出崎 統さんのニュース

April 18 [Mon], 2011, 14:34
アニメ監督の出崎統さんが死去 67歳、肺がん

 ご冥福をお祈りいたします。

これは かなりこたえますね…そうか…

 いろいろと思うところとか 考えることが ありますが

本当に 「あの方向性」の 作り手さんが 少なくなっている気がするので 残念です。

「どろろ」(手塚治虫)の文庫本の解説に出崎さんが

 「手塚治虫先生の描かれる漫画作品のなかには 「大人ってこういう悪いやつがいる」「確かにこういうずるい顔をする」という大人が出てくる」   

などということが書かれており

そこに着目するのか と思ったことがありますが きっとその辺がご自分の作品にも

「こだわり」となっていたのかなぁと。

つまり出崎さんは「大人」を 「いろいろな大人」「こうあるべきだと思う大人」「こうあっちゃいけないけどやってしまった大人」

などを 描き分けるところが 鋭いというか 素晴らしい 表現者だったなぁと。

そういう 視線 をもたれていた 表現者

「家なき子」で 幼いレミを捨てる(金で売り渡す)血のつながってない父親の心情が またもうすごくうまく描かれているというか

ずしん、と 心に来るんですよね。

ああ、悪役だけど悪いやつじゃない、でも 負けちゃったんだ つい 負けていい言い訳を 自分の中に見つけちゃったんだ

とかいう感じで

これは悪い事じゃなくて 仕方がない事なんだ と。

で、なんか「包み込む」んですよ。負けちゃった大人も あたたかく。

ジョンシルバーも 最後は負けるラインぎりぎりだった。 ぎりぎりで チョイ負け で終わった感じが私はするんです。

だから 続編の短編「夕凪と呼ばれた男(LD、DVDBOX特典)」を作らざるを得なかった というか

作らないと落ち着かなかったのだろうと。


ここからは個人的な「家なき子」の思い出ですが


最終回が私は高校の部活で どうしても見れなくて 当時は ビデオもありませんから

再放送まですごく待ちました 

何年待ったんだろうか その間に LPレコードなんかが出て ジャケットに最終回の画像が使われてるんですよたくさん(笑)

それを見ながら妄想して 想像して 

結局 再放送だったか LDが先だったか  

待ちに待った最終回 初回放送前にもらってとっておいた「立体メガネ」つけながら見ました(笑)。泣きました。

待ってた甲斐がある最終回で あれがないと最後のピースがはまらないんですよね。

そんな個人的な思い入れでした。  


ですので今日の 出崎統さん 追悼の 一曲目は 「家なき子」で。



謹んでご冥福をお祈りいたします。



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マンガ家です。

現在の代表作→アオイホノオ(ゲッサン!)、

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昔の作品→炎の転校生、逆境ナイン、燃えよペン、吼えろペン スカルマン などです。
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