せいしゅんまっただなか

2005年09月20日(火) 22時49分
先週から早くも学校が始まって
新しい本が欲しいんだけど如何せん全くお金が無いので
手持ちを再読することにした。

放課後の音符』山田詠美・新潮社
高校の時、お小遣いが増えたこともあって、
自分で文庫本を買うようになった。
確か最初に買ったのが山田詠美の『僕は勉強が出来ない』。
好き嫌いある作家だとは思うのだけど、
これを読んですっかりハマってしまい
ぽつぽつ継続的に文庫を集めるようになった。
恋愛至上主義的な生き方と、異常なくらいドライな価値観が
しっくり来ない人もきっと居ると思うのだけど、
私はとっても好きだ。

大体高校生が主人公であることが多いのかな。
放課後の音符も主人公は、
「まだ恋に出会っていない女子高生」。
名前は無くて、「わたし」として存在する。
誰も言わなかった様な事をずばっと言ってたりして、
しかもそれに共感できたりして
「私が抱えてたもやもやはこれか」
と気付くこともしばしば。
「わたし」に感情移入しちゃうのね。
だからのめりこむ人と
そうでない人に分かれるんだと思うけど。
「わたし」と似てるか、「わたし」と同じく感じるか。
でも、そうじゃないなら
「わたし」の友人くらいの気持ちで読めば良いのでは。

ともかく、見た目は熟しているのに
香りにとっても青さの残る果物みたいな
そんな年代を上手に描いていると思う。
短編集だし380円とお安いので、買って読んでも損は無いかも。
確かにお話なのでちょっと上手くいきすぎだけど
決してありえないことは無い。というかありえる話。

高校時代に読んだのとはまたちょっと違う感じがするので
中高生用の恋愛の法則って扱いだけでは勿体無い。
大人が読んでも面白いと思うので、興味があったら是非に。
個人的には先生と生徒の恋がとても切なくて良いと思う。
  • URL:https://yaplog.jp/sleepwalking/archive/86
コメント
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
2005年09月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
https://yaplog.jp/sleepwalking/index1_0.rdf
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:sleepwalking
読者になる
Yapme!一覧
読者になる