「異邦人(上・下」スカーペッタの孤独な戦い!

2008年01月18日(金) 0時25分
「異邦人(上・下」★★★★
パトリシア・コーンウェル著



待望のドクター・ケイ・スカーペッタが
戻ってきた。
迷わず購入して、読みかけの本を一旦保留にして
読み始める。

これほど新作が楽しみな本もなかなか無い。

主人公は新天地で
自分の理想とする仕事を目指して
活動を開始するが
イタリアでアメリカの有名なテニスプレイヤーが
残虐な犯罪に巻き込まれ死亡するところから
今回の話しが始まる。

登場人物が沢山出てくるし、
話しも様々な場所に飛んで
自分で整理しつつ、
目に慣れた登場人物の名前を追うのは
面倒臭くも楽しい作業だ。

今回の事件は反抗の惨たらしさは
相変わらずだけれど、
精神科医の独特な人の操り方や、
長年ケイと仕事を一緒にするマリーノの
自暴自棄な人生など、
事件周囲の事柄も、ケイを
精神的、肉体的に追い込んで行く。

とにかく読み始めたら、なかなか止められない、
シリーズに共通する
ワクワクさせる雰囲気は健在
ただ後半は強引な展開で
どうもしっくりしない部分もあり、
読者としては早く新作が読みたいけれど、
それは完璧な状態であってほしいし、
送り手もスピードが要求されていると
こんなふうになってしまうのかもしれないと
同情的というか、
そんな気持ちになった。

すごく良かったり、それほどでも無かったり、
まあまあだっったりと
それでも一定水準は保ちつつ、
それでも今の新作は
中の下くらいか

展開が気になって気になって
夜が明けるまで読んでしまうほどの
力は感じられないが
それでも久々の親しんだ主人公たちの
活躍は嬉しかったな。

登場人物のケイと
姪のルーシーが何でも出来るようになって
シリーズはちょっと変わってしまった。

彼女たちが傷つきながらも
成長し、事件を解決するところが
魅力だったが、大きな力を持ったルーシーと
なんだかそれに比べて萎縮してしまったような
主人公スカーペッタが
いまひとつ心に響かない。

それでも突っ込みどころありながらも、
一気に近い感じで読み切ってしまい、
またこれで一年以上を新作を待つのだと思うと、
やるせない気分になるのだ。

★100点満点で75点くらい★

シリーズには色んな凶悪犯罪と最新の機械が登場し、
残された証拠から事件は解決の方向へと向かうのだけど、このシリーズの良さは登場人物の個性が
よく書けているとうことに尽きる。
いつまでも続けて欲しいシリーズだ。

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