デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー387 ボク不感症になった??

October 09 [Wed], 2019, 10:02
 そしてレオンがその横に立ち姿で浮遊し、真下にいる無防備な男を冷たい眼差しで
 見下ろしている。
 レオンが考える獲物には条件がない。誰でもいい。まずは一度目の
 チャレンジをしてみようとレオンはマイケルを動かした。
 レオンはクモ男になったマイケルに命じる。
「バケモノ、そいつの首を掴んでから、ボクに見えるようにみせろ。」
 レオンはマイケルの名前を知らないのでバケモノというのはマイケルに付けた名前でもある。
 マイケルは壁をくっついたまま静かに壁伝いに降りていく。足と手指だけで壁にくっついて
 移動する時カサカサ言う音はマイケルの手と足の指先が物に触れる音だ。
 しかしその摩擦音はさほど気になる大きさではない。
 レオンはマイケルの動きを見ながらコントロールしようと集中している。
 …静かに、そうだ、そっと静かに行け。
 マイケルが丁度男の頭と頭で真反対の態勢で手を伸ばした時、レオンは特に強く念じた。
「そーっと首を絞めろ。いいかそーっとだ。気絶させたらあとはボクがやる。」
 マイケルはレオンの意志に支配されているので、細長くなった手をゆっくり、そーっと
 男の首を狙って差し向けた。
 気配も音にも気づかないまま立ちションをしていた男がその場を離れようと後ろを向いた瞬間、
 マイケルはさっと身じろぎ、
 男の首を押えてレオンに見せる為に片手で持ちながらさっきの場所まで上がった。
 上から捕まるとは想像もしていなかった酔っ払い男は無抵抗で首を掴まれて空中に
 持ち上げられた。
 首を持ち上げられた中年は涎をたらし苦しそうにもがいたが、喉を指で抑えられているので
 声は出せなかった。
「いいか?そーっと首を絞めるんだ。絞めすぎると死んでしまうから気絶するくらいで
 やめるんだ。できるかバケモノ?おっと。」
 レオンがその見知らぬ男の顔を見ると目も舌も飛び出ていた。
 残念ながら持ち上げた体の重さで首の骨が折れて男は死んだ。これはレオンが浅はかだった。
「え…なんて簡単に死んじゃうんだろう。人間ってこんなに脆かったっけ?」
 レオンは失望してマイケルの脳にこの男の首をもぎ取るイメージを送った。
 ちょっとがっかりしたから久しぶりに血を見て気分を明るくしようと思ったのだ。
 マイケルはレオンの思うイメージ通り中年男の首をねじり取った。
 男の首は外側からぶちぶちと皮が切れ、肉と血管が露になって骨ごと取れた。
「オオ!なんてことだ!」
 男の首がボキボキ取れて血が噴き出した途端レオンは目を丸くしてびっくりした。
「コロシが全然楽しくない!血をみてもちっとも笑えないし興奮もしない!
 そんな馬鹿な事ってあるの??
 オオー、信じられない!ボクは本当に殺しに飽きちゃったんだ。
 アア、マリコを愛してすっかりボクはいい子になってしまったんだネ。神様アリガトウ。」





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