超偏食息子

2014年02月06日(木) 22時31分
実は、うちの息子は超!偏食。
給食は食べられない、家でも主食と肉しか食べません。外食は、入れるお店がかなり限られてきます。
肉も、味付けによって食べられないし、野菜も食べません。

だから、うちの食卓はいつも親子でバラバラです。(主食は同じ時が多いんだけど)
今日は、私は中華。
息子はオムライス。(今日は息子の注文で急遽メニュー変更)

息子がオムライスを注文してきたのですが、実はトマト味はそんなに好きな味ではありません。
ケチャップはまだいいそうですが、初めはおいしいといって食べていたものの、後半は無理に食べている感が漂っていました。ちょっとご飯の量が多すぎたので「残してもいいよ」と言ったらちょっとご飯を残しましたが、ほとんど食べきっていました。

自分で注文したから食べないと

・・・だそう。

それにしても、以前よりは多少は好きじゃないものも我慢して食べられるようになってきているのかな?という感じ。
とろとろ卵も大丈夫になったみたいだし。(昔は卵焼きもきちっと焼かないと食べなかった)


バングラ滞在中に、口もつけなかったココナッツウォーターも、テレビで見て「飲んでみればよかった。もったいないことした」、「最近、考え方が変わってきたよ」だって。

成長してるのね。


そういえば、ここ2年で身長が20p伸びました。


読めりゃいいんだろ?

2013年04月21日(日) 15時06分
昨日は、親の会の総会と講演会に行ってきました。
ここのところ、いろいろと思うところがありましてね・・・。

で、小耳に挟んだ話。

昨年度の講演会で文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官の樋口一宗氏が来た時に、「漢字はきちんと形がなっていれば、トメ、ハネはできていなくてもOKです」というようなことを言っていたらしい!!

そういうことはもっと早く言ってよ!

だーーーーーーっ!!


うちの息子が小学生だったころ、それはそれは漢字練習が苦手で、特にひどかったのは3、4年の時の担任(史上最悪)。彼女は漢字プリントなるものを用意していました(まぁ、プリント自体はよくありますね)。

息子が特に苦手としていたのは、書き順にそって1マスごとに1画増えていくヤツ。

こういうヤツ↓



1マス目に1画目を、2マス目に2画目までを、3マス目に3画目までを書いていくんだけどね、
「あ、しまった!4マス目なのに5画目まで書いちゃったよ〜」・・・なんてことが起こります。
本当にイライラします。
・・・っつーか、こんな練習いらねーだろがっ!

通級指導教室の先生を通じて、担任にこの書き順練習をやめてほしいということと、漢字を書く回数を減らしてほしいと頼みましたが、聞き入れられませんでした。
だから、私が左手で書いたり(ばれないように)して手伝ったり、通級指導教室で先生が見てくれて書いたりしていました。

当時の担任のあまりの漢字へのこだわりに、

オマエが発達障害なんじゃねーの?

・・・と思ったものです。

支援本にはよく、漢字が苦手な子は、漢字を書く回数を減らしてもらうなど頼みましょうとか書いてありますが、頼んで通ったためしがありません。中学になってからも、漢字プリントの回数を減らしてほしいと学級担任を通して教科担任に頼みましたが、変わりなし・・・。
・・・公務員らしいですね。ふっ・・・。

まぁ、昨日聞いた話はトメ、ハネのことですが、書き順だって同じでしょう?
そんなにこだわることでもないでしょうに。
だって、そもそも文字というものがなぜ生まれたのか考えてみればいいじゃないですか。
正しい書き順をすることが目的じゃないんですよ。
文字は、記録のために生まれたんです。
だから、読めりゃいいんです。

ちがうの??

読めりゃいいんだろーがぁー?!


くっだらないことに労力と神経を使って、ノーミソの血管が切れそうになることが減るように、全国、全校、全教員に周知してほしいものですな。

特別支援教育は役に立つか

2013年01月31日(木) 14時37分
特別支援教育が行われるようになったのは、ちょうどうちの息子が小学校1年生のとき。
あのときは、現場もまだわからないことだらけで、息子が通っていた小学校の校長も発達障害の知識なんて全くなかったし、特別支援教育コーディネーターなんてのも全く機能していなかった。

始まったばかりだから、仕方がない。

当時はそう思うしかなかった。

あれから7年がたとうとしているが、教育現場は変わったのか?

変わったところもあるし、変わっていないところもある。

・・・だろうな。
地域差とか、(教員の)個人差が大きいからな。
全体的に見れば、多少はましになったのだろうか。

今、うちの息子は週に一度他校の通級指導教室に通っているのだが、療育的な意味はほとんど感じない。
本人としては、正々堂々と学校を抜けて遊べるのがうれしい、ってくらいだ。

それはそれでいいんだけど、「特別支援教育」の観点からすれば、それだけじゃダメなんだよね。

はっきり言って、教員の(広くいえば文部科学省の、あるいは国の)自己満足で終わってる気がしてならない。

秋ごろだったと思うが、通級指導教室の一般公開があった。
で、うちの小僧を「抽出児」としてもいいかときかれ、別にかまわんと答えたのだが、そのときの説明では、生徒が複数いる中で課題や教材を決めるときの基準とする児童(正確にいえば学校教育法では中学生は児童ではないが)ということだった。
うちの小僧が一番の問題児であることは一目瞭然で、別に断る理由もなかった。
ところがだ、当日になってみると「研究紀要」なるものが配布(販売?)され、その中にうちの小僧が、「事例」として載っているではないか。
当日、私は仕事で、母が代わりに行き、研究紀要をもらってきたのだが、そのとき担当の教員は「お母さん(ワタクシのこと)の許可は得ています」と母に伝えたらしい。

聞いてねーよ!

最初から嫌いな教員だったが、ますます嫌いになったね。
もちろん、その教員には「抽出児にするとは聞いたが、紀要に載せるとは聞いていない」と言いましたけどね。(別に最初から聞かれてりゃ断りゃしない)

でも、まぁ、その教員、最初のころとはずいぶん変わりました。
最初は本当に「なんでこんなヤツが?」と思うくらい嫌〜な感じでしたが、最近は結構楽しくなったのではないでしょうか(笑)
想像するに、最初は希望ではなく通級指導の担当にされ本人も不満に思っていたが、やってみたら意外と面白かったってパターン?
一般公開が彼女にとってひとつのターニングポイントだった気がしますね。
ま、いつものことながら私の勝手な想像ですがね。

たぶん、研究紀要に載せるような文章をまとめるって、楽しい人には楽しいんですよ。

でも、そこに落とし穴があると思うんだ。

そう、自己満足という落とし穴。


そもそも、週に1度45分の授業で何ができるってんだよ。
これに関しては、教員の責任ではないけどね。予算がないってんでしょ。
なんかさ、やることが中途半端なんだよね、国も。



どうして問題点が改善されていかないのだろうか?



どうにもテキトーにこなしている感がぬぐえない。


大人買いじゃなくて

2013年01月30日(水) 13時03分
「お母さん、コレ、期間限定だから
1月いっぱいで製造しなくなると思うんだ。(←息子の勝手な推測)
だから、明日、10本買ってきて」

・・・と息子が言ってきたのは、
コレ↓



超偏食息子は、野菜をほとんど食べないので、毎日野菜ジュースを飲ませていますが(ま、気休めみたいなもん)、デコポンミックスが出てからは、デコポンミックスオンリー

野菜ジュースといっても、カゴメの野菜生活のオリジナル(と、デコポンミックス)しか飲まない。
しかも、小さいパックのやつしか飲まない。
1リットルパックのを買ってきても、飲まない!!
(味がちがうんだとさ)

ヨーグルトも、あるメーカーのある製品しか食べないし、最近はちょっとましになったけれど、小さいときは麦茶もあるメーカーのものしか飲まなかったし、牛乳も結構うるさい。

まぁ、わかるんだけどね。

確かにみんな味は違うし、それで売れたり、売れなかったりしてるわけだから。

でもさ、「これが好きでいつも食べてる(飲んでる)」ってのと、「これしか食べられない(飲めない)」ってのは違くてね、うちの小僧のめんどくさいところは、「好みではないけど、まぁ食べられる」ってのがないとこなのね。

自閉圏の子にはめずらしいことでもないと思うけど。なにかと困るのよ


で、買ってきたの。
野菜生活デコポンミックス。5ダース。


セールで1ダース798円だった。1本当たり66.5円。(いつも買うスーパーは1本88円)


大人買いじゃなくて、自閉くんの母買い。




ただのまとめ買いだろ?





・・・

ええ。そのとおりです。







何系?

2012年10月11日(木) 14時11分
すっかり市民権を得た感のある「オネエ系」。
テレビで「オネエ系」タレントを目にしない日はないくらいだ。

「オネエ系」といわれる人々の中には、女性に見える人、女装している人(女には見えない)、普通の恰好(女装していない)の人、恋愛対象が男の人もいれば女な人もいるわけだけど・・・(どうやら明確な定義はないらしいな)

わかりやすいんだよね、「オネエ系」って。

もっとも、テレビに出ているような人たちはそれを隠そうとしていない、というよりむしろそれを売りにしているわけなんだけれど。(隠してもにじみ出るってこともあるが)

わかりにくいのは女性のほう。

つまり、男みたいに見える女の人だ。
こちらの存在は、まだ市民権を得ているとは言い難い気がする。
面白さを売りにするのも難しそうだし・・・。

日本でよくいるのは、細身で、五分刈りっていうのか?短髪のおばさん。
一瞬、あれ?どっちだ?と思うけれど、よく見るとどうやらおばさんらしいとわかることがほとんど。

しかし、バングラデシュには、よくわからないごっついおばさんが存在する。

「ごっついおばさん」なのか、はたまた「ごっつおばさんのようなおじさん」なのか・・・。

ついつい、どっちだ?と見つめてしまうのだけれど、わからないのっ!!

夫といるときは、「ねぇ、あの人、ヒジュラだと思う?女だと思う?」と聞いたりして、「女だと思う」と言われたりするんだけど・・・なぞ。


(植物園のスタッフ。ややごっつい系だが、迷うことはないおばさんである。
下っ端の男たちに池のコチュリパナを取るように指示をしているところ)


しかし、バングラ女性の腕っぷしは強そうだ。



・・・前置きが長くなってしまった。しかも、脱線


今、私が注目しているのは、栗原類なのだ。
注目している、といってもテレビはほとんど見ていないのだけれど。
彼は「ネガティブモデル」と言われているようだけれど、注目すべきはそのネガティブさではない。
ネガティブさはいわば副産物だ。
彼を系統づけるのであれば、わたしなら「ASD系」とする。

「ASD系」は市民権を得ることができるのか?

もちろん「オネエ系」も様々であるように、「ASD系」も様々だ。

しかし、ひとつ気になるのは、栗原サイドおよびに周辺が彼が「ASD系」であることを理解しているのかいないのかである。わかったうえであえて露出しているのか。だとすればそこになにかしらの狙いがあるのか。

某番組で、マツコ・デラックスがきよ彦(だったと思う)に、「オネエ系」の先輩たちのおかげで今自分たちは楽をできるようになっているというようなことを言っていた。

世の中がもっと「ASD系」に慣れて、「ASD系」の人間が楽になることを願ってやまない。




※ASD:Autistic Spectrum Disorderの略。


靴下の履き方を忘れる

2011年12月17日(土) 20時21分
ここ数日、バングラも冷えます。
バングラの家は、暑いときのことしか考えていない作りなので、冬、寒いです。
特に、床!

普段素足ですごしていますが、冷たいんだ、これが!

で、靴下を出すことにしました。
だって、日本人だもの

靴下、あったけー!(温かい)

頭に布も巻いてみましたが、靴下のほうが温かい!
ま〜ちがいないっ!

息子にも靴下を履かせることにしました。

すると、な、な、な、なんと!
靴下をなかなか履くことができません!

「ん〜、ぼくの足、大きくなったかな〜・・・」

「・・・っていうか、靴下の履き方忘れたー

お母さんもそうじゃない?」


そうじゃない!!

嗅覚過敏

2011年10月17日(月) 12時18分
夫用のインディカ米がなくなったので、米を買いに行きました。
今回は、今まで買ったことのない米を買うことにしました。
米屋で米を買うときは、つい見た目のいい米を選んでしまいます。
一番最初に「これはなんという米ですか?」と聞いたら、ロタだといわれました。
ロタは息子と私の嫌いなにおいの米です。この米は、くさくて息子は食べることができませんでした。
「ロタのにおいは好きじゃないんです」と言うと、「においがいいのはナジッシャとミニケットだよ」と返ってきました。
ナジッシャは、インディカ米の中で唯一息子が食べる米です。(しかも日本のような炊き方ではなく、湯取り式で調理したほうがいいのだそう) ジャポニカ米がないときは、いつもナジッシャを食べていました。
ミニケットは、私は今まで買ったことがなかったので、買うことにしました。粒が大きめで細くてきれいな米です。
そうか、店の人にいいにおいの米をきくという手があったのか・・・!
いままでは、米のにおいをかいで買っていたのですが、今回はにおいをかがずにナジッシャとミニケットを買いました。

家に帰ってミニケットを袋から出すと、・・・嫌な予感です。
このにおいはロタに似てるぞ?
調理してもやはりくさくて、息子に「僕の好きじゃないにおい〜!」と言われました。
わしだって好きじゃあないわいっ!
別に、夫が食べるからいいんですけどね・・・。

夫に、「ミニケット買ったけど・・・米屋のおすすめだけど、人気あるの?」というと、
「ミニケット、一番人気よ!」だと。

バングラデシュ人に一番人気の米、

くさいよっ!!

それも、ロタと似ているのですよ・・・。
私は「ロタのにおいは好きじゃない」と伝えたのに、ロタと似たようなにおいの米をすすめてくるってのは、どういうことよ?米屋?!
ロタとミニケットのにおいが似ていることを知らないのか?
それか、もう鼻がいかれていてにおいがわかんないんだな。

夫は、ロタもミニケットも問題なく食べます。くさいとは思わないらしいです。
夫の実家でも私たちのためにいろいろな種類の米を出してくれたのですが、私がくさいと思った米をくさいと思っている人は誰もいないようでした。

当然のことながら、私は疑問に思いました。

バングラデシュ人、

鼻が悪いんじゃないのか?

いえ、バングラデシュ人だけではありません。アメリカにいるときにも思いました。
アメリカ人、鼻が悪いんじゃないのか?
・・・と。
息子の誕生日に一番無難そうな白いケーキを買ったら、ラズベリーフレーバーとやらで・・・。
くさっ!
馬鹿じゃないの?アメリカ人!
絶対、鼻悪い!!
(ちょっと今日は暴言吐きまくりですかね、ワタクシ?)

夫がいうには、バングラデシュ人は小さいときからスパイスのきいた食べものを食べているから嗅覚が日本人のように敏感でないのだと〜。
そりゃあ、十分あり得るね!!

しかし、よくよく考えてみると、バングラデシュ人やアメリカ人が鼻が悪いというより、日本人の鼻が良すぎるのかもしれません。
日本の食べ物がおいしいってのは、日本人の鼻がいいからでしょう。たぶん。
無香料とか、微香性とか、そんな製品を好むのはきっと日本人くらいなのでは・・・?
もちろん、個人差はあると思います。
日本でも、電車の中で香水などのにおいがきつ〜い人もいますもんね。(嗅覚はまた一番麻痺しやすい感覚でもあるから・・・においになれるとどんどんエスカレートしていくのですね)
あれは、公害だと思うんですけど・・・
私は特にまたにおいに敏感なほうで、息子は嗅覚過敏があるので、強い香りに酔って気持ち悪くなるほうなのです。


バングラデシュは、とてもくさい国です。
腐敗臭、排泄物のにおい、異常に強い香料・・・エアーフレッシュナーとか、やめてほしい・・・。
私はただの鼻のいい人ですが、嗅覚過敏の息子は、バザールはくさくて行けないと言います。
嗅覚過敏の人間にとっては、つらい国です・・・。
拷問に近いかも!?

バングラデシュは、

嗅覚過敏の人間にとっては地獄

・・・かもね?



参照
軽度発達障害フォーラム 
PDD-症状・症例 広汎性発達障害における感覚過敏について

人と人の間

2011年07月07日(木) 11時17分
昨日、ネットのニュースで、
3ヶ月連続、前年上回る=自殺者「異常な増え方」―上半期は1万5800人・警視庁
4大疾病、精神疾患加え5大疾病に…厚生労働省
というふたつのニュースが目に飛び込んできました。

思い出したのは、私の尊敬する佐々木正美先生が常々おっしゃっている、精神科医サリバンの言葉です。

人間一人ひとりの存在の意味は、人間関係のなかにしかない。

昨日も日本人の友人とおしゃべりをしました。
帰り際に外で立ち話をしていたら、通りすがりのベンガル人の女性に話しかけられました。
「どこから来たの?日本人?ふたりとも背が高いわね!」どうということのない会話ですが、ほんの少しの間話をしました。
「日本に帰ることも考えてるんだけど・・・」なんて話をしながら、
「でもさ、結構たのしいよね」という意見で私たちは一致しました。
確かに、結構たのしいんですよ。

魚市場では、私が生きた魚の写真を撮っていたら、魚売りの人が魚を手で触ってぴちぴち跳ねさせてくれたり、野菜を買うにも値段を聞きますから、必ず会話はあります。


(魚を跳ねさせてくれている

よく行く近所のお店では、もう顔見知りなので「元気?」と声をかけてくれます。
知的障碍者も身体障碍者もその辺に普通にいます。
外国人だと思って値段をふっかけてくるお店の人もいれば、そばで聞いていて本当の値段を教えてくれる人もいました。
24タカのところを間違えて40タカ払ったら、きちんとおつりを返してくれる野菜売りの青年。そばで見ていたおじさんが、「(彼はお金をだましとらない)He is good!」と言っていました。ベンガル語しかわからない野菜売りの青年とベンガル語がちょっとしかわからない私のために英語で通訳もしてくれました。

狭くて遊び場もないダッカでも、さまざまな年齢の男の子たちが道の隅でみんなでクリケットをして遊んでいます。
我が家の窓から見えるお隣のお家は大家族で、みんなでスゴロクをやっていたり、料理の下ごしらえをしたり、マンゴーを食べていたり、みんな仲良しでとても楽しそうです。


(お隣の大家族。いつも楽しそう)

夫の実家では義母のところにお金を借りに来る近所のおばさんもいました。驚いたのは、「牛肉ある?」と牛肉を借りに来た(?)人がいたことです。返してくれるのかしらね??
貧しさゆえに助け合って生きていかざるをえないということもあるようですね。

道を歩いていると、小さな子どもたちがみんなで「ハーイ!」と声をかけてきます。
多くの子どもたちは大家族で家中の大人や年上の兄姉にかわいがられて育ちます。
いい年の男同士が手をつないでいたりしますが、それはホモだちではありません。男女の恋愛が容易でないイスラム文化のなかでの男同士のスキンシップです。
道端のチャードカン(ミルクティを飲ませてくれる店)ではおしゃべりしている男たち。
ケンカをしているベンガル人もときどきみかけますが、必ずまわりに人だかりができます。いき過ぎて相手を殺してしまうなんてことはないでしょう。
ときどきちょっとめんどうくさいのがついてきたり、話しかけてくることもありますが・・・
仮に変な人がついてきたりしても、何かあれば周りの人が助けてくると思います。社会の目が生きています。

外に出て、ベンガル人と会話をしない日はありません。


(魚市場の長老と男たち)

たとえもう二度と会わないかもしれない通りすがりの人とのなんてことのない会話でも、人間の脳は活性化します。ホントよ、これ。(社会経験の少ない小さな子どもは知らない人とのコミュニケーションではあまり活性化しないらしい)
認知症の人はひとりぼっちにさせておくと、症状の悪化が早まります。
私は日本で障碍者のヘルパーをしていた時期もありますが、みんな人との関わりを求めていました。

人間はひとりでは生きていけません。

バングラデシュでは、日常的に、人とのコミュニケーションが否が応でもついてきます。


解説
佐々木正美:日本の児童精神科医。

スルジョ

2011年05月09日(月) 1時59分
甥っ子のスルジョ。
夫の妹の子どもです。



ベンガル語で、何歳?ときいたら、
I am 8 years old !
と答えてくれました。

8歳だったんだね。

3年前に来たときは、意味のある言葉をほとんど話しませんでした。
てんかん発作があることも聞いていました。
くるくると回るのが大好きで、奇声を発することも多く、
私は彼が自閉症だろうと思いました。
それでも、彼はいつもニコニコしてとてもかわいい子でした。

3年たって、ずいぶんと会話ができるようになりました。
知能も高く、学校で習った英語もよく覚えます。
学校にも通っていますが、週に2日くらい。
登校拒否気味なようです。
お母さんと学校に行っても、すぐに帰ってきます。
バングラの学校は、時間が短いんですね。
家で毎日お母さんに勉強をさせられますが、泣いて嫌がります。
あんまりお母さんがひどく怒ると、おばあちゃんを呼びます。
おじさんが助けに入るときもあります。

お手伝いさんが手の空いたときは、お手伝いさんに遊んでもらいます。
私たちが実家にいたときは、私のところにもよく遊びに来たものです。

彼は、いつも楽しそうです。
たくさんの大人たちにかわいがられ、とても幸せそうにみえます。

偏食で、食事をあまりとらないので、お母さんは一苦労です。


もしも、ここが先進国だったら、彼はきっと発達障碍(自閉症)と診断されていたでしょう。

もしも、うちの小僧がバングラデシュで生まれ育っていたら、
彼は幸せだったかもしれない・・・。

バングラデシュだったら、幼稚園や学校に無理に行かなくてもあまり問題がなさそうです。
学校でいじめられたり、嫌な思いをたくさんしなくても済んだかもしれません。
そうしたら、もっと穏やかな子に育っていたかもしれない。

でも、もしも本当にバングラデシュで出産して育てていたら、
きっと私のほうがノイローゼになっていただろうなぁ、と思います。
日本のように何でも手に入る環境ではないうえに、不衛生な環境。
バングラデシュの教育レベルの低さにも、きっと焦っていたことでしょう。


いまさら考えても意味のないことだとはわかっているのですが、
それでも、ときどき、ふ、と心をよぎることがあるのです。



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2011年2月から2012年1月まで、バングラデシュ人の夫とASDの息子と、最貧国バングラデシュに滞在していました。

「オシュビダナイ」とはベンガル語で「問題ない」という意味。

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