「明日への遺言」もっと語れ真実を

2007年11月06日(火) 0時41分
「明日への遺言」★★★東京国際映画祭にて鑑賞
藤田まこと、富司純子、ロバート・レッサー、
フレッド・マックイーン、西村雅彦、蒼井優、田中好子出演
小泉堯史監督、2008年3月1日より全国松竹・東急系にて公開



戦後の戦犯の横浜での裁判
日本人でありながら、
あまり多くを知らない部分だ。

戦後の成長期を経て
安定した状態の中で、
戦後という長い時間を、
日本は敗戦を忘れようとしてきたのかもしれない。

鎌倉時代や平安時代を
年代や活躍した人物の暗記までするのに、
戦前、戦中。戦後については
なんだかうやむやにしている。

ここに描かれているのは
B級戦犯として絞首刑となった将校の
裁判の記録だ。

今、イスラム世界の人々の考えや
生活の様子をTVや映画などで見ると
あまりの違いに「これは分かり合えないな」と
率直に感じる、こんなに何もかもが違うのだからと。

でもほんの60年程前の
武士道の気質をもった同じ日本人の姿をみても
これは今の日本人とは違うと感じた。

失ってしまったのではなく、
その気質や行動様式はやはり
社会全体の雰囲気や教えから
育てられたものなのだろう。

なにかこの辺りに答えがあるような気がするけど、
うまく言い当てられない、
もやもやしてしまうのだ。

戦争では当事者となった人達は
目の前で敵を殺してきた。
自分たちの少し前の世代の人達は
記憶の中では優しいお爺ちゃんであっても
かつては正しいと信じた戦いの中では
合法的に人を殺して来たのだ。

人が人を殺すということ、
それが戦争という名のもとで
正当であること。

なにもかもが間違っている、
人間は学習できる生き物のはずだけれど、
そんな痛い歴史を経てなお
人は人を殺し合ってることを痛感する。

この映画は来年3月公開予定、
地味な作品なので大ヒットは難しいだろう、
でも知らせ続けること、
そして知ろうと努力すること、
それを続けていくしかないのだ。

★100点満点で70点くらい★

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エンターテイメント的な要素を要求するのは
難しいけれど、もう少し入り口をソフトにしないと
多くの人に見てもらうというのはムズカシソウ。

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