「宇宙戦争」映画を知り尽くした監督の挑戦

2005年07月06日(水) 18時23分
「宇宙戦争」★★★★
トム・クルーズ主演、スピルバーグ監督

疲れた顔の主人公。
離婚をし
週末子供を預る。

愛していることさえ
うまく子供に伝えられない
そんなもどかしさを抱えつつ
それでも毎日,生きていかなければならない。

埃にくすんだような
家が立ち並ぶ。

そして稲妻、
地表から現れた怪物。
日常は地獄に変わる。

一気に恐怖へと突き落とす展開は
さすが、音楽と映像が
その後の最悪の結果を想像させる。

この映画はパニック映画でありながら
家族愛を描いた映画とトム・クルーズは
強調していたが
宣伝向けの言葉としては
パニック映画ファンだけでなく
エモーショナルな部分を訴えることで
女性ファンも取り込もうとしたのだろう。

ラストに高揚感がない分、見終わったあと
物足りないと感じさせるのか。
なんだか消化不良な気分だ。

ただし、だからといってつまらないのかと
いえば、そんなことは断じてない。
この畳み掛けるような恐怖の連続、
その「見せ方」もリアルそのもの。
さすがだ。

スピルバーグは戦争への個人の関わり方について
「闘わねばならない」状況でも
あくまで個人で闘い、それは「愛」のためであれ
国家を守ることでなく、大切な「家族」を守ることだと
強いメッセージを発している。

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★でもなんでだろう?★
面白い映画だった、期待を裏切らない出来。
ただどうして今、「宇宙戦争」なんだろうか。
今年は「スター・ウォーズ」のラストと分かっていて
同じような時期に、この映画。

どう比べても「SW」に決まってる。
なんかそのあたりに必然が見えなくてこれも
「なんだかなー」と感じさせる要因。

不足のない優等生のパニック映画でありながら
「メチャメチャ面白い!」と言えないのは何故だろうか。
この手の映画はどこか破綻があったほうが
迫るものがあるのかもしれない。

古典的なオチでも映像の魔法でリアルにさせようと
試みたのだろうが、映画の魔法も効かなかった。
やはり新しい「何か」は常に必要なのだ。
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