「街のあかり」敗者も夢を見る

2007年07月30日(月) 0時09分
「街のあかり」★★★
アキ・カウリスマキ監督
2006年、ドイツ フィンランド フランス 、78分



会社で礼遇され
パブでのナンパもゴミのように
扱われてしまう。

淋しい、悲しい、でもなんだかおかしい。

国民性なのか分からないが、
登場する皆がぶっきらぼうで、
言葉の多くが感情がこもらない。

互いの心の中に入ることが
出来そうも無く、手ごわいのだ。

冴えない男の転落人生を
淡々とどこか何故かおかしく感じながら、
ラストにわずかな、あるかないかの
希望を見せる。

でもここでハリウッド的な
ハッピーエンド出ないところが
この映画の良いところ。

ゆるい緊張感がラストまで続くけれど、
オチのない、真面目にやってるのに
どこかおかしく感じるというのは、
なんだか自分たちの日常と重なる。

誰も人を笑おうと身構えてはいない、
でもそこにおかしな、不条理な間が存在し、
人は道化にならずに居られないのだ。
そしてその傍らで笑ったり、笑われたりと、
結局どちらで居るかを選べないのだ。

さて、映画はどうだったかと言うと、
あんまり面白くは無い、
でもこの映画を見る時の妙な緊張感は
たぶんこの映画でしか得られないのだ。

★100点満点で65点くらい、
あまり映画を見ない人には決して勧めない★

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この映画は、たまたま見たという人より、
前作や兄弟の作品を見てる人が、またあの不思議な世界を
見たくていくような映画、大作好きな人にはキツイ。

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