凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー27 ターゲットは女子高

March 14 [Fri], 2014, 12:23
 東京・新宿甘栗グループ本社ビル最上階の社長室では全面ガラス張りの窓際に立ち
 青空と東京高層ビル群を背景に身長185cmでモデルばりのスタイルと
 実に整った容貌を持つ若き代表の総司が昼休みに入ってすぐに
 旬に電話をしているのだが、兄の頼みを聞いて話しを作ってやった総司としては
 旬の生返答に少しムッとした表情になった。
「君にはかなり貸しがある。少しは協力してもらいたいものだ。
 それから兄に先に頼んだ折に聞いた。君は日本の高校に入りたいんだな?
 大学院入学までの三か月ほどの潜入捜査の間、君が入りたい高校に
 臨時で入れてやろう。」
「ほんとですか?僕やってもいいです。」
「ふっ。では詳しい打ち合わせは日本で。」
 総司との電話を切った旬は何度も何度もガッツポーズした。
「よっし!みゆきちゃんの高校の近くの高校入ろう!もし本物のみゆきちゃんなら
 こっそりどこかでそっと見よう!」
 旬の胸はドキドキドキドキ高鳴った。
 旬は誰もいないと思って晃・ロバート・横嶋が座っている合間をくるくる歩きながら
 ガッツポーズしているのを三人は見上げて眺めている。
「なんか桐生が思いっきり喜んでる。こんな可愛い所があったのか〜。
 いつもクールなのはポーズか?」
 晃も旬の嬉しそうな様子に微笑みつつも、横嶋の言うことに頷いた。
「まあな、俺も死んでみて初めて旬の表面上の顔と隠れた本音が違うんだってわかった。
 旬はいつもクールで悪魔みたいに悪い事してる、
 そんな風にしか見えなかったもんだ。」
「親父の前でもそ〜だったのか。ひねくれた奴…。天の邪鬼…。」
 なにげなく晃と横嶋は自然に隣り合って旬の話で共感し合った。
 旬は総司との話を早速甘栗に報告に走った。
「先生―――――っ、聞いてくださーい、僕、僕みゆきちゃんに会いに行きます!」
 旬は甘栗の部屋にバーンと入って甘栗に飛びついて喜びを表した。
 甘栗は旬の嬉しそうな様子にニコニコ笑顔で受け答える。
「え?どうしたの?ああ、総司がなんか君を貸してって言ってたね。
 じゃあ君、総司に協力してあげるの?」
「はい!その代りにみゆきちゃんのいる学校の近くの学校に転入します。」
「そうか、よかったね。少し寂しいけど大学院に入るまでの三ヶ月…楽しんできてね。」
「はい!」
 旬は頬を紅潮させて大喜びだが、これは甘栗が総司にお願いした事だった。
 桐生君はぼくが行っといでって言ったらきっとまた不安になるだろうけど、
 総司からの仕事の依頼ならむしろ楽しめると思う…
 日本での出会いを楽しんでおいでね桐生君。
 甘栗はいつでも旬の為になる事を旬を不安にしないようにそっと与えてあげる。
 そんな甘栗の仕掛けや本音を何も知らない晃はブツブツぼやいた。
「甘栗さん、旬一人で大丈夫か…?」
「ソージとシュンは気が合わないからな……。」
「ニッポンか〜〜、俺一度も行ったことない〜〜〜。うわほ〜〜〜〜い。」
 旬はさっそく以前にニュースで出た私立女子高の近所の学校をネットで探した。
 なんとできた女子高の真っ隣に男子校がある。オーナーが同じなのだ。


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