デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー388 クリスが死んだらボクが困る!

October 11 [Fri], 2019, 10:02
 レオンはしょうがないな〜と軽く肩をあげて可愛く笑い、
 レオンは快楽殺人犯だったのに、不感症になってしまった自分にショックを受けたが、
 それを前向きに考えた。
 自分が良い人になったことを喜びつつねじり取った首を死んでいる男の体の上にちょこんと
 マイケルに置くよう命じ、次の実験動物を選びにマイケルを動かして場所を変えた。
「さあ練習練習。バケモノこっちに来い。」
 レオンは空中を飛んでマイケルを呼ぶ。、
 マイケルは壁を横向きで斜めに上がり少しするとレオンがホームレスの男二人をみつけた。
「二人いるから一度に二人とも頭を殴って気絶させよう。
 いいか?力を加減して一発ずつで気絶させるんだ。どっちかでも逃がすと騒ぎになって
 今日の練習はできなくなるから注意するんだゾ。」
 ホームレス二人が身を寄せ合って座り、何かブツブツ話している上からそーっとマイケルは
 近寄った。静かに近寄っていたし、ホームレスたちはぼんやりしていたので、上から突然
 襲われるとは思わなかった。マイケルが上から一回づつ男たちの頭を殴ると一撃で二人とも
 前のめりに倒れた。上から降りてきたレオンは今度は自分の番だと意気込んだ。
「よし、やっとボクが練習できる。」
 レオンは倒れた男の頭に手を入れたが、その中は水のように何も感じなかった。
「マジか。死んでる。」
 もう一人も調べてみたが死んでいる。二人の霊魂の手応えはレオンには感じなかった。
「チッ。なんだよ。頭にきた。」
 ムカついたレオンはマイケルに二人の頭を引きちぎらせて背中に並べて置いてやった。
 その死体はかなり不気味だ。その死体を眺めてレオンは作品としての評判を考えた。
「なんか、明日は大騒ぎになりそう。ちょっと面白いかも。」
 殺しには興奮しなくなったが、あいかわらずいたずらっ子の悪い癖は残っているレオンだ。
 ストリートの裏道はレオンにはなじみのモノなので、マイケルにはビルの壁を歩かせ
 レオンが人間を見つけると捕まえさせた。
 頭を殴る加減も首を絞める加減も何度も繰り返し練習させて慣れさせるしかない。
 今度はレオンはマイケルの腕に自分の腕を重ねて操ってみた。
「そーっと、そーっと、頭を持ってから首を絞めるんだ。」
 最初の男の時と同じように上から襲って今度は片手で頭を掴んでからもう片手で首を
 絞めていく。
 マイケルは膝と足指が壁にめり込みそれだけで身体を支えているがこれはかなり無理な態勢だ。
「落ちたらこのバケモノがパニックを起こしてコントロールできなくなるかもしれないな。」
 そのまま勢いよく逃げてしまったら表通りに姿を見せて軍に捕獲されてしまう。
 それは困る。と余計な事を考えていたせいかマイケルは男の首を掴んだ手で
 うっかり首をびちゃっと握り潰してしまったので残念ながらまた獲物は死んでしまった。
 これじゃ本番でクリスは一秒で死んでしまう。
 レオンは使えないバケモノに頭にきて大きな声で怒鳴り散らした。
「バカ!クリスが死んだらボクが困るんだヨ!その辺のイケメンに乗り移ったってあの
 厳重警備の小宮殿には入れないんだ!」
 怒られたマイケルは少し首を縮めた。
「フー。思い通りにはいかないネ。でも、面白いから首取っちゃおう。」
 というわけで遊び心が湧き出したレオンは首をもぎ取り胴体に置いて次の獲物に向かった。
 浮遊しながらレオンは考えている。レオンが試してみたいことはこうだ。
 人間を殺さない程度に気絶させて、意識を失った無抵抗の
 状態で、晃にしたように脳から人間の霊魂を取り出す。
 その練習を完璧にしてまだニューヨークにいるクリスを襲う。
 クリスを捕まえて脳からクリスを取り出し、レオンが代わりに入る。
 クリスが肉体内にいると、突然目を覚ましてレオンを追い出すからそんな状況じゃ
 万里子との愛もゆっくり語らっていられない。
 クリスを取り出してしまえばもう二度と肉体に戻れない。







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