凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー80 俺が…、愛人??

June 01 [Sun], 2014, 12:23
 中堅政治家はそういうと慌てて旬の上に伸し掛かり服を脱がせ始めた。
 まさかここで!!!!???
 いきなり既成事実を作るという非常識な展開に頭が真っ白になる旬。
「後にしましょう!!」
 旬がそう叫んだちょうどその時ドアが叩かれて局のディレクターが
「先生、番組にクレーム来てます。」
 と政治家を呼んだので旬は助かった。
 政治家は服を整えてから旬に振り向いて言った。
「今晩ホテルに来なさい。続きをしないといけないから。
 君に部屋を用意する。そこに住みなさい。その部屋では毎週会合をする。
 君には他の政治家の接待をしてもらうからね。ベッドは大きいのを用意する。」
 ともうまだ何もないはずなのに既成事実があるかのように話すので
「お断りします!」
 と真剣に断った。
 ドアの外ではダンダンダンダンとドアがけたたましく叩かれる。
「先生、お願いしまーす。」
「まったく…。」
 政治家が出て行って旬も虚ろに出てきて、廊下で若宮はオロオロしている。
「だ、大丈夫ですか?」
 ちっとも役に立たない若宮を恨めしそうに見て説明した。
「挨拶じゃなくて…襲われました…。おまけに愛人になれって…。」
「……。矢上君…今日はもう帰りましょう。」
「はい。」
 がっくりしながら二人で歩き出すと声を掛けられて二人はひえーっと振り返ると
 さっきの政治家の使いが話しかけてきた。
「先生からご伝言です。
 ちゃんと関係を結ばないといけないので今晩はホテルに必ず来なさい。
 それから来週までにこの部屋に引っ越しなさい。
 来る時は人に見られないようにしなさい。とおっしゃってました。それからこれ。」
 使いは旬の手に鍵を乗せた。
「あなたのお部屋です。それでは失礼します。」
 秘書は頭を下げて去っていったが旬と若宮はゲーッと悲鳴を上げた。
 すっかり恐怖を感じてとにかくこのテレビ局を出ようと歩いたがその途中で
 どんどん捕まる。
「君、名前は?」
「矢上旬です。」
「凄くいい。凄く興味が湧く。わたしは写真家の牧だ。君の写真をぜひ撮りたい。
 今晩自宅に来なさい。サンプルを撮ろう。」
 旬は薄笑いで逃げると、今度は髭のおっさんが笑顔で寄ってきた。
 一人が去ると次が待ち構えているようだ。
 どこかで並んでいるんじゃないだろうなと旬は不安になった。



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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー81 エッチの予約殺到で熱が出た

June 03 [Tue], 2014, 12:22
「最高に可愛いから僕のプロダクションにおいでよ。最高の待遇で売り出すよ。
 ゆっくり話そう、今晩ホテルに来なさい。」
 この社長のプロダクションは業界トップで甘栗プロなんか目じゃない。
 大手の芸能プロダクションの社長が旬に熱視線を送るから若宮は慌てて、
 他のプロダクションに金の成る木を盗られてなるものかと焦った顔になった。
「申し訳ございません、この子は大切な甘栗プロの期待の星なんです!!」
 と本気でお願いすると
「じゃあ、君も一緒においで、マネージャーとしてこのままこの子についてていいよ。
 お給料は今の倍だすよ。」
 というので若宮は急に嬉しそうな笑顔になり、
「よ、よろしいんでしょうか社長?」
 と態度をコロッと変えたので旬はこいつ…と若宮を睨んだ。
 たまたま来ていたどこぞの芸能プロの社長から逃げた旬はもうすぐテレビ局の外に
 出られるとフラフラになりながら健全な外の世界をめざそうとすると
 正面玄関からピンクのシャツを着た男が旬をめがけて走ってきて
「いやーん、可愛いー。」
 と言って抱きついてあと一歩というところで捕まった。
「あたしー、雑誌の編集長してるの―。あなた何て名前?
 ぜひぜひあなたにアレとか色々突っ込んでインタビューしたいわー。
 ちょっと遅くなるけどあたしの家で待ってて〜。」
 と旬を誘ったのでもう旬はほうほうの体でフラフラ逃げた。
 帰りの車では旬は後部座席に倒れてしまった。
「矢上さん、大丈夫ですか?」
「あんまりよくないです…。芸能界の常識は違うんだってよーくわかりました。」
「危なかったですね…。」
 事務所に着いて旬はショックを引きずって事務所の壁際に置いてある
 一応来客用ソファーに横になり若宮が用意した濡れタオルで熱が出た額を
 冷やしている。その横では御手洗がセンスで旬の顔を扇いでくれている。
「矢上ちゃん、しっかりしてよ。」
「熱が下がりません。」
 ショックで熱を出して休んでいる旬の上から貝原が顔を出した。
「どうした?」
 貝原の顔に親しみさえ湧いてくるほど旬は参っている。
「△△テレビに挨拶に行ったら…みんな貝原さんみたいでした。」
「ははははは、そうだろう、そうだろう。」
 貝原は嬉しそうに背中をのけぞらせて大声で笑う。
「なんとかって番組のプロデューサーとドラマの監督と写真家と雑誌の編集者から
 ホテルに誘われました。」
 貝原は満面の笑みで大きく頷いた。
「凄いな矢上。よくやった。」


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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー82 総司を試す?

June 04 [Wed], 2014, 12:24
 貝原が何を褒めているのか意味不明で、何が凄いんだよ、と旬には謎だらけだ。
 額を冷やしながら目を閉じると、キモイおっさんたちが見える。
「それからなんとかって名前の芸能プロの社長にも誘われました。」
 これには突然目をむいて貝原は怒りを表した。
「何っ!ちゃんと断っただろうな!」
 他の事務所に盗られてなるものかと貝原はいきり立っている。
「はい。それから一番最悪だったのが中堅政治家です。控室でいきなり襲われました。」
「…控え室では関係しなかったのか?」
「当たり前でしょう?控え室ですよ?会って1分ですよ?
 途中で政治家がディレクターに呼ばれて助かりました。でも来週からこの部屋に
 引っ越せって。」
 と言って寝そべった状態でポケットから出して鍵を貝原に見せた。
「来週からこの部屋で会合もするし、その接待をしろって。まるで決まったかのように
 言ってました。ベッドも大きいのを用意するって。ベッドで接待って要するに
 身体を売れって話ですよね?なんでこの僕が初めて会った政治家の為に
 身体で接待しなきゃなんないんだっつーの。」
 貝原は静かに黙って考え込んだ。
「おまえはたいしたものだ。ちょっと歩いてそれだけ引っ掛けたとは…。
 既に仕事がバンバン入ってる。デビューを早めるか。
 政治家がつくのはいい。有利だ。自分でよく考えるんだ。
 そういうのは多ければ多いほうがいい。」
 引っ掛けたって、そうゆう話かよ?旬はもう疲れきって貝原の話の途中でぐーと寝た。
 
 甘栗所有の高級ホテルの高級中華店で旬と総司は夕食を食べている。
 もちろんオーナーの総司の為に個室のVIP席が用意されている。
 本来仕事で遅くなりがちな総司は夕食も仕事の接待や会食で済ませるのだが、
 旬が日本に戻っている間は兄に代わって旬の親代わりとしてできるだけ早く帰宅?し、
 旬と一緒に食事をしてやろうと努力をしている。
 総司は自分が旬の父・晃と顔がそっくりなこと、晃の死のその日に出会ったことで
 親になってくれと桐生晃に頼まれたのかもしれない思うふしがある。全く違うが。
 しかし、いついかなる時も気を抜かない総司との食事は旬にとっては気疲れだ。
 今も背筋をぴんと伸ばし、暗い顔で食事をする総司の前で旬もキチンとして食べている。
 チラッと総司の顔を見る旬。いつも生真面目な顔の総司は感情が見え難い。
 旬は今日の出来事を話して総司がどう反応するかを試してみた。
 ずっと静かに食べている旬が熱々の小龍包を一切れ食べ終わってから切り出した。
「総司さん、今日僕テレビ局に挨拶に行かされました。」
 無表情ながら相槌を打つ総司。
「そうか。」
 チラ〜ンと目だけで見ながら続ける旬。


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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー83 小さなイヤガラセ

June 06 [Fri], 2014, 12:48
「それでなんとかってプロデューサーからホテルに誘われました。」
 唐突に思いがけない言葉を耳にし、丁度ふかひれを口に含んだタイミングの総司は
 食べ物を喉に詰まらせた。
「ゴホッ…。」
 総司は軽くむせてワインを取って飲む。
 旬は平然とした顔で総司にまるで無知な小娘のマネでわざと尋ねる。
「僕、どうしたらいいですか?」
 総司の眉間に皺が寄る。
「もちろん断りなさい。」
「はい。」
 黙っているが顔が怖くなってきた総司を観察し、
 旬はアワビのステーキをわざとらしくよく噛んで飲みこんでからまた言った。
「ドラマの監督が僕に身体を密着させて凄く上下に動いて苦しかったんですけど
 あれなんでしょうか?監督は凄くよかったホテルで待ってると言ってました。」
「ぐっ…!!」
 総司は旬に抱きつきわいせつな動きをする男を想像し再びむせて喉をおさえながら
 言った。
「その人物には近寄ってはいかん。わかったね。」
「はい。それからなんとかって雑誌の編集長が僕にツッコンでインタビューしたいから
 家に来るようにって。」
「ごほん、ごほん。」
 総司はベッドの上で中年男が旬を後ろから抱いて好きな食べ物は?と質問し、
 それに旬がハアハア喘ぎながら天ぷらです、と答えている様を想像し再々むせたが、
 旬はザマーミヤガレいい気味だ、とヘーゼンと松坂牛を食べた。
「丁寧に、失礼のないような言い訳を考えなさい。他にもあるか?」
「はい、写真家のなんとかって人が僕を撮影したいから自宅に来いって。
 それから他のプロダクションの社長がゆっくり挨拶したいからホテルにって
 あとは最悪なのがなんとかって政治家のおっさんが今晩来なさいって。
 このおっさん凄くいやらしくて控室に呼ばれて行ったらすぐ押し倒されました。
 なんとか逃げたんですけどちゃんと関係するから今晩ホテルに来なさいって。
 頭がどうかしてるのか僕に部屋の合鍵を持ってきてもう愛人扱いでこの部屋に来週から
 住みなさいって言うんです。全然有無を言わせないんです。
 おまけにその部屋で毎週他の政治家との会合をするから相手しなさいって。
 接待をさせるからベッドは大きいものを用意するって言ってました。
 たぶん今頃その部屋に大きなベッドがセットされてるんじゃないかな。
 なんで僕が政治家の接待しなきゃなんないんだって社長に話したら自分で考えろって。
 でもそういうバックがたくさんつくと有利だって言ってました。
 ……こんなにあちこち毎日相手してたら僕身がもちません。」
 総司はすっかり参ってワインを一気にグッと飲み干しグラスをガシャンと置いた。



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凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー84 超美少年ストーカー

June 07 [Sat], 2014, 12:38
 「汚らわしい!噂に聞いた事はあったが事実だったとは!!」
「総司さんはこういう事もわかっていて僕を囮捜査に誘ったんじゃないんですか?」
 囮捜査なら最悪仕事のために身体を許すなんて展開もドラマではある。
 また刑事ごっこのつもりだな?と、囮捜査など頼んではいない総司はムッとした。
「囮捜査ではない。情報収集だ。」
「その割りに話が進んでます。このままじゃ逃げられなくなりそうです。」
 総司は気まずい顔をした。
 総司は旬の魅力なら芸能界で大成功しバカ売れするだろうという計算を昔からしている。
 だから兄に頼まれたのは渡りに船でうまく旬を丸め込んで売り出したかった。
「……君は私を断罪しているのか?」
「違います。僕もこんなの知らなかったし。総司さんは知ってたのかなって。」
「私は知らない。こうした部門では完全に任せきりにしている事はままある。」
「ふーん。その結果あとで大火事になるって事もありますよ。」
「うむ。社長が知らないではすまないな。良い忠告として受け取ろう。」
 旬と総司は静かに再び食事に専念した。食べ終わってから旬は総司に話した。
「芸能界ではよくあることなんでしょう?」
「……。うむ。そう言う噂を聞く。」
「怖いですね、芸能界も。まるで売春クラブと同じ…いや、違います。
 タレントたちは自分でこの業界で売れる為に自分を売るんだ。
 それにその見返りとしてドラマやバラエティーに出る。
 その結果社会的に認知された成功者になる為に。逆に売春は社会の底辺。
 同じ事をしても扱われる立場が大きく違う。
 でも僕が体験した売春組織はもっと悪い。自分の意思はない上その見返りもない。
 社会の認知どころか闇に幽閉すらされる。逆らえばクスリ浸けのただの奴隷。
 そんな人間達がいる。自由意志を失う事が一番辛い。」
 総司は黙って聞いたが、その顔は深刻で複雑だった。
レオン・サム・ソングの組織に幽閉された旬の、ドレスを着て俯いていた小さな背中が
 総司の脳裏に蘇った。とても可哀想に感じたあの時の感情が蘇る…。
 旬もあの日、自分を助けに来た総司の悲しそうな顔を思い出す。
 最初の客を殺す気満々だった旬は総司の顔を見て思いがけなさ過ぎて
 呆けてしまった。
「総司さん。僕感謝してます。あの時の事に関しては…。」
 総司は少し優しく微笑んで見せた。
 とはいえイマイチ仲の良くない二人は気まずい状況で、旬は食事が済んで
 最上階スイートに戻ると急いで自分の部屋に逃げた。

 今日も学校でみゆきに似た女の子を覗き、こっそり下校時、門の裏で隠れて待った。
 隣の女子学生のほとんどが帰って、でもみゆきの姿は見えない。
 みゆきは学校に来る時間もまちまちだし、帰る時間もまちまちで旬はみゆきが
 不良になったんじゃないかと不安な気持ちになる。
「遅いな、クラブかな?もしかして俺が見てないうちに帰ったのかな?」
 隣の女子高生なんか目じゃないほど超可愛い美少年がじっと女子をストーカー中だ。



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