「キャンディ」甘くて柔らかいもの

2007年11月18日(日) 0時58分
「キャンディ」★★★★
ヒース・レジャー、アビー・コーニッシュ 、 ジェフリー・ラッシュ 主演
ニール・アームフィールド監督、2006年、オーストラリア、108分



金髪で輝くような笑顔のキャンディ、
長身で人好きのする笑顔の。

二人は定職も持たず、
それでも一緒に暮らし、結婚する。

子供が欲望のまま生きている、
もしかしたら人が生きるということの
理想形かもしれない。

夢と現実の狭間で戯れるように過ごす二人は、
ドラッグに溺れ、
買うお金のために体を売る。

「大切な娘をこんなにして!」

母親が投げ付ける言葉が空しい、
彼らは夢の世界に近く、そこでは
現実というものはひどく遠い世界なのだ。

人間は脆く出来ている
本来なら壊さないようにそっと
育てられ、徐々に外の世界に適合していくのだろう、
でもなかにはうまく合わせる事が出来ずに
大切なものを守れない人もいるのだ。

なんとかやってはいるけれど、
こんなの本当の自分じゃ無いと
感じたり、どこか背伸びだったり
窮屈な気持ちを抱えながら。

それでもどうにか折り合いをつけている、
それではホントの自分らしさが
無くなると声がするが、
もともと自分らしさというものさえ
曖昧で分からないのだ


この映画はそんなあやふやで危うい
心の透き間のようなものを感じさせる。
なんとかやっているけど、一歩間違えたら
同じようなところにまで行き着くのかもと。

何か大切なものを描こうとして
核心にはもう一歩、
それでも心はざわついている。

★100点満点で70点くらい★

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軽目の恋愛映画とはちょっと違うので
覚悟して見る必要あり。

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