「ALWAYS 三丁目の夕日」夢や希望を皆が語った時代

2005年11月27日(日) 1時10分
「ALWAYS 三丁目の夕日」★★★★
堤真一、吉岡秀隆、小雪、薬師丸ひろ子主演
山崎貴監督、2005年

予告編を見た時、
「この映画はやめよう」と
思っていた。

「泣き」の映画の
あざとさのようなものを
嗅ぎ取ったからだ。

で、映画館の暗闇で上映開始を待つ。
やっぱ、見てるんじゃん。


泣いた。
心の中で父や母にありがとうと何度かつぶやいた。

映画の中に、ウエットな大多数の日本人の心を
揺らすキーワードがいくつも散りばめられていて、
時々胸の奥の柔らかい部分を刺激する。

この映画は舞台の演劇を見ているようで
大げさな演技と、ベタな笑い、
でも冷めた目でなんて見ることは出来ない。

夢を語り、人とのつながりを真面目に
子や家族に話していた時代、
それはカッコイイこととかカッコワルイこととか
そんなことでなく、ごく当たり前のことだったのだ。

今は人は夢は語らない。
叶わない夢は追わない。

手が届きそうなことを「夢」と呼び、
誰もがほしがる物を同じように追っている。

町の隅々までに熱気が溢れた様子が
映画でもよく表現できていて、
それがこの映画にリアルを与えている。

同じような毎日を時として否定的に考えることがある。
でもこの毎日を、与えてもらったことに
感謝さえしていない。

貧しいとか豊かだとか
もうどんな物差しでも計れない。
他人がどう思おうと構わない、
そこには何も確かなものはない。

そう思いながらも、この映画で描かれる時代の空気は
どうだろうか、濃密で暖かだ。
悪いものは悪い、良いものは良い、
もうたぶん戻れない郷愁に涙を流すが
そこに自分の求めるものはない。

画面いっぱいの美しい夕日を見て
心の底から湧き上がる、力を感じながら
この高揚する心の暖かさはきっと変わらないのだろうなと。

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★久し振りに映画を作る熱い心を感じた映画。
この調子で、心に響く映画をよろしく。

★「貧しいけれど、心は豊かだった」等の記述を見かけるが
それはどうかな、やはり心も貧しい人はいつの時代も変わらない。
昔ばかりが良いようなコピーには、違和感を覚える。

今を生きているものとして、今が最高と書きたいね。

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