ちだった。

オゾンは独特な監督だ、
他と違う何かを常に見せてくれた、
だったらこの作品はどうかというと、
何かを狙ってはいるだろうけど、
分かりにくくて自分にはムリだったということ。

古き良きハリウッド全盛期の映画を見たような
気分だけど、
監督が意図したどうかは分からないが
それならヒロインは絶世の美女であるべきなのに、
名声を強く望んだ、ブサイクな少女が
夢見心地で書いた本の主人公を
自分で演じていたような映画だった。

退屈はしないけど、望んだ何か面白いものは
得られなかった。

★100点満点で60点

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異色の監督とよく称されるが、
この作品ではその「何か」は感じられず残念

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