書籍「ウォッチメイカー 」見えない強敵に頭脳戦でどこまでできるか!

2011年03月10日(木) 19時09分
「ウォッチメイカー 」★★★★
ジェフリー・ディーヴァー 著 ,
講談社、2007/10
( 511ページ , 2,200円)


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「映画にもなった『ボーン・コレクター』で
四肢麻痺の身体でベッドの上から
犯罪捜査の指揮を執るという
異色の主人公リンカーン・ライムのシリーズ。
まさに海外ミステリーの分厚い本、
これで面白くなかったら許さんとばかりに読むが
ホント二重、三重に練り上げられたストーリーで
読み終わった後は深い脱力感、
素晴らしい作品だった」



犯行現場にチクタクと音のする
アンティークの時計が残され
それ以外はほとんど証拠らしいものが見つからない、
けれど必死の捜査で時計の販売店が分り
店主は「時計は10個売りました」と言う。
恐ろしい連続殺人の幕開け。

犯罪捜査というとDNAくらいなら分るが
あとはTV番組の「CSI」とか見ても
詳しい部分は記憶に残らない、
けれど塵のような小さな証拠も
何かに結びつきそれが事件解決に
繋がると言う魔法のような見事さは
TVのような視覚からは分りやすいが
読書の醍醐味はそれを文章から
自分の頭で構築して楽しめることだ。



今回は別のシリーズの尋問の天才キャサリン・ダンスも
捜査に協力してさらに
面白さアップの大サービス、
これで面白くないわけがない。



リンカーンの捜査の手足となる
刑事アメリア・サックスとの親密な会話や
彼女が今回初めて知った父親の過去など
さすが500ページを超える本だから
登場人物の心理描写も丁寧で
本筋の事件から離れて
彼らの抱えるあれこれを読むと
彼らがそこにまさに生き生きと存在しているように感じて

このあたりはスミステリーというより
普通の小説を読んでいるようでもある。


ただしそんなふうに登場人物に
感情移入している間も事件は発生し
「そんなことしてる場合じゃないんだ」と
本筋に戻って次の展開を想像しつつ読んだ。

派手なアクションシーンはないが
この緊迫感と
時折現れる切ない感情
なんだこれは・・・
そう思っているうちに終わりが近づく。



読み終えると脱力感を思えるが
精根尽き果てたっていうのじゃなく
満足感でいっぱいの大きなため息
ひとつの難点は本が分厚いので
仕事の行き帰りに読むには不向きだってことくらい。

★100点満点で85点


soramove
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映画化されたらどんな脚色がなされるか興味がある

 文春文庫から昨年末に刊行された上下巻で、親本は2007年に出ているらしく、その年に大好評を博したようです。買ってから気付いたのですが、「リンカーン・ライム」シリーズで、その第一作は映画「ボーン・コレクター」の原作でした。


 ストーリーです。被害者の脇にクラシックな時計を置く、ウォッチメイカーを名乗る連続殺人魔がニューヨークに現れます。同様の時計が既に10個売られており、さらに8人の殺人が起こることが懸念され、警察は天才鑑識員のライムに事件を持ち込みます。ライム自身は過去の事故のために身体の自由がききませんが、相棒である女性鑑識員サックスたちを自在に使い、ウォッチメイカーの正体を探っていきます。その一方、サックスは自らが中心になって別の殺人事件を追っているのですが、次第にウォッチメイカー事件との関連性が見えてきます。相手に一歩先んじて惨劇を防いだはずのライムとサックスだったのですが・・・

 上下巻ですが、上巻ではなかなか話が動かず、事件の焦点がどこにあるかが見えてきません。ただ皮肉屋のライムと他の警官たちとのやりとりに気がきいており、だれる...
Junk In The Box: ELO Fan Blog  2011年03月11日(金) 21時44分
『ウォッチメイカー』(ジェフリー・ディーヴァー著 文藝春秋)を読みました。 今回
コリちょこ  2011年03月11日(金) 18時35分

またまたライムシリーズか、と食傷気味になりながらもついつい手にとってしまう。さて今回の作品のできばえは?と、このシリーズ、そこまで新機軸が期待できる魅力がある。ジェフリー・ディーヴァーはたしかなストーリーテラーなのだ。これは第7弾だそうだが、私はこれで6作品を読んだことになる。
『ボーン・コレクター』『コフィン・ダンサー』『魔術師』………。数々の名犯人たちと頭脳戦を演じ、勝利を収めてきた現代の名探偵リンカーン・ライム。彼の前に、細心緻密な殺人計画を引っさげて、史上最大の敵<ウォッチメ...
日記風雑読書きなぐり  2011年03月11日(金) 13時47分
さすがリンカーン・ライム。
じゃなくって、ジェフリー・ディーヴァー。
ウォッチ・メイカー顔負け(?)の緻密さに快哉。

一つの事件が解決しても、残りのページを見比べて、
いんやここでこのまま終わるハズがない!という期待を、
見事に裏切らない。

この事件とあの事件とその事件が実はこうつながってて、
そしてここに落ち着く、と。
ホワイトボードがいります(笑)。


ウォッチ・メイカーの相棒がダンス
*モナミ* SMAP・映画・本  2011年03月11日(金) 10時15分
現場に時計を残してゆく殺人鬼ウォッチメイカー。目撃証言から犯人が購入した時計は1
事務職員へのこの1冊  2011年03月11日(金) 6時48分
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