「つぐない」ひとつの嘘の狂わせた運命を考える

2008年04月20日(日) 10時13分
「つぐない」★★★★オススメ
キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シーアシャ・ローハン主演
ジョー・ライト監督、イギリス、2007年、123分
第80回アカデミー賞作曲賞受賞作品。



少女のちょっとした嫉妬から生まれた嘘が
結ばれる運命の男女を
別の悲劇的な道へ進ませてしまう、
それは一生かけても癒えない心の傷。

テーマ自体に目新しさはないが、
人の表情のアップから
背景に流れる映像や
画面にあふれる光などから
洗練された感じを受けた。

大袈裟な演技やセリフが加われば
安いメロドラマになりそうなところを
しっかりした演技と演出が
違和感なくストーリーに浸らせてくれる。

助演の少女が各賞にノミネートされ
その脚本にも注目されているが、
自分は端正な顔立ちのキーラ・ナイトレイが
この映画を格調高く見せるのに
大きく貢献していると感じた。

この映画を見て、現代の恋愛映画の
難しさを改めて感じた、
この映画では恋人たちは
戦争という歴史の事実にも翻弄される、
現代を描く時この手は使えない。

そうなってくると心のすれ違いや
身近な人の反対など、
どうしても理由として弱いから、
なかなか納得させられるだけの理由を
提示できない事が多い。

それでもこの映画から
戦争というキーワードを取っても
人の嫉妬や考えの違いが
さまざまな悲劇を産むことは納得できるのだ。

映画賞にも多数ノミネートされた作品だけど、
ミニシアター系の小さな作品だ、
もっとひっそりと自分の選んだ目で見たなら
また感想は違ったかもしれない。

予告編とチラシのわずかな情報を頼りに
自分のお金と時間を費やすから、
人の評価はともかく、自分が「見つけた」喜びは
映画を見る時の楽しみのひとつだ。

この映画も期待しないで見たなら
多くの人に自分からも「この映画、いいよ」と
勧めたと思う。

★100点満点で80点★

soramove
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イギリスの上流階級ってのはホント、
庶民とは掛け離れた存在だ。

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▼状況
レンタルDVDにて
▼動機
劇場鑑賞時に発作発生
▼感想
事実を伝えることが本当のつぐない
▼満足度
★★★★★☆☆ なかなか

▼あらすじ
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。
▼コメント
<全力でネタバレしていますのでご用心>

ブライオニー(シアーシャ・ローナン)は、幼き...
新!やさぐれ日記  2009年06月24日(水) 8時04分
移動サーカスでテントを次々と覘いてゆくような戦場の光景。引き揚げ船の到着を待つ兵士たち。長回しが効果をあげるなか、ダンケルクの場面は幻想味に溢れている。
シアーシャ・ローナンの透明感に驚いた。彼女の少女時代を切り抜いてフィルムに焼き付けたと云う一事をもって、この作品は絶対の価値を有する。
ジェームズ・マカヴォイの好演もキーラ・ナイトレイの薄い胸もシアーシャ・ローナンの前に霞む。
「つぐない」を観た。
死を控えた女性作家が21冊目にして最後の作品を書き上げた。小説のタイトルは『つぐない』。これは自伝的要素の強い作品で、作家自身を含め、多くの関係者が実名で登場すると云う。
本作の原作小説、イアン・マキューアン『贖罪』を読んでいない。『贖罪』を読みさえすれば了解できる事実関係を摑まずに本作を語ることは、作品を正しく理解していないことを露呈するのではないか。一抹の不安を覚えつつ、あくまで映画化作品を評価するのだから123分間に現れた事象から物語を再構成すればよい、とも思う。そのうえで評価するのだ。
作中に示された客観的事実はとても少ない。作中に現れる事象のどこまでが事実でどこからがブライオ...
MESCALINE DRIVE  2008年11月12日(水) 0時24分
「つぐない」 2008年 英

★★★★★



償えるものなら、私も創作した本を書こう。

うっとりするような映像と、カメラ・ワーク。
そして、タイプライターを打つ音が効果的。少女の心情を現したかのようなタイプや音楽
の調べ。
1930年代イングラン...
とんとん亭  2008年06月16日(月) 21時30分
これ程素晴らしい映画が、何故愛知県では一か所でしか上映されないのか理解できません。。

シネコンも10前後のスクリーンを有しているのなら、一スクリーンぐらいは、こういう映画を上映してもらいたい!


≪つぐない≫★★★★☆
監督:ジョー・ライト
脚本:...
キネマ徒然草  2008年05月29日(木) 2時37分
少々前のこととなるが、映画『つぐない/Atonement』を観た。
劇場は、テアトル・タイムズスクエア。
ここは、スクリーンも観易いし、流行りもの...
Funky Sensation  2008年05月12日(月) 21時18分
『ペネロピ』で注目したジェームズ・マカヴォイが出演してたことで観たい度上昇したのは『つぐない』でした。同じ監督の『プライドと偏見』が結構よかったしで、映像的にもたぶん好き。それにしても、キーラ・ナイトレイ・・・相変わらず胸がない、、、汗ある意味、うらやま
黒猫のうたた寝  2008年05月05日(月) 10時29分
長文がうんざりの方は300文字でサクッとチェック。  前評判の割にはアカデミー賞
セガール気分で逢いましょう  2008年04月28日(月) 21時04分
'08.04.19 『つぐない』@テアトルタイムズスクエア

「第二次大戦中のイギリス。政府高官の娘ブライオニーは小説を書くのが好きな夢見がちな少女。家政婦の息子ロビーと密かに愛し合う美しい姉セシーリア。ブライオニーは2人の仲を衝撃的な形で知ってしまう。そして彼女...
・*・ etoile ・*・  2008年04月27日(日) 23時55分


<ネタバレあります、たぶん>
この映画におけるつぐない(償い)とは、と考える。と、それは、鎮魂と赦(ゆる)しに他ならない。
監督:ジョー・ライト CAST:キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン 他
ゴールデングローブ賞 作品賞、...
Sweet*Days**  2008年04月24日(木) 9時54分
『つぐない』を鑑賞。   鑑賞候補に挙がっていた作品だけど、日経新聞金曜夕刊の「シネマ万華鏡」で 渡辺祥子(自称映画評論家)があいまいな評価をしているのを確認した瞬間に 映画館に行くことを決定(笑)。
時流を聴く  2008年04月23日(水) 22時30分
キーラ・ナイトレイがヒロインのイギリス映画「Atonement」、邦題は『つぐない』です。ゴールデン・グローブのドラマ部門作品賞受賞、アカデミー賞7部門ノミネートの作品。しかし英語が半端なものにとってはちょっち難しい映画だった事は認める(笑)。
今回はかなりつ...
ようこそ!子どもの本の森へ  2008年04月23日(水) 1時42分
つぐない/Atonement
2008/04/12公開 公式:http://www.tsugunai.com/ 

『プライドと偏見』につづくジョー・ライト監督とキーラ・ナイトレイの組み合わせ...
エミー・ファン!ブログ  2008年04月21日(月) 23時03分
2007年度映画の英国アカデミー賞で、凄く沢山の受賞をしたとのことですが、なるほど・・と思う部分と(アメリカの賞じゃなくて、イギリスのだ?...
ポコアポコヤ 映画倉庫  2008年04月21日(月) 21時36分
格式高いアカデミー会員が好きそうな英国産の悲恋物語がAtonement(つぐない)。 シーンの導入部分にタイプライターの音がオーバーラップする懐かしい構成と光を上手く使った映像が印象に残る秀作です。イギリス郊外のディナージャケットとシルクと煙草が残るお屋敷で、K...
表参道 high&low  2008年04月21日(月) 8時08分
贖罪
イアン・マキューアン 新潮社 評価☆☆☆☆
壮大なメロドラマを観ているよう。しかし、ありきたりのメロドラマでなく、最後に作家として名を成した77歳のブライオニー(バネッサ・レッド...
描きたいアレコレ・やや甘口  2008年04月21日(月) 0時09分
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