「サルバドールの朝」別の時代なら違う結末という事実

2007年11月07日(水) 0時34分
「サルバドールの朝」★★
ダニエル・ブリュール 、 レオノール・ワトリング 主演
マヌエル・ウエルガ監督、イギリス、 スペイン、2006年135分



スペインの独裁政権下、
抵抗組織のなかで
言葉だけでなく武力で対抗した
ひとりの青年が処刑された。

歴史は残酷だ、
ベルリンの壁ひとつとっても
たった同じ国の壁の向こう側へ行こうとして
多くの人間が銃殺された。

どうしようもない事実の前では
かつてそういうことがあったのだと
ただ認識するしかないけれど、
それは人間の作り出す脆い保証のようなもので、
時が移れば正義も変わるのだという事実。

主人公は逮捕される時、
警官を銃殺してしまう、
その他、銀行強盗などもあり死刑となるが、
まったく無実でもないために
この映画の主題が揺らいでしまう。

死刑には当たらないかもしれないが、
それでも主人公が他人を殺したことの
罪の意識もこちらには伝わらないのも
致命的だ。

大義のための罪、
それでも人の命を奪う行為は
正当化されない、
なんともまとまらない心は
この映画をどう見たらいいのかさえ
曖昧にしてしまった。


そう感じた時、
この映画は見ても仕方なかったなと
思ったのだ。


もちろん世の中の多くの事柄は
良い、悪いと簡単には割りきれない、
それでも多くの人にこの映画を作り手が
差し出す時、そこにはもう少し明確な
何かは必要だったのじゃないかな。

軽い恋愛映画を見に来たんじゃない
硬派な社会派映画を見に来たのだから。

★ということで100点満点で30点くらい★

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主題の受け取り方にもよるだろうが、
見る意味を見いだせなかった。

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