直木賞「昭和の犬 /姫野カオルコ 著」何気ない日常の幸せは確かにあるけどね

2014年02月09日(日) 19時09分
書籍「昭和の犬 /姫野カオルコ著」★★★
姫野カオルコ著 ,
文藝春秋 、2013/9/10
(307ページ , 1.680円)


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第150回直木賞受賞作品


「犬から透けて見える飼い主の事情、
柏木イク、昭和33年生まれ。
いつも傍らに犬。

戦争の跡が残る昭和30年代から
平成19年の現代までを描いた作品」



シベリア抑留から戻った父親と
精神が不安定な母親
そんなふたりの子供イク、
バランスを取るみたいに
いつも傍らには犬がいた。

高校を卒業したイクは上京する、
バブル景気で賑わう東京でも
彼女は貸間に住み
その家の犬を散歩に連れ出し
読書と映画を見るくらいが楽しみな
毎日を過ごし、
やがて親の介護という現実も受け入れる。


昭和を「激動の時代」とも言える、
しかし主人公の周囲では
劇的な「何か」は起こらない

誰の身にも起こりそうな些細な出来事、
あったかないか誰も忘れてしまうような
日常があるだけだ。


だからここにこそ「確かな」
生きた日々の手触りが
あるのかもしれないが
自分はそこまで優しい読者じゃないので
この内容で307ページは不満だ、
物足りないのだ


「スーパーマーケットの袋をぶらさげて
買い物から帰れるという日常。
それがどうしたという日常。
(ありがとう)
イクは感謝するのである。」
(本書より抜粋)


確かにね、
そういう小さな確かな幸せのようなもの、
それは時々そのこと自体より
大きな幸せに感じる事もある、
でもな、日常の中の些細で
でも確実に此処じゃない何処かを
読ませてくれないと。



ということで直木賞の一冊ですが
フツーの出来でしたね。


★100点満点で70点


soramove
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