旅のsoramove 「ピラミッドーエジプト」

2005年11月23日(水) 1時08分
エジプトーピラミッドに腰掛ける

エジプトに行きたい!
中学の頃からの願いだった。

実現したのは随分たってからだったが
ギリシャのアテネからカイロへ。

カイロ市内で2泊してから
「ピラミッドが窓から見えるホテル」と
代理店に指定してギザへ。

ホテルの部屋の窓から
小さなバルコニーに出ると
前面に3つのピラミッドが
ドーンと飛び込んできた。

あの感激。
言葉にならない瞬間。

すっきりとした青空に
突き刺さるようにそびえたピラミッドを
長いこと見つめた。

ピラミッドへは歩いて行ける距離、
暑さの中、歩き出すと、
どこから出てきたのか、男の子が呼び止める。

「ガラベーヤを着てみないか?」
ガラベーヤはエジプトの男性の民族衣装だ、
物売りなら断れば良いよな、くらいに考えて
彼の後を付いて行くと
ピラミッド近くの集落の狭い路地に入り込み
1軒の家の中に招き入れられた。

絨毯の上に赤ちゃんが眠っている、
奥からあごひげの男がにこやかに笑いながら現れて
「チャイをどうぞ」と言ってくれる。

ガラスコップになみなみの紅茶を
二本の指で挟んで、少し飲む、「甘ーい」
こちらの反応を見て二人は安心したように笑った。

少ししてガラベーヤを貸してもらい
頭からスッポリかぶって写真も撮ってもらった。

「じゃあ、行こうか」
彼の後を着いていき、土が盛り上がった部分を登り、
ひょいと向こうへ飛び降りると
「ここからならフリー(無料)だよ」彼が笑う。
そう、ゲートを通らず、ピラミッドエリアに入ったのだった。

夕方のピラミッド、
人の数もまばらで、ラクダ引きが乗らないかと声をかけるが、
その少年とピラミッド一段目の大きな石の上に座って
彼が真剣な様子で教えてくれる
彼の国の言葉を繰り返した。

今ではどの言葉も覚えていない
シュクラン、サラーム、イッシャアラー
お金を要求されたら嫌だなとか
考えていた自分が恥ずかしかった。
あの気持ちだけは忘れられない。

砂の大地に建つ巨大な建造物
人間が永遠を手に入れた記憶が
今もギザの大地に存在し続けている。
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