桐生親子の事件録−1 運命の出会い

August 14 [Fri], 2009, 0:39
 青く晴れた空を背景に東京の高層ビルとビル群が立ち並ぶ建物が遠くまで続いている。
 その下にはたくさんの人間が一斉にうごめき忙しなく行きかっている。
 ざわざわがやがや…人間たちの話し声が満ち溢れた中にやたら陽気な声が聞こえる。
「君達可愛いねー。もしかしてモデル?俺さあ今日暇だから遊ばない?」
 そいつはスラリと背が高くスマートで髪の毛を明るい茶色に染めた男だった。
 声を掛けられた女達は確かに三人ともとても可愛くお洒落だった。
 ナンパなこの男に対し、しかし女達は少し頬を赤く染めて嬉しそうにはしゃいでいた。
「かっこい〜。」
「仲良くしたーい!」
「あんた達、もう帰んなさいよー。」
 ナンパ男は目がいたずらっぽくクリクリしたとても明るい笑顔のハンサムな奴だった。
 女三人はこのイケメンが一目で気に入って他の友人を出し抜いて
 このイケメンと個人的に仲良くしたくて仕方なくなってしまったほどだ。
「よーし、みんなで仲良く遊ぼうー。」
 ナンパ男はくしゃっと笑って馴れ馴れしく三人の女の子の肩を抱いてさあ行こうと促した。
 このナンパ男は名前を桐生晃と言う。
 今日は久しぶりに仕事を休めたから女好きの晃は可愛い女の子をひっかけに来ていた。 
 晃は面食いなのでちょっと遊ぶんでも可愛い子がいい。
 このあたりはスカウトマンに声を掛けられようと
 タレント志望の可愛い女の子達がたくさん歩いてるからナンパするにも丁度いい。
 今日は可愛い子が三人も引っかかって、かなりラッキーな日だ。
 晃は軽そうな女の子を見極めるのが上手だからさっそくお願いした。
「俺、今凄ーく飢えてんの!これからみんなでホテル行こうよ!」
 女の子達はまだお昼よーと言いつつもはしゃいでいて全然ノリがいい。
 それで晃はいつも使ってるんだろうホテルに三人の可愛い子を連れて行き、
 慣れた感じで一番広い部屋を取った。
 エレベーターの中で晃は三人の中で一番可愛い子にキスをし、部屋に入るなりその女の子を
 壁に押し付けて立ったまま白いフリフリのミニスカートをめくってまず一回楽しんだ。
 女の子はちっとも嫌がらずに受け入れてすぐに喜び出したから晃は簡単な女だな〜と笑った。
 すっかり興奮してる仲間を見て他の二人がブーブー怒ったので、晃は無邪気な笑顔で
「よーし、みんなでオフロはいろ〜。」
 と怒る二人の背中を押して広いふろ場で4人すっぽんぽんで騒いだ。
 平等に残りの二人とも一回ずつ楽しむとまだまだ飢えてる晃は今度はベッドに連れて行った。
 お茶目に笑いながら明るいスケベの晃は
「俺、三人同時にイカス自信あるよ〜。」
 というので女の子達はそんなの無理無理ーと笑うのでさっそく腕前を見せようと
 お気に入りの女の子を真ん中に残りの女の子を両端にして行為を始め出した。
「ちょっとでもずれた子にはなんか買ってあげるよ。」
 そう言う晃に女の子達も最初ははしゃいでいたけどそのうち4人とも変な喘ぎ声や
 呻き声になって最後は3人して鳴き声を上げて約束通り晃は3人同時にいかせた。
 こういう軽い女の子達を集めて一対十でハーレムしてみたいな〜と晃はニヤケた。
 3人の女の子達はハンサムでテクニシャンの晃に裸の身体を押しつけてまだ喘いでいる。
 その汗だくの身体を適当に触っていたけど自分はすっきりした晃は服を着ろよと言った。
「よーっし、みんなで遊びに行ってまた夜みんなでやろうよ!」
 晃と3人の女の子達は飲みに行くことにし大騒ぎをしながら
 まだ4時にもなってない真昼間にホテルから4人で堂々と出てきた。 
 背の高いイイ男が可愛い女の子を三人も侍らしてホテルから出てきた姿はかなり目立つ。
 街行く人々は男も女もうらやましそうに振り返った。
 男たちはいいなーあんな可愛い子たちと…と羨み、女達はカッコイイ男と遊べて…と羨む。
 晃はちょっと目立ちたがり屋だからこうして羨望の眼差しで見られるのはいい気分だ。
 しばらくすると晃達が歩く前方がなんだか人声で騒がしくなった。
 なんだろうと晃がそっちを見ると、
「万里子さん! 僕の何がいけないんですか?」
「万里子さーん、あなたの為に1000万のダイヤの指輪を買いました。結婚してください!」
「貴様、万里子さんをダイヤで釣るつもりか!万里子さんを侮辱している。帰れ!」
「そうだそうだ!金じゃない!僕は貴女の為なら死ねます!」
「君!芸能界に入らないか!君ならトップ女優にすぐなれる!」
「モデルから始めようよー。お姉さん最高だよ!もう俺惚れたー!」
「あんたならうちの店のナンバーワンに今晩からなれる!待って!お願い!」
 男達が10人くらいうじゃうじゃと固まって一人の女の子に群がっていた。
 万里子と呼ばれる女の子はとても澄んだ可愛い声ではっきり言った。
「私についてこないで!ダイヤも芸能界もホステスも興味ないの!近寄らないで!」
 晃の心臓は突然高鳴りその眼は万里子と呼ばれる美女に釘ずけになった。
 万里子と呼ばれる美女も晃の視線に気がついた。
 黒い艶やかな長い髪をふんわりとウエーブをかけて額の真中から分けている。
 額・頬のライン・顎の形、顔のバランスは全て完璧だった。
 眼鼻も綺麗に整って、驚くくらい肌が白い。なんだか内側から輝いているかのような肌。
 こんな肌の人間を晃はかつて見た事がなかった。
 だが何よりも晃の心を虜にしたのは、ゆらゆらと揺らめき輝く黒い瞳。
 吸い込まれる…晃は眼だけでなく心も全て奪い取られた。
 万里子もじっと自分を凝視する男を不思議そうに可愛い表情で見返す。
 とてもしなやかで華奢なスタイルを素敵な淡いピンクの小花柄ワンピースが隠していて
 キレイな胸の形をちょっと強調するデザイン、ふわふわのスカート部分は膝上まで。
 凄く綺麗な足が可愛く覗いていて…もう全てが完璧だった。
 なんて可愛いんだ!なんて素敵なんだ!
 晃と万里子が道の真ん中で止まったので男達も女の子達も立ち止まってしまった。
「ねえ、どうしたの?遊びに行くんでしょう?」
 そう言われて晃はさっきまでまた今晩楽しもうと思った可愛い顔の女の子達を見た。
 びっくりするほどつまらない顔に見える。こんなんだっけ?晃は驚いた。
 別にこの子たちも眼鼻は整い目も大きい。なのに全然違う。全く違う。
「あっ、悪い。もういいや、帰って。」
 晃はもう興味を失った女の子達に笑顔で手を振った。
「ちょっと、何よそれっ!失礼でしょう?」
 女の子達はさっきまでの態度と180度の違いに怒ったがもう晃の目には入っていない。
 そして万里子と呼ばれる女の前にぐいっと立った。
「?」
 万里子は自分の前に突然立ったハンサムな青年を可愛い大きな目で不思議そうに見上げた。
 その顔がまたどうしようもなく魅力的で晃の心臓はきゅーっと高鳴った。
「万里子さん、そいつはなんですか?」
 万里子に群がる男の一人が尋ねた。すると晃は突然万里子の腰をぐっと抱き寄せた。
「俺は桐生晃。万里子の婚約者さ。そうだろう?万里子。」
 晃はそれにどんな反応をしても構わないと思った。とにかく自分を印象ずけたくて…。
 ところが晃に奇跡が起きた。
「ええ、そうよ。わたしの婚約者。わたしたち結婚するの。」
 それを聞いて晃は完全に参ってしまった。運命の手に突然囚われたかのように。




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