書籍「きのうの世界」不可思議な物語の旅をする

2011年03月01日(火) 19時52分
「きのうの世界 」★★★☆
恩田 陸 著 ,
講談社、2008/9/4
( 482ページ, 1,785 円)


<リンク:
【送料無料】きのうの世界

【送料無料】きのうの世界
価格:1,785円(税込、送料別)

>



                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい




「恩田 陸という作家の本を初めて読んだ、
作品名は忘れたが以前「週刊ブックレビュー」で
選評するひとが絶賛していたので、
タイトルが面白そうだったので
この本を選んで読み始めた」



どこといって特徴の無い男の失踪と
その後、殺人事件に巻き込まれたということと、
その事件の舞台となった町が
なんだか普通と違うということが
面白い見出しがついた19章にわたって
不可思議に語られる482ページの大作



どうして男は失踪したのか、
そして彼が最後の日々を過ごした
ちいさな町の象徴の3つの塔の存在や
町自体が秘密を守ってるような印象など
読んでいて「何が起きているのだろう」と
常に刺激し、新たな謎が出てきて
ラスト近くまでは
かなり面白かった。



毎日の繰り返しの中にも
昨日とは違う今日
そして明日がやってくる。

何も疑わずに繰り返しているが
実は繰り返しているのではなく
やはり全く違う毎日を
過ごしているのだ。

自分が信じていたものが
時に根底から揺らぐことがある

もしくは自分にとっては重要なことも
他から見たらたいしたことではなく
その事実を知ることで
肩の荷がおりたり
時にはバカらしく思えたり。

何か重要なことを
この小説は示唆しているのかもしれない、
そんな雰囲気を持った
書き方でもあると感じた、
しかしこの小説ラストの
着地点は陳腐だ。



とてもリアリティを感じない、
なんだか映画「インディ・ジョーンズ」のラストで
UFOが地下からドドーンと登場したような
これまでの全てをぶち壊してしまった、
そんなふうに感じた、
これなら「何かあるのかも」と
そんな意味深な予感だけの方が
もっと信じられた気がした。

なんとも残念なラスト、
でも読者はやはり「解決」を見たいわけで
自分にはこのラストは
急におとぎ話にでもなってしまったようで
どうにも納得できないものだった。



でもこの作品だけで判断するのは
もったいないので
そのうち2,3作は読んでファンになれそうか
判断したい。


★100点満点で65点


soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン

「夜のピクニック」は映画を見て、原作も読んだはずなので
恩田 陸の2作目の小説読了ということだ、でも作風が違いすぎで比べられない。

★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか
  • URL:https://yaplog.jp/sora2001/archive/1724
トラックバック
トラックバックURL:
大好きな恩田さんの新刊です。私ってあまり新刊に飛びつく読者じゃないんですが、(どちらかというと発売されて少し時間が経って評判を聞いてから読むタイプです。)この本はミステリらしいし、恩田陸の集大成!と宣伝されていたので早速読んでみました。 上司の送別会の直後に失踪した男は、遠く離れた場所で殺されていた。塔と水路の町にある「水無月橋」で。霜の降りるような寒い朝に殺人事件が起こる。バス停に捨てられていた地図に残された赤い矢印は、事件と関係があるのだろうか・・・? これは新聞に連載されていたんだそうですね?インタビュー記事で読んだのですが、新聞連載だと○○殺人事件のようなタイトルはNGなんだそうで、恩田さん曰く、本書は『水無月橋殺人事件』のようなタイトルにしたかったらしいのですが、残念?とおっしゃってましたね? あと、どこか特定の場所と分かるようになっていてもダメなんだそうで、だからこの本の舞台となる場所も「塔と水路の町」というように語られます。でも、この曖昧な感じがいい方向へ作用していたように思います。 最初から殺人事件が起きたことはわかっていて、殺された人について色々と聞き込み調べるよそ者や様々...
マロンカフェ ?のんびり読書?  2011年04月26日(火) 17時16分
恩田さんの世界,堪能させていただきました\(^o^)/
満足♪

★★★★☆

塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?誰も予想できない結...
日だまりで読書  2011年03月27日(日) 18時21分
「町」が主役の、物語。
ミステリーかと思いきや。
オカルトと思いきや。
SFと思いきや。
ファンタジーと思いきや。

そのどれもの要素を持っている、そのどれでもない小説。


とある不思議な能力を持っていた男が、ある日突然姿を消す。
そしてその男は、はるか離れた町で、死体となって見つかる。

その能力と言うのは、見たものを忘れない、という能力。
モノを覚えることに日々四
*モナミ* SMAP・映画・本  2011年03月04日(金) 19時26分
きのうの世界(2008/09/04)恩田 陸商品詳細を見る
人気作家ではあるが恩田陸さんは苦手だ。それなのに、書店でサイン本を見つけてしまい、これはレアかも、とミーハー心に火が着いて、ついつい財布の紐がゆる...
しんちゃんの買い物帳  2011年03月03日(木) 22時54分

きのうの世界
恩田 陸
JUGEMテーマ:読書

塔と水路がある町のはずれ、丘にかかる木の橋「水無月橋」で見つかった死体。1年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?

分厚い本です。恩田さんみずから「集大成です」と語ってます。恩田さんらしい世界が広がってます。何度も何度も寝そうになりました。つまらない訳じゃないんだけど、眠くなる。そんな物語でした。

舞台は、3つの塔(そのうちの一つは壊れたまま)と水路のある町。東京で失踪した男性の死体がその町の水無月橋で失踪から1年後に見つかった。初めてこの町にやってきて、何かを調べている「あなた」に向けて語りかけるという形で物語が始まります。町に張り巡らされた水路。そして雨。なんとなく「月の裏側」を思い出させるスタート。

そして死体となって発見されたのは市川吾郎。彼は子どもの頃から一度見たものを映像として記憶する能力を持っていた。市川が同僚の送別会が終わった後忽然といなくなった。そして1年後に死体となって発見されます。市川になにがあったのか、死の理由は。そしてこの町にある3つの搭は何のために作られたものなのか?
ナナメモ  2011年03月03日(木) 20時59分
きのうの世界



恩田陸  講談社 2008年9月




きのうの世界/恩田 陸





¥1,785

Amazon.co.jp






塔と水路の町M町。このM町の水無月橋で、殺人事件が起きる。被害者は、市川吾郎。彼は、東京で会社員として働き、ある晩上司の送別会から
<花>の本と映画の感想  2011年03月02日(水) 21時10分
「な、なんですとぉーっ!?」と叫びたくなるようなラストでした。というより、「・・・なんと;;;」とガックリ膝を折って「あは。あはははは。」と乾いた笑いがこみ上げてくるようなラスト、と言ったほうがいいかな。脱力しちゃいました。真相って、得てしてそんなもんなのかもしれませんねぇ。
Bookworm  2011年03月02日(水) 12時37分
2011年03月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
https://yaplog.jp/sora2001/index1_0.rdf