さあ世界を征服しよう!−598 不安につけこむ交渉

February 01 [Fri], 2013, 11:24
 セオドアはこの茶番を見てクリスが自分の支配の手からすり抜けて行く不安を感じた。
 クリスが立ち去ったすぐに食事が運ばれてきたが誰も口にしなかった。
 給仕が立ち去り少ししてシンプソン夫人が沈黙を破った。
「セオドア、貴方に同情するわ。まさかクリスが同性愛者になるなんて。」
「ええ…ショックです。申し訳ありませんでした。息子の変化に気が付かなかった。
 ローズ、許してください。」
 ローズは俯いて泣いていたが、震える声で訴えた。
「だから…初めから無理だったんだわ…婚約なんて、もう時間は戻せないのよ。」
 ローズは母親の胸に倒れて大きな声で泣き出した。
「私、昔に戻りたい、クリスがわたしを愛してくれていた昔に…!!
 彼はわたしに一緒に暮らそうって言ってくれたのに…あたし…なんて馬鹿なの。」
 わんわん泣き出した娘をなだめながら、夫人はセオドアに言った。
「セオドア、婚約はお断りです。ええ、同性愛者の夫なんてこちらから願い下げです。
 帰りましょう。」
 ローズの両親は打ちのめされてボロボロの愛する娘を抱きかかえるようにして
 個室を出て行った。
 こうしてクリスはローズとの婚約だけでなく、女性との結婚話を全て破棄した。
 全てはマリコ・ハイツファイザーの為。
 一人の女を愛する事でクリスは変化しようとしている。
 一人残されたセオドアはクリスが変わっていく事に困惑した。
 クリスの生活を把握し、支配していると思うとセオドアは安心するが
 自分の知らない側面があったり、支配が及ばないと不安になる。
 たぶんクリスの母、メアリをクリスに投影しているのだとセオドアは自覚していた。

 婚約の会を台無しにしてレストランを出てきたクリスは、
 ハーバートとリムジンに乗るとすぐに文句を言った。
「よくもやってくれたな…!!」
 向かい側に座ったハーバートはまだ笑っている。
「素敵なキスでした。これで明日から社交界はあなたの噂で持ちきり、
 もう女は全員貴方をスルーするでしょうね。モテなくなってお可哀想に。」
「別に構わない。」
 クスクスと笑いを堪えるハーバートをクリスはまだ睨んでいる。
 睨んだまま気にしている事を尋ねた。
「タイチ・アマグリの容態は?」
「順調です。シュン・キルユーも退院し普通の生活を始めたそうです。」
 クリスの表情が悲しげに曇る。まさか後追い自殺をするとは予想しなかった。
「そうか…。」
「マリコに教えてあげて下さい。」
 クリスはシートに深くもたれて目を閉じた。
「…もう知っているだろう。」
 クリスは旬の自殺の知らせで、またもや万里子に顔を合わせ辛くなった。
 目を閉じて罪悪感の痛みに耐えるクリスの顔を見ながらハーバートは考えていた。
 クリスは裏切らない保障が欲しいと言った。俺にとってチャンスだ。
 クリスは人の献身を信じていない。ギブアンドテイクの取引の方が信頼できる、
 …マリコも契約で縛っている。クリスはそういう奴なんだ。
 ハーバートはクリスの心の隙に取り入ろうと考え交渉を始めた。
「私は貴方を裏切りません。私とのセックスを復活させてくれませんか?」
 目を閉じていたクリスは目を開けて魅力的な青い瞳でハーバートを見た。
「交渉をするつもりか?」
「ええ。」
 乗ったな、とハーバートは興奮を隠し交渉の内容を詰めた。


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さあ世界を征服しよう!−599 取引=性=契約 

February 03 [Sun], 2013, 11:26
 黒髪を丁寧に梳いたハーバートはその潔癖な外見と裏腹に中身は下衆な面がある。
「1週間に一度のセ×クスでどうですか?」
 クリスも取引なら割り切れると考え、すぐに返答した。
「1年に1回。」
 それはないと、ハーバートの目は冷たくクリスを見つめ、
「2週間に1回。」
 クリスも睨みながら妥協点を探した。
「9ヶ月に1回。」
 色っぽい内容のわりにお互い睨みあっている二人。
「3週間に1回。」
「半年に1回。」
「4週間に1回。」
「3ヶ月に1回。」
 クリスが譲らなかったので話し合いの結果、結局2〜3ヶ月に1回で
 契約はまとまった。
 クリスはちょっと不機嫌な顔で溜息をつき、ハーバートは勝ち誇った顔で笑った。
 ハーバートとしては契約セ××スなど一蹴されてもおかしくなかった。
 もう終わったと思っていたのに再びクリスを手に入れられるのだ。
 クリスは不安から俺の条件を飲んだ…俺はクリスを安心させない方が都合がいいな。
「じゃあ契約成立です。これから貴方の部屋に行ってもいいでしょうクリス?」
 だが、クリスは以前関係して別れた後、自分のべっどが汚れた事を後悔した。
「…いや…お前の部屋で…。」
 早速、契約を履行する為に静かにリムジンはロンドンの石畳を走って行った。

 ハーバートの部屋に来たのは初めてだった。
 部屋は性格がよく出ているきちんと全てが整えられた清潔な部屋だ。
 リビングからベッ×ルームに連れられながら説明された。
「この部屋に入ったのは貴方が初めてです。実は親も入れたことがないんです。」
「そうか?」
「ええ。」
 どうやら我慢の限界だったらしいハーバートはべっ×ルームに1歩入った途端
 クリスに飛びつき激しく抱きしめた。
「お前はいつも乱暴だ。」
「すみません。」
 クリスの気が変わらないうちに一回済ませておこうと言わんばかりに
 ベッ×に押し倒して忙しく服を脱がせていく。
 脱がされながらクリスは不機嫌に頼んだ。
「シャワーを浴びたい。」
「すみませんが、とにかくすぐに貴方が欲しいんです。
 他の男にだかれるのを待ってきましたから、今すぐに貴方をたっぷり
 私のせい×きでよごしたくて仕方ないんです。」
 眉間に皺を寄せて、クリスは遠慮なく嫌悪感を表情に出す。
「クリス、貴方が交渉する社長たちにそんな顔を見せたことはないでしょう?
 これは取引なんですからそんな顔はしないで下さい。」
「わかった。努力する。」
 クリスの服を剥ぎ取ってベ×ド下に放るとクリスのひざを立てさせ、
 上から手で遠慮なく撫でた。
 しばらく手を上下させたがクリスは少し顔を背け、かんじたくない様子なので
 今度は両あしをひらいてあいまに顔をうずめて愛おしそうにしたでなめ始める。
 ハーバートのくちがじょうげに動いて、クリスに刺激を与えると、
 ゾッとしながらクリスは先程のローズの涙を考えた。
 これでは本当にゲイだ…恥ずかしい…私はもう以前の私ではないんだ。
 わかっている…こんな事は馬鹿げていると…。
 惨めだ。…だが、これから父と戦うにはハーバートの裏切りが恐ろしい。
 役員たち全ての買収を完成させるまでは…密かに、戦わなければ…。
 ハーバートの家の天井を見上げながらハーバートのなめまわすしたのかんしょくを感じ、
 クリスは感じ始める。
 かつて関係してクリスのせいかんたいをよく知っているハーバートの執拗な奉仕。
「…、ぁ…はあはあ、…う。」
 クリスのをなめながらクリスの感じる様子を目で見ている。
 取引、契約、クリスにはその方が判りやすいんだ。俺は良くわかってる。
 利益となれば男とねてきた。セオドアがクリスをそんな奴に変えてしまった。
 可哀想だが、俺にはありがたい。


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おお!!下書きなのに非表示になっていた!!

また?不適切!!

にょ、不適切〜〜〜

さあ世界を征服しよう!−600 イヤでもかんじる

February 04 [Mon], 2013, 11:23
 クリスがしたのを最後までいかせず、見計らってクリスのからだの上に滑りあがり、
むねをぺ×ゃべ×ゃとなめ×わし、ちく×もした×××で転がした。
「………。」
 けんおとかいかんで表情は色っぽく喘、ぎだしたクリスにハーバートは
 ベッ×サイドチェストの引き出しからお気に入りのろーしょんを取り出して、
 たっぷり手に出した。
 その様子を冷たい目で見つめるクリスの顔を見ながらま×べんなくアな×にぬり
 たっぷりあなルのなか、までゆびを入れてぬルぬルとぬらすと限界になっていた
 ハーバートのに生えるふ×いかたいも、のがぐいっとクリスの×に入った。
「アッ!!」
 あナきるの入り口に侵入されて悲鳴をあげ、奥へとうねり狂う動きに泣きそうな顔で
 ハーバートのせな、かに手を回してしがみついた。
 クリスがそんな行動を起こしたのは初めてだった。いつも勝手にやれと言った様子で
 両手を投げ出していたから、ハーバートはクリスを可愛く感じもっと×くなった。
「クリス…!!」
「あ。ああぁあ…。」
 きそくただしくりつどうを繰り返し、たっぷりクリスのからだを堪能しようと時間をかけた。
「う、うう、」
 あナるに接触する律どうが激しくなり急激な動きが始まるとハーバートのむねの下で
 クリスは汗なのか涙なのか、零れてその動きから逃げようとした。
 ハーバートはクリスのリョウカタを押さえつけ、逃がさず、必死で奥へとこしを振った。
「クリス、クリス、…ううあ!!」
 クリスの大きく開いたりょうモモがけ、いれんしたように震え、
 ハーバートの深く入った腰が動きを止めて、
 中で出すのはクリスの負担になると外ではき出して、その××えきをからだに塗った。
「貴方はこうして汚されるのが嫌いでしょう?」
「わかっているなら止めてくれ。」
 ハーバートのせい××を塗りつけられてクリスは泣きそうになる。
「わかっているからその辛そうな顔が楽しいんですよ。」
 荒い息のまま二人はだき合い、狂ったように唇を貪るハーバートから
 顔をそらしても離れようとしないままカタアシを持ち上げられ、肩に乗せると
 こしを押し込んでつながった。オして引いて押してヒいて、波のような刺激が
 クリスのはらから全身を熱く燃えさせ、まるでもっと求めるようにこしを動かさせた。
 もっと感じろ、もっと、もっとだクリス!…ハーバートは燃える××で求め、
 イ、やだ、い、ヤだ、イ、ヤだ…クリスは嫌なのに受け入れ、×く感じ、×がって、
 上り詰めていく自分を嫌悪した。
 再び出す前にひきぬき、はらにぶちま、けてのようにぬった。
「………。」
「はあはあ、よかった。凄く感じました。じゃあバスるームに行きましょう。」
 クリスはかなり滅入りながら頷き、二人でバ×ルームに向かった。
 バス×ームには大きなバスタブがあり、ハーバートはバスタブにお湯を入れながら
 あわたてクリスのからだを撫でるように洗い、てのひらでおし、りを、ゆ、びであナるをしげきした。
 クリスを××し、バスタブが半分くらいお湯が入るとそこに二人で座った。
 向き合ってすわったがハーバートがクリスのこしを掴んで少し浮かせ、
 反り返ったハーバートのを少しずつ受け入れて再び一つになった。
「うう、は…あ…。」
「可愛いですよ。」
 ずぶず、ぶとおくに入れられてクリスはのけ反った。



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不適切から始まった。

ちょっと??1時間でまた消えてた??申し訳ありませんm(−−)m

アカーン、イカーン!!
しょうがないから無駄に句読点をうってみた。

もうどこがいけないのかわからない

さあ世界を征服しよう!−601 嘘の恋人、快感は本物

February 06 [Wed], 2013, 11:24
 ぬるめのお湯の中でゆっくり結=合し、仰け反るクリスの美しい顔を眺めながら
 ××を動かし続けた。ちゃぷんとお湯が揺れて、
 体の温かさとはらの中のハーバートの熱とにクリスは感じていく。
「私と貴方は繋がっている。」
 絡み合った足の合間は繋、がったまま、ず、んっと動かす。
「アッ…!」
 ハーバートが動くとお湯がちゃぷちゃぷ揺れてクリスの××も揺れる。
「ほら…素晴らしい快感で、私達は一つになった…。」
 暗示のようにクリスに言い聞かせ、ぬきかかっては奥へ入れて、
 遂にクリスは快感に負け
「ああ、もっと…!」
 ハーバートからの刺激を請う言葉を発してしまい、ハーバートは背中がゾクッとして
 欲しがるままに×××を強く強く動かしおし込んで、クリスを絶頂へ誘い、
「あっ、あっ、ああっ、!」
 ハーバートを受け入れたクリスの、肉、がハーバートに吸、い付き、
 その快、感を貪るように吸、い付いた肉、をこす、りあげて刺激の波で互い二人の表情は
 狂おしく愛を求めるように喘ぎ、喘ぎ、じゃぶじゃぶと波打つ早さが
 競り合うような絶、頂の快感を表すように淫、らに揺れた。
「だめ、だ、もう、もう、い…っ。」
「クリス…っ!!」
 ハーバートは出す寸前にクリスの中、から抜、こうとしたが抑えられずに熱いものがあふれて、
 刺激に身を任せて興奮したクリスの物をハーバートは
 手で優しく撫でてハーバートの手の中で脈、打ち二人は同時に達した。
「ああぁあ、うぅ…!」
 ぐったりするクリスを抱き寄せ、ハーバートの胸に倒れるクリスの耳元に囁いた。
「愛しています。クリス…。」
 虚ろなクリスの濃い青い目…やっぱり1年に一回がよかった…。
 弱気な交渉でクリスは負けた気分だった。
 その後はクリスの身体の負担を考え、結=合は求めずに、二人でベッどに座り
 隣り合いながらハーバートがクリスの物を刺激し、
「貴方も私のをしてください。」
 言われてクリスがハーバートの物を刺激し、激しくこすりあって、
「あ、はあはあはあ、は…。」
「う、うう、いいですよ、上手になったんですねクリス。」
 互いの手の中で熱く脈打つのを感じながらキスを交わして、
 乱れた吐息を交わし、舌をからめてまるで本当の恋人の様に感じあった。
 さすがのハーバートもクリスの気持ちが動いて自分を受け入れて
 くれたんじゃないかと期待しそうになるほど、クリスは可愛らしかった。
 だが、それはクリスが長い時間男娼として男たちを楽しませてきた
 その体験が、こうして受け入れたという様子を見せて恋人気分を相手に与える
 それがテクニックとして身についただけだと、ハーバートは快感の嵐の中で
 自分を戒めた。
 目を閉じて喘ぎながら舌、をなめ合うクリスの色っぽい表情で益々固、くなる。
 恐ろしいほど魅力的だ、なるほど、これは確かに男を誘惑する力だ。
 昔からは考えられない小悪魔になったな。
 ふふ、これじゃ権力者たちも取り付いて離れなくなるよな。
 騙されてる俺もバカだな。しかし、それでもいいじゃないか、嘘でも恋人だ。
 そうだろう?クリス…。
 クリスが虚ろな表情でハーバートの手の中で振るえ、ハーバートもドクドクと
 熱い液を散らして燃えるような契約セッ×スに感じて達すると、
「あ…もう…疲れた…。」
 疲れきってぐったりするクリスの身体を抱きしめそっと横たえた。
 ハーバートの腕の中で静かな寝息を立てるクリスの顔を見つめ、
 初めて会った瞬間から恋をした小さな美少年を、今抱いているのだという
 喜びに心満たされた。
 今は万里子への悪感情が無くなったハーバートは以前クリスを抱いた時に感じた
 嫉妬の思いは消えて、万里子を愛するクリスの全てを愛おしいと感じた。
 クリスが嫌でも俺は幸せだ。愛している…クリス…。
 目を閉じてしっかりと抱き寄せ、ハーバートもクリスを追って夢に入った。
 裸で抱き合って眠る二人の寝顔は幼い子供の頃に戻っていた。

 旬はレオンの隠れ場所を探していた。
 まずレオンの友人であるテロリストとの仲介人のメールをハッキングして
 中身を読んだ。この間の暗殺でこの連中は死んでいる、
 しかし死んだ証拠は何も残っていないので本人のふりをして遠慮なく調べられる。
 色々なメールのやり取りの中で金の蝶の支配人を名乗るメールを調べた。
 何度か娼婦の売買の交渉をしているが、この娼婦はレオンだと知っている。
 支配人は娼婦が元気だとか、夏には海を渡りたいといっているなどと
 たぶんかなり身近にいる存在である可能性を示唆する内容がある。
 


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気持ちよかった!!2ヵ月後が楽しみです!!
3ヵ月後だ。(少しずつずらしていこう)

微エロ追加

さあ世界を征服しよう!−602 手巻き寿し食べ食べ総司に相談

February 07 [Thu], 2013, 11:25
 それで旬は金の蝶の支配人をターゲットに絞ってメールアドレスに罠を
 仕掛けることにした。
 PCか携帯かにメールを送って相手が開ければ自動で居場所を
 特定できるようなウイルス・プログラムの作成だ。
 試行錯誤してできたウイルス付メールをまずは横嶋のPCに送ってみた。
 早くメールを開けろ。
 という上から目線の命令メールに気を悪くした横嶋は開けずに放置した。
 横嶋に送ったメールが無反応。
「アホがーっ!」
 引っ掛からない横嶋に怒りを抑えながら電話をして命令する。
「僕がウイルスを作ったからお前で試した。今、送信したメールをすぐにあけてくれ。」
「てめえ〜〜、なんの実験だ〜?パソコン使えなくなったら責任とって買えよ!?」
「ああ、一番最新で高い物を買ってやる。」
「よっし〜〜〜。」
 珍しく警戒しながら横嶋はメールを開けたが旬のプログラムは無反応。
「チッ、駄目か。」
 旬は説明もしないで携帯を切ると再びウイルス開発に集中した。
 何度か横嶋で試して、満足できるソフトができた。
 早速ウイルスプログラム付のメールを金の蝶の支配人に送信するが
 同一人物が送信しているとバレるとまずい。同じアドレスではバレるから、
 毎日海外のサーバーを経由しアドレスを数種類変えて送信していけば
 いつか引っ掛かるかもしれない、とコツコツ送る。
 レオンが動けるようになる前に居場所を調べなければと旬は焦っていた。
 それからレオンの捜索と並行してもう一つ重要な事がある。
 レオンを確実に仕留める方法をドログバ博士に頼みたかった。
 しかし総司さんが見張ってるからな…。

「アキラ、この間教えてもらったアッチムイテホイ面白かったからまたやろう。」
「ああ、勝負だロバート。」
 晃とロバートは互いに少し距離を取り睨みあった。
「じゃんけんぽい!」
「ジャンケンポイ!」
 二人は同時にチョキをだし、再びじゃんけんをし、晃が勝つと渾身の力を込めて
 指を指し示した。
「あっち向いてホイ!」
「オオ!」
 晃が右を差すが右を向きかけていたロバートは必死で身体をのけぞらせ耐えた。
「ジャンケンポイ!アッチムイテホイ!」
 ロバートがじゃんけんに勝って晃に指をさすと晃はアホな事にロバートが指を向けた
 先に誘導されるように首を向けてしまった。
「ああああ―――――!」
「馬鹿だなアキラ!」
「くそー、じゃんけんぽい!あっち向いてホイ!」
「ジャンケンポイ!アッチムイテホイ!」
 晃とロバートはマ○リックスの闘いのごとく激しいあっち向いてホイの勝負に燃えた。
 晃とロバートの騒ぎも、知らない旬は成長期の悩みを総司に漏らしていた。
 今日は手巻きすしだ。たくさん酢飯を作り大きなサラダ用皿にこんもり乗せ、
 具も大トロ、ヒラメ、鯛、甘エビ、いか、きゅうり、たまご、アボガドなどを
 色とりどり並べた大きな皿をドンドンとテーブルに並べている。
 小さなしゃもじや海苔に乗せるコメを見て総司は悩んだ。
「むう、桐生君。これはどうやって食べる物なのだ?」
「僕作ります。総司さんは待ってて下さい。」
 旬はのりに小さなしゃもじでご飯を乗せながら聞いた。
「総司さん、身長いくつですか?」
 総司は手巻きすしが初めてだったので面白そうにそれを見ている。
「186cmだ。」
「うそ、晃より6cmも大きい!どうしたら背が伸びるんですか?」
 旬は背が低いのが悩みで、こんなに僕が美しいのに女の子に全然モテないのは
 背が低いからかも?とそっちでもコンプレックスになっていた。
 実際にはモテてていたが美しすぎて近寄り難い上に怖いから寄りつけないだけだ。


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