凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬ー20 総司に相談

March 03 [Mon], 2014, 11:49
「元気だな…お前たち。」
 いつまでも喧嘩を止めない晃と横嶋にロバートはうんざりしつつ褒めてあげた。
 晃と横嶋がケンカを続けている間に旬の作った素敵な料理がテーブルに並び、
 甘栗は席に着いた。
「ああ、おいしそうだね。ほんとに桐生君はお料理上手だね。」
「せ、せんせえ。」
 旬は甘栗が優しく褒めてくれて赤くなった。
「ああ、飯だ。もうやめよう俺飽きた。」
 横嶋に馬乗りになって殴っていた晃がその手を止めた。 
「ああ〜、俺も飽きたぜ、桐生と一緒に飯食おう。」
「食えねーよ。」
 晃と横嶋は互いにボカスカ殴り合った髪も服も乱れた格好で席に着いた。
 甘栗の高級マンションのダイニングには10人席につけるダイニングテーブルが
 置いてあり旬と甘栗が向かい合って美味しそうにご飯を食べている。
 しかし旬はあまり食が進まない、お箸を持った手が止まる。やはり気にしているの
 だろうと甘栗は声をかける。
「桐生君、大丈夫、横嶋君の意識はすぐに戻るから。」
「はい、でも先生、僕やっぱり横嶋に対して何も感じません。
 そんな自分が恥ずかしくて。
 今日、横嶋のお父さんに会って、とても良い人だと思いました。お、お、おばさんが
 あ、愛しただけあるって、そう思ったんですが、そう思うと凄く胸が苦しくて、
 僕どうしたんでしょうか?僕が愛しているのはみゆきちゃんなのに…。」
 はあと溜息をついて伏し目がちになった旬を甘栗は考えた。
 桐生君は思春期の大切な時期に入ったんだ。この子には新しい恋が必要なんだね。
 みゆきにしろ横嶋の母にしろ旬にとっては敗れた恋だ。
 やはりなんとか新しい出会いを与えてあげたいと甘栗は心を砕いた。
 旬が部屋に戻ると甘栗は自室で日本に電話をかけていた。相手は弟・総司だ。
「総司、久しぶり。ごめんね甘栗グループを任せ切りにして。」
「兄さん、こちらこそ連絡をせずにすみませんでした。それで御用は?」
「うん、実は桐生君のことなんだけど…。」
 電話の向こうで総司は怪訝な表情になった。
「桐生君?また何かの事件を起しましたか?」
 眉間に皺を寄せて、マフィアに潜入したのかと緊張する総司。
「う、ええっと、それじゃなくて、あの子思春期に入って女の子との出会いを求めて
 いるんだ。最近失恋してしまってすっかり元気をなくしてるんだけど、
 実は日本に好きな女の子がいるからなんとか会わせてあげたいんだ。」
 甘栗は総司に旬が起した暴行事件は内緒で旬がニュースで見た女の子と上手く
 出会わせたい希望などを話し、しかし旬が追い出されると不安にならないように
 上手い考えはないかと相談した。
 晃と横嶋は旬の部屋で、ビールを飲み飲みパソコン画面を見ている旬を挟んで
 旬の顔を覗き込んでいる。
 晃は父として、横嶋は恋人を思う熱いまなざしで旬を眺める。
「ああ〜〜〜、桐生ううう〜〜〜、可愛い顔でビール飲んでやがるうう〜〜〜〜〜〜!」
「うるせえな!」
 晃はイチイチうるさい横嶋にあっちに行けと肩を押す。
「ビールか〜〜、そう言えば俺様不思議と腹が空かない…。」
 横嶋は食欲がなくなったので不思議に思い頭をひねるからロバートが答える。
「ヨコシマは死んでるようなものだからな。」
「しかしエロい気持ちは一向におさまらね〜〜〜。なぜだああ〜〜〜?」
 しかし性欲は消えないので不思議に思いまた反対側に頭をひねるから晃が教えた。
「お前は色情霊になったんだろ。俺なんか死んで一切性よく湧かなくなったぜ。」



人気ブログランキングへ
にほんブログ村
また来てね

P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:sibaenn
読者になる
https://yaplog.jp/sibaenn/index1_0.rdf
2014年03月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
月別アーカイブ