デモンドリーム更新のお知らせですうぅ〜

November 21 [Thu], 2019, 8:59
まだやるんか〜い、と思われてそうですが、
また這いずり連載進めますう。
どうかどうかお見捨てにならず遊びに来てくださいねえ〜〜〜



人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

いよいよヤプログおしまいですね。
少しでも縁があったみなみなさま、どうかお幸せに。
まだ早いか??








デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー392 ガキとオヤジの意地

November 22 [Fri], 2019, 10:05
 ふにゃふにゃの体ではモンスター化した兄弟二人の不測の攻撃にはかなわない。
 スミス教授の教授室は普通より広いのにデスクは壁の隅に配置され応接セットも置かず
 いつでもトレーニングできる適度な空間がある。
 スミスが早速床に足を広げ、両腕は頭の後ろで組み、その場でスクワットを始める。
「ふん!ふん!」
 それを見て旬も壁に近い位置に行って軽くストレッチを始めた。
 というわけで二人は黙々とそれぞれの戦闘に備えて食後の運動を勝手にやりだした。
 軽く体を動かしてから旬は昨夜のオスカーがほんの一回の腕立て伏せで
 ヘロヘロになったのを嘲笑ったので
 俺はあんなへなちょこ野郎とは違うぜと、スミスに見せつけようと腕立て伏せを始めた。
 その旬がスミスに対し俺は凄いんだぜと、認めさせたがっているのを大人のスミスは
 横目に見て読み取り、鼻で笑いながら自分のスクワットのスピードをあげた。
 急にハイスピードで数を増やすスミスを真上に見て、
 たかが16歳のクソガキ、おこちゃまが見栄を張っても大人の本気にはかなわんぞと、
 しょーもない対抗心を燃やす大人げないスミス教授の浅い本音が見えた旬は
「くだらん。」
 と小声で呟いたが、こちらもライバルオヤジを嘲笑いつつ、
 腕立て伏せのスピードをあげ、高速で数を数え上げていく。
 その旬のハイスピードな腕立て伏せで数を増やしていくのをスミスは鼻で笑い、
 やはりおこちゃま。バカバカしい対抗心が見えてるぞ、と思うスミスは
 更なる高速スクワットで数を競う。
 そんなわけでまだ体力も戻っていないのに高速腕立て伏せと高速スクワットで対決した二人は
 昼休みに精魂尽き果てて倒れた。
「うう、まだ体力が足りなかった…。」
 意地を張った結果旬は中々起き上がれず、スミスも太ももがブルブルして立てなくなった。
 それでも大人の意地でスミスはなんとか立ち上がり、講義に行かねばと足を前へ動かす。
「じ、授業に行くぞクソガキ。」
 スミスが立てない旬の腕を引っ張って立つのを助ける。
 誰かの助けを借りるのが死ぬほど悔しい性格の旬はコドモなりの意地を張った。
「決して僕は治療が長引いて寝不足が続いたからだとか言い訳はしません。」
「バカモン。それを言い訳という。」
「クソオヤジ…。」
 しかしタコオヤジ・スミスとクソガキ旬はなんだかんだ言って助け合い、
 戦地に赴くかのようにふらふらしながら教室に向かった。 
 時間ギリギリまで高速数対決をしていたのでタオルで汗を拭く暇もなく、
 汗をかきかき教授室を出る二人。それぞれ別の教室に向かったが、旬とすれ違う院生たちは、
 何故かしっとり濡れた髪も美しい少年にハッと顔が赤くなった。
 なんとなくエロい…とスケベな目で見てしまう院生はオスカーだけではなかった。

 その頃、晃はロバートを連れてハドソン川に来ていた。
 バンダム兄弟を探す手がかりを求めて現場を検証しに来たのだ。
 マークは消えてしまったが、マイケルは晃がカギをかけていたから晃と一緒にいたはずだ。
 それなのに晃の目覚めたときにはマイケルは姿を消していた。
 巨大な大橋を背景に、晃とロバートは現場に立っている。





人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村










デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー393 晃の推理

November 24 [Sun], 2019, 10:02
「ここで俺の目が覚めたんだ。」
 マイケルが暴れた大橋がすぐ傍に見える川辺。晃は自分が倒れていたあたりを足で踏む
 ようにして、ここに自分は倒れていたとロバートに説明した。
 それから後ろを振り向き、晃は大橋を指さして言う。
「すぐそこから俺とマイケルは落っこちて川から這い出てすぐのここに上がったんだと思う。」
 本当に落ちてすぐ近く。ほぼ移動していなかった。ロバートは不思議そうな顔だ。
「俺は何度も繰り返しこの当たりを飛んでお前を探したが、マイケルもお前の姿も見えなかった。
 この川辺も歩いてみたのに。警察だってここを調べているのを見た。
 何故俺だけでなく他の人間までもマイケルを見落としたのかが分からないよ。」
 ロバートは腕を組んでいる。晃も冷静な判断をするロバートが見落とすわけがないと思った。
「確かにこの辺りはそんなに見え難いって程でもないよな。木も間隔があるし、
 草の背は低いし。何と言っても俺もマイケルも意識がなかったから隠れたくても
 出来なかったはずだ。だけど俺が目を覚ました時はマイケルはいなかった。
 俺一人でここに寝ていた。どうしてかなあ?」
 晃は自分が寝ていた場所を歩き回って確認するように左右を見た。
「たぶん、マイケルはお前より先に目覚めて移動したんだ。
 お前はマイケルが起きたと同時にマイケルから追いだされてしまった。」
「という事はマイケルも俺が起きるまではここにいたわけか。」
「ああ、マイケルには意識も目的もないからまだその辺にいるかもしれないな。」
 ロバートが遠くを見るが、晃は自分がいた場所を凝視したままだ。
「いや、何か違う気がする。マイケルに俺は乗り移った。マイケルが先に目覚めるかな?
 俺の支配があるうちは俺が目覚めないとマイケルも目を覚まさないと思うんだよなあ。」
「どういう事だ?」
 ロバートの問いに、晃は難しい問題を解くせいか眉間に皺を寄せて答えを探している。
 そしてあの夜の記憶を色々巡らせていくうちに重要な事柄に思い至った。
「あの夜レオンがいたな。俺を殺した奴の傍に。なんでだと思う?」
 晃を暗殺したのはクリス・スワンだと晃自身知ったので晃は余りクリスの名前を言いたくない。
 クリスがニューヨークにいるのも、レオンと一緒にいるのも実に不思議なうえに、
 バンダム兄弟と出会ってしまったのも悪い偶然だ。ロバートもそこは気になっていた。
「地獄にいるはずのレオンがクリス・スワンに入れ替わったのを俺は確かに見た。
 たぶんレオンはクリス・スワンに憑依して成り替わろうとしていたんだろうな。」
 晃は益々険しい顔だ。レオンもクリスも晃にとって敵だ。
 …レオンとスワン、あの連中は何しにニューヨークに来ていたんだ?
「地獄から、どうやってここに?いや、理由はわかるよ。
 あいつが万里子を諦めてないからここにいるんだろうって。それも俺には大問題だ。
 万里子を諦められないあいつがスワンの傍にいたってことは、
 あの野郎、…スワンと万里子の関係を知ってやがる。アマデウスからスワンが万里子を
 奪い返しに来たのをどこかで見ていたのか、あの事件とは別に何か万里子を調べたか。
 レオンの目的は万里子だろう。だけど、あの夜…マイケルがレオンに何かされたよな。」
 ロバートも晃も大事な事をもやもや思い返した。
「ああ、レオンはマイケルに入らない状態でマイケルを操ろうとしていた。
 そんな真似が出来るなんてあいつは死んでも危険な奴だな。全く厄介な話だ。」
 晃は川向こうの摩天楼を見なおした。
 ニューヨークはレオンの組織の拠点だ。隅々よく知っている。





人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

遊びに来てくれてありがとね〜








デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー394 殺人鬼が殺人兵器を手に入れた

November 26 [Tue], 2019, 10:01
「マイケルに入っていたはずの俺の意識が戻ったのはマイケルから俺が出たからか?
 でも俺の意志とは違う。
 俺は完全に意識がなかったからマイケルから俺を出したのはレオンか?
 だとしたらレオンがマイケルを操ってここから連れてった可能性はないかなあ?」
 ロバートもマンハッタン島の高層ビル群を見つめて推理した。
「もしそうなら朝の大量殺人ニュースも納得できる。犯人はレオン。遺体を侮辱したのも
 レオンがマイケルを使った犯行だろうな。」
「それだな。」
 二人の推理はほぼ正解だった。
 晃はレオンの危険な性格を考えてこの事件が思いもよらぬ展開になるのを恐れた。
「あの殺人鬼が、殺人兵器を手に入れたってなら、とんでもなくヤバイ。」
 ロバートの顔にも焦りの色が現れている。
「シュンとはタイプが違う殺人鬼だ。完全にイカレた男だ。」
「あいつに比べれば旬は知性派の殺人鬼だもんな。」
 晃がちょっと胸を張ったのでロバートは肩を上げて頭を左右に振る。
「どっちも大量殺人鬼だ。それでこれからどうする?どうやらこの辺を探すより、
 マンハッタンの殺人現場を探したほうがよさそうだが。」
「地獄から這い出て万里子を奪いに来た男が、何の目的でマイケルを操るのか殺人現場に行って
 調べよう。とにかくマイケルはレオンの傍にいるからレオンを探せばマイケルも見つかるだろ。」
 二人は互いに頷くと同時に飛び上がってテレビ二ュースで見た場所へ向かった。
 川面が陽を反射してきらきら煌めくハドソン川と大橋を横切り、高層ビル群がすぐ目前に
 迫ってくる。
 巨大ビルの合間を飛ぶ二人の目下の車道は車が行き交い、歩道は大勢の人間が歩いている。
 表通りを上から見ていると、普段は通行人が多いのに代わりに今日は制服警官が
 うじゅうじゃいるから殺人現場が近いんだなと、わかりやすかった。
 晃とロバートはビルの上層から路上へと降りていき、
 たくさんのポリスの頭上4mくらいの高さで浮遊したまま相談しあった。
 ロバートが向こうを見て言う。
「最初に発見された死体の殺人事件の現場がここから向こうの3ブロックの裏道だ。」
「あっちとこっちのどっちが殺人の始まった場所かこの辺の浮かばれてない霊に聞いてみる?」
 ロバートが笑みを浮かべる。
「聞き込みか。ちょっと刑事みたいだな。俺は刑事ドラマは好きだったよ。」
 ロバートは昔見た渋い刑事ドラマを想像したが、
 晃は宇宙レベルの捜査官、エージェントのほうを想像した。
「いやいや、メ〇インブラックのほうがカッコイイよ。
 どうせなら俺らもあの格好に着替えてエージェントごっこしようよ。」
 言ったすぐに晃はくるっと回転して服を黒いスーツに着替えてポーズを決めた。
 さすがイケメン。スッとしたスタイルに黒スーツがモデルのようにキマっている。
「じゃあ俺も。」
 ロバートは回転しないで普通に黒スーツに着替えた。晃とお揃いのスーツに着替えると、
 二人はお互いの服装をチェックして笑顔を向けあい、地面に降りて聞き込みに向かった。
 事件現場はニューヨーク市警が多数配置されていて、その中に見知った顔の私服刑事もいた。
「おいロバート、ウォーレン刑事だ。麻薬取り締まりのウォーレンも駆り出されてるのか。
 嫌だなあ、旬に初めてできた友達が
 旬を助けてくれた刑事を食っちまうとかいうのは勘弁してほしいな。」
「全くだ。シュンが悲しむ。」
 化け物捜査の物々しい武装警官たちと殺人犯捜索のニューヨーク市警たちを
 晃とロバートは堂々と通り過ぎるが、
 生きている人間に晃たちは見えていないので当然職務質問で呼び止められることはない。
 一般人が現場に立ち入らないようにしている黄色いテープも通り抜けた二人は、
 周囲を無視して大きな声を出しながら歩いた。





人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村










デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー395 天使のような悪魔が来た

November 29 [Fri], 2019, 8:58
「おーい、俺の声が聞こえる奴はいないか?今日の夜中の事件を見てたやつはいないか?」
 かなり大きな声を出して通過する。晃とロバートはこの世に未練と悔やみを持って彷徨う
 浮遊霊だ。他のまともな霊とは波長が違うので晃たちは孤独だが、同じ浮かばれない霊同士
 なら話せる。しかしたいてい浮かばれない霊たちは他人と関わりあいたがらない。
 大きな声で事件現場の2ブロックを歩いてやっと答えてくれる奴が現れた。
「俺は見たぞ。昨日の化け物を。」
 どこかから声がしたが一見見えない。晃がキョロキョロ見回すと真後ろの壁に不気味な顔をした
 初老の男が顔だけ出している。
 男の顔はレンガの建物というか、レンガの中から目鼻や口が出ている。
「うわああああああああああああああ!!お化け!!!」
 驚いた晃は足を絡めたようにすっころんだ。
「うわっはっはっは、はっはっは、ひはっはははは。」
 晃の盛大な転げ具合が面白くて見知らぬ壁おじさんは大笑いをしている。ついでにロバートも
 笑っているが。
 晃は恥ずかしくて真っ赤になった。
「くそっ!脅かすなよ畜生。人が悪いじーさんだ!」
「ひっひっひ。それで何が知りたいんだ小僧?」
「小僧じゃねーよ!さっきあんたが言った化け物の話を詳しく教えてくれよ。」
 壁から顔だけ出してるおじさんは駄々もこねずに普通に話し始めた。
「この壁から俺の縄張りを荒らす奴らを数えては呪うのが俺の日課だ。
 今日も俺がここに入って来たやつを呪っていたら化け物が現れた。
 化け物を連れてきた美しい男はまるで天使のようだった。
 金髪に白い肌、まるで美女のように美しい男だ。
 俺を哀れんだ神様が俺を救うために使いの天使をよこしたのかと思ったがその男は
 悪魔だった。手足の細長い折れ曲がった化け物に命じてホームレス二人を殺した。」
 思わずロバートと目を合わせた晃が言う。
「レオンだ。やっぱりあいつがマイケルを使って殺人事件を起こしたんだ。
 死んでも性格は変わらないから暇つぶしに殺しを楽しみたくなったのか?」
 すると壁おじさんは不思議な事を言った。
「金髪の悪魔は化け物にホームレスを気絶させて練習するとか言ってたぞ。
 でも死んでたからがっかりして首を引きちぎって向こうに行った。」
 晃がすぐ突っ込む。
「練習??なんの練習だ?」
「知らねえよ。もういいか?」
 壁おじさんは久しぶりに長々話してくたびれた顔だ。
「ああ、ありがとう。もしまたその男を見たら教えてくれよ。」
「気が向いたらな。」
 壁おじさんはそういうと顔を引っ込めて壁の向こうに消えた。
 晃とロバートはまた新しい推理をしなければならなくなった。
「どう思うロバート?レオンは被害者たちでなんの練習をしたかったんだろう?」
「予想もつかないが、失敗した結果が9人の遺体になったという訳だな。レオンのことだから
 被害者の頭を取ったのも9の数字も意味はないんだろう。
 なんの練習かは知らないが練習したいならまた今晩も来るかもしれない。」
 晃は頷いた。




人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

マイナス5度〜〜〜〜だった。








P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:sibaenn
読者になる
https://yaplog.jp/sibaenn/index1_0.rdf
2019年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ