プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:skolespllsjvjo
読者になる
2010年08月
« 前の月    |    次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
Yapme!一覧
読者になる
きちんとした食習慣を身に付けることは自分への確かな投資 / 2010年08月05日(木)
 マスメディアから流される情報はどうも信用ならん、とお嘆きの諸兄諸姉。誠に同感であります。分けても「食」という分野において、その感を強くしていらっしゃる方が多いと察しますが、それは正しいことであります。

 発展途上にあります栄養学は、諸説紛々、入り乱れ、何が真実なのか専門家にも判定できないところがあります。ある説が唱えられていたとしても、まったく真逆のことも、同時にまことしやかにささやかれていたりします。だから普通の消費者は、何を判断の基準にしていいのか分かりゃしない。一部良質なものを除いた、大半の低俗なマスメディアは、情報を精査もせずただひたすら垂れ流しにしているだけなんだから、信ずるに足りないのは当たり前のことですけど。

●正しい食生活とは

 つい先ごろまで「油は植物性のものを、それも体にいいリノール酸をたっぷり摂りましょう」と、言っていたかと思うと、ある日突然「リノール酸はアレルギーの原因物質ですから、あまり摂りすぎるのはよくありません」とくる。

 そうかと思うと「動物性の脂肪は健康によくありませんから、植物性脂肪をたっぷり摂ってください。バターよりマーガリンが健康的です」と堂々と宣伝していたかと思うと、気付いてみれば「マーガリンにはトランス型脂肪酸という有害な物質が入っていますから、できるだけ摂取量を控えてください」とひっそりと注意されていたりもする。

 「食事はバランスが大事です」と言っておきながら、それが何と何のバランスのことを指しているのかも明確に示すことができない。まさか、ごはんとおかずのバランスではないだろうな、肉と野菜なんていう単純なバランスのはずはないな、くらいは誰にでも分かるけど、その先の説明はまったくきいたことがない。

 いちいちあげつらっていたら切りがないけれど、そんな例はそれこそ枚挙にいとまがないくらいです。

 われわれ人間は自然の一部であり、食べたもので自分自身を形成しているのだから、食べるものがいかに大切かは、賢い人ならとうに知っていることではありましょうが、その人たちが疑いも無く信じている常識というものが、一読してひっくり返るような事実を列挙してあるのが本書なのであります。

 例えば、食事の中で穀物と豆類が2対1でバランスされていることが基本であり、油を摂るならオメガ3とオメガ6という二つの必須脂肪酸を1対4というバランスの範囲内で摂ること、さらに動物性たんぱく質の必要量は意外と少なく全食事量の10%以下でいいことなどが、分かりやすく書かれています。概要を示しておきますと、まずわたしたちが普段食べている食材を穀物、葉野菜と果菜、根菜、豆類、動物性たんぱく質の5つ、プラスα(海藻、オイル、調味料など)に分け、食事全体を10割とした時のそれぞれの適正な割合を出してあります。

 それは、穀物3、葉野菜と果菜2、根菜2、豆類1.5、動物性たんぱく質1、そして、αが0.5、という割合です。毎食この比率で食べることはなかなかむずかしいことと思いますが、例えば3日とか1週間とかの考えやすい単位でこのバランスを見直すということは、素晴らしい食習慣につながっていくことと思います。

 忙しいさ中、良い仕事をするためにと思って、積極的に食べていたものが、じつは体に悪かったなんて、知らないほうがある意味幸せなのかもしれませんが、後で健康を害してから真実に気づくというのも、なんだか納得のいかない話でありますので、賢明なかたがたは、この本に書かれていることを参考にして、古い食習慣を今一度見直し、新しい食習慣に変革すべきでしょう。

 『幸福論』や『眠られぬ夜のために』などの著者として有名なスイスの哲学者カール・ヒルティは、こんなことを言っています。

 「われわれは消極的に悪い習慣を捨てようと努力するよりも、むしろ常に良い習慣を養うように心掛けねばならぬ」

 確かに名言、というべきでしょう。

●食事は投資

 食事をすることは、ある意味自分への投資であります。悪書を読めばそれなりの知識が身についてしまうように、ジャンクなものを食べれば、それなりのものが体に入ります。今食べた新鮮な、おいしい、栄養分をたっぷり含んだ、オーガニックのトマトは数時間後に食べた人の体の一部になっています。同じように、どのようなプロセスで製造されたのか定かでない劣悪な材料でできたハンバーガーや牛丼を食べてもやはり、それは数時間後にその人の体の一部になるわけです。

 後者、またはそれに近いものばかり食べていて健康が維持できるとは誰一人考えないでしょうが、多くの人は少なからぬ罪悪感を抱きながらも、その安易な食習慣に甘んじています。結果的にその習慣に起因する疾病、つまり生活習慣病となるのですが、それを根絶するために食習慣の本格的な改善に取り組む方は、それほど多くはありません。なぜならば、その取り組み方をご存じないから、ということと、その効果が絶大であることをご存じないからです。

 この本の巻末には一週間の理想的なメニュー案を提示してありますので、これを参考として良い食習慣を養う基本にしていただきたいと思うのです。

 その第一歩は、できるだけ自然に近いものを食べよう、ということです。目指すことの最も対極にあるのがファストフードやコンビニで売っているスナック菓子やカップラーメンなどですが、これは外面こそ食べ物ですが、実際は食べ物ではありません。もし、食べ物と呼ばれるものが、食べた後なんらか体の役に立ち、良い影響を与えるものと規定した場合の話ですが。

 つまり、こういうことです。我々の体は常に栄養素を必要としています。その栄養素は工業製品化されたものにはほとんど含まれていません。それどころか工業製品化されたものには、体の中では使うことができない化学物質が多量に含まれています。それらは栄養素とはまったく別で、その食品自体を長持ちさせたり、見栄えを良くしたり、無理やりコストを下げたりするために使われているものです。いってみれば、それを食べる人たちのためではなく、それを製造し販売する人たちのために添加してあるわけです。その化学的な物質は体内に入ると単なる異物という扱いになり、早く体外に排泄しなければならないという状況に立ち至ります。

 そのために体にかかる負担は想像以上に大きいものです。結果的に静かに、継続的に体力を奪われることになります。そういった悪しき食習慣を続けたまま、長期間にわたって良い仕事をし続けることは、まず不可能であります。

 長い不況が続く今だからこそ、きちんとした食習慣を身につけ、自分への確かな投資をするべきでしょう。株式投資をするときに、どの銘柄にお金を投じるか真剣に考えるように、毎日の食事の内容を真剣に考えるべき時がきています。

 この本は、そのための頼れる羅針盤となるでしょうから、ぜひお手元に一冊お置き下さい。

(ITmedia エグゼクティブ) 8月5日10時40分配信 ITmedia エンタープライズ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100805-00000020-zdn_ep-sci
 
   
Posted at 12:36/ この記事のURL
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
 
 
Powered by yaplog!