凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー298 晃は見るな

May 01 [Fri], 2015, 12:58
「助かった。いいタイミングだ総司さん。」
 貝原がいなくなった途端表情が変わり冷静な笑みを浮かべる旬。
 にやっと微笑む旬に晃は戸惑う。
「旬?」
 晃もロバートも旬が望んでいたのかいないのかわからなくなって二人顔を見合わせた。
 貝原と入れ違いに別のエレベーターからホテルの支配人が現れた。
 総帥と社長が可愛がっている美少年の不調とあっていかにも心配そうな顔だ。
 支配人の手振り身振りはちょっとわざとらしいのだが…。
「旬お坊っちゃま!具合は大丈夫ですか?」
 旬は急いで服を整えて支配人に言った。
「すみません、少し座り込んじゃって。もう大丈夫です。」
 旬は支配人を言いくるめて帰すとすぐバスルームに飛び込みシャワーを浴びた。
「ふー、ヤバイヤバイ。こっちまで副作用が出ちまう。」
「何なんだ?お前…?」
 広いバスルームでシャワーを浴びる旬の横に晃は立っている。
 まだ旬の目にはっきり晃の姿が見えているので旬は晃を睨んで口を尖らせた。
「晃。あんなとこ見るんじゃねーよ。恥ずかしいだろう。ったく空気を読めっつーの。」
「お前、やめてくれよもう…。」
 シャワーを浴びて髪を拭きながら旬は隣の総司を見に行った。
「総司さん…俺と一緒で気疲れしてるんだろうな。なんか頑張りすぎって感じだ。
 でもありがたい。」
「そうだぞ、総司君に感謝しろ!」
 間髪入れずに旬にお節介を言うからイラつく旬。
「うるせ―ぞ、晃。」
 でも本音は嬉しい旬はホントには怒っていない。だから晃が肩を抱き寄せても
 振り払わないで笑っている。
 晃が旬に抱きついてじゃれる…旬お前とまたこうしていられるなんて夢みたいだ。
 …でも駄目だ…これは麻薬でお前の頭がおかしいからこうなってるんだ。
 これじゃ…旬が駄目になる……。
 晃が危惧するように今の旬は他人から見たら一人きりで誰かと
 話しているようにしかみえないのだ。
 ロバートも二人の邪魔をしないように少し後方で微笑んではいるが、
 旬の異様なはしゃぎっぷりが正常でないと示していて心配だ。
 甘栗本社ビル最上階の社長室の総司はすっかり日課になった行動、
 定時になるとホテルを振り向き、旬の部屋を見て旬が帰っているかを確認する、
 を行った。




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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー299 異常か、それとも正常か

May 03 [Sun], 2015, 11:30
 総司は旬の部屋に明かりがついてホっとしたがしかし、窓際で旬がフル○ンで
 一人はしゃいでいるのでびっくりした。
 総司自慢の本社エリート社員はまだ残業中、その中には有能な女子社員もいるのだ。
「な、何をしているんだ桐生君はっ!」
 総司は慌てふためいて携帯をかけた。
「はい、総司さん。え?」
「何をしているんだ桐生君!素っ裸で窓際に立つんではない!」
「あ?ああ、まあ総司さんに見られても別に。」
「いいだろう私は!しかしどうだ、下の階で見ている者はいないか?」
「えっ?あっ、やべー、見てます。うわー!じ…女子が見てる!わああああああ〜〜!」
 旬は慌てて引っこんでパンツをはいて出なおした。
 パンツ一丁で窓際で手を振る浮かれた旬を総司は怒鳴り散らした。
「馬鹿者がああ!我が社の女子にセクハラをするんではない!」
「どっちかっていうとこっちが覗かれたんです。」
「君が見せるからだ!わいせつ物陳列罪だ!」
「く、くそ…。あれ?晃?晃がいない…。」
 旬は誰もいない部屋を晃を探して見回し、総司は心配になった。
「また晃氏が見えるのか?」
「あ…大丈夫です。」
 総司は不審な気持を抱きながら電話を切った…麻薬を飲んだのではないか…?
 旬はそのままベッドに倒れて眠ってしまった。
「旬……。」
 晃はじっと旬の側で旬がもうこれ以上麻薬を飲まないでくれと祈った。
 総司が遅くに帰り旬の部屋を覗く。旬は寝ているようだ。
「桐生君、夕飯はどうした?私は軽く食べたが、夜食なら付き合うぞ。」
「…総司さん…もう今日はいいです。おやすみなさい。」
「…うむ。おやすみ。」
 次の日旬はいつもと同じに牛乳を飲んでいるのを総司はうろんな目で見ている。
 総司が無言で睨んでいるので旬はめんどくさい気分だ。
「総司さん、どうしたんですか?今日も顔怖いです。」
「君は…昨日…いや、いい。」
「総司さん今日新しくアレンジした歌入れてきます。」
「うむ。」
「少し遅くなります。10時くらいかかってもいいですか?」
「10時?遅いな。」



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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー300 僕は恩を返せますか?

May 04 [Mon], 2015, 11:45
「はい。それはうまく録れたらです。もっと遅くなるかも。」
「君は歌はどうなのだ?」
 総司は本心では興味津々なのだろうが表情は崩さないようにしている。
「まあまあです。ちょっとずつ歌って、切り張りして作るんです。素人なんで。」
「ふむ。面白いものだな。君が歌手デビューか。」
 総司の顔が少し綻んだ。
「総司さん、僕の歌ヒットしたら甘栗グループの利益になりますよね。」
「当然だ。」
「僕、少しでも恩返しできるかな。」
 旬は無邪気な感じだが、総司は感慨深く思い返した。
「…君は先日既に大きな恩返しをしてくれた。君が本社社員のミスに気が付いてくれな
 ければ数千億以上の損害が出た上にグループの信用が激しく落ちる所であった。
 本当に感謝している。もしかしたらこの損害を止める為に亡き父が君と巡り合わせて
 くれたのではないかとすら私は考えた。…ありがとう桐生君。」
 旬は本当に嬉しそうにニコニコ笑った。
「総司さん僕嬉しいです。」
「うむ、また本社で社員を見回ってくれ。」
「はい、総司さん。」
 今日は旬と総司は仲良く笑顔で出かけるようだ。
 それをまたホテルのロビーで貝原は薄笑いで見ている。
 先に貝原に気づいたロバートが無言で晃に指し示し、晃もそっちを見て気づいた。
「カイバラが…また来ている…シュンを本当に連れて行く気か?」
「許せねえ…!」
 晃とロバートは旬を守ろうと両隣りに並んだ。
 そんな二人の気持ちも知らず旬は総司と別れてミュージシャンの本田の所に行った。
 スタジオではいつもの様に本田はギターを弾いている。
「よ〜、この間のお前の歌、光のところをライト・シャインにかえたぜ。いいか?」
「もちろんです。俺詩なんて恥ずかしいくらい下手なんで。」
「歌は歌い込んだか?」
「ちょっと。」
「まあいいか。」



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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー301 乱交パーティーのお誘い

May 06 [Wed], 2015, 13:08
 本田は曲を奏でて旬に歌うように言い、旬は少年らしい幼さと大人びようとする
 アンバランスなたどたどしさでむしろ魅力的に歌った。
「うん。変にうまくしようとしない方がこの曲はいいな。お前の声はよく合ってる。」
 少し歌いこんで本田に習い、旬は演奏に合わせながら少しずつ歌を入れていった。
 朝からずっと夕方まで…。
「今日はもういいぞ矢上。いい曲になった。」
「ありがとうございます。」
 本田と別れて旬はスタジオの入ったビルから出ると緊張から開放されて、伸びをした。
 すると車が旬の横に止まりずっと待っていたのだろう貝原が顔を出した。
「矢上、乗れ。」
 下卑た笑顔を貼り付けた貝原に対し冷たい眼差しの旬。
「まだ時間には早いよ。俺寄りたいとこあるんだ。」
「送ってやるよ。」
 旬は貝原の車に乗って旬の通っていた高校の隣の女子高に行った。
 旬は今晩の宴の様子を全く何事でもないかのような感じで普通に聞く。
「今日は何人来るの?」
「全部で5人の予定だ。全部大物。しかも全員甘栗の先代からの長い付き合いだ。」
「……。」
「お前が相手して、よ〜く接待すれば先代の後を継いだ兄弟は相当喜ぶだろうぜ。」
「……先生は悲しむだろうけど…甘栗グループの為になるならいい。」
 貝原はニヤッと笑って車を走らせる。高校に着くと車内から下校中の生徒を見る。
「俺、一人で全員の相手するほどのテクないから高子に助けてもらう。」
 中年好きのスケベな女子高生は貝原のおもちゃでもあった。
「ああ、あいつは口テクだけはいいからな。」
「ほら、噂をすればだ…高子!」
 旬は車を降りて高子に近寄った。
「矢上っ!!もしかしてあたしとエッチしたいの!?」
「ばーか。今日は高子にいい話だ。政治家と今日みんなで乱交パーティーだから
 俺を助けてくれ。」
「ほんとー、そしたらあたしアイドルデビューできるかな?」
「できるよ。総理候補が来るんだ。お前上手にたらしこめば凄い後ろ盾になるぜ。」




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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー302 少年のあえぎごえ

May 07 [Thu], 2015, 13:15
 スケベなおじさんとエッチすればアイドルデビューできる!
 と思った高子は嬉しそうに飛び跳ねた。
「うれしー。いくいく。矢上ともしたい!」
 高子という女は旬には理解できない。汚らわしい奴だと旬は冷たい顔だ。
「俺は嫌だよ。お前としたらホントの男女の性行為になっちまう!
 俺は愛する女性とだけするんだ。」
 高子は寂しい気持ちになった。ちょっと幼い表情で旬の顔をじっと見上げる。
「矢上だって、一度すれば高子が良くなるよ。」
 旬の顔に自分の顔を近寄せる高子にあからさまに顔を背ける旬。
「嫌だ。」
 すぐ側で旬と高子の様子を見て、ロバートはちょっと嬉しそうに晃に尋ねる。
「なあ、アキラ、この子はシュンに惚れてるな。」
「ああ、でも旬はわかってないな。ただのエッチ目的だと思ってる。
 女心なんか旬にはわからないんだろうけど、
 もう少しくらいはわからないと全部無意識でフっちまうから、
 これからもやって来たチャンスが無くなるだろうよ。
 ただでさえ普通の女の子にとって旬程の美少年はハードル高すぎるのにさあ。」
「シュンは顔がキレイすぎる上に態度が冷たすぎるから、シュンに負けないで
 口説いてくるこんな女の子は逆に珍しいよ。」
 晃とロバートとしては旬が恋をしたがっているのを分かっているので色々
 アドバイスしたい所だ。実際に良い忠告をされてもそれを旬が聞くとは思えないが。
 旬と高子が二人で車に乗ったその後ろを旬が探す小太りな女の子が歩いているが
 旬は気付かなかった。
 貝原に連れられて旬と高子は都内の超高級マンションについた。
「ここで今日はパーティーだ。先に行ってシャワー浴びておけよ。」
 貝原に促され旬と高子はマンションで出向いて待っていた榊原の部下達について行った。
「なんてことだ旬…お前…本気であんな奴らに弄ばれる気なのか?」
 ショックでふらふらになってしまった晃をロバートが肩を抱いて支えてくれた。
 すると晃達の見ている前で貝原は電話をかけ始めた。
「もしもし、村田さんですか?甘栗社長にお話があるんですが。
 いいえ、むしろ甘栗グループの繁栄の礎になるいい話です。」
 本社社長室の総司のところに秘書・村田が入ってきた。
「社長、解雇した貝原がお話があるそうです。」
「む?何をいまさら。」
 総司が電話をとると変な声がしてきた。
「…あ…ハア、ハア…ん…いやだ……ハア、ハア…。」
 明らかに少年のあえぎ声に総司は怒った。



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不適切になってた。なんかがひっかっかった。
お手数をおかけしました。
P R
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