自分の蔵書でも紹介してみようのコーナー そのいち

May 21 [Sat], 2011, 0:21
というわけで自分書庫のなかから好きランキング高めでかつマイナーなのをチョイス。

「遠藤浩輝短編集1」 遠藤浩輝
この人の90年代丸出しのこのデジタルの欠片もないタッチが大好きなわたくし。
丸ペンでガリガリ細々と書き込みまくったこの荒削りていうかタッチが丸出しな感じが
非常に好きなのであります。
・カラスと少女とヤクザ
たぶんレオンの女の子が殺し屋になりたがらなかったバージョン。
ていうか女の子だと思ったら女神だったバージョン。だと思う。いや殺し屋じゃないけど。
そういやあの子の名前結局明かされずか。名前なんて必要ない生活だったもんなー。
あの子はきっとほんとうに女神さまか何かだったんだよー。
アナーキーでグロテスクなあの世界観も大好きだ。リアル。場末って感じ。
鳥葬によって誰にも理解されず、誰にも犯されない神聖な関係のあの子とカラスたち。
あのあと青木ちゃんはヤクザにも戻れず社会の底辺だけどまっとうな仕事についてたりするのかな
とかいろいろ想像するとおもしろい。
・きっとかわいい女の子だから
この短編集に入ってる話の中では一番好き。
身近なシチュエーションだから一番エグイかもしれんが。
友達もいるし学校ではそれなりにいい人間関係を持っていたけど、
家庭の中だけはグチャグチャだったのね。でもこれ世間的によくある話だよ。
事件起こした子のクラスの子にインタビューして「普通の子だった」だの「普通にいい子」だの
家庭って外から見えない分、中で解決できない問題が起こったときに困るんだよね。
みえないから問題自体が認識されないし、解決もできない。
案外家庭の外から介入があるだけですんなり解決できそうな問題もあるんだけどね。
関口くんのことが好きでよかったね美奈子。
誰にも言えなくってしんどかったんだろうなぁ。いやどうかな言葉にできるほど
はっきりしてるものでもなかったんかな。
「あんな女になりたくない。女なんかになりたくない。」
「おじいちゃんもお父さんもあんな汚い生き物にならないで。」
これだけ言える場所か人がいればよかったんでないのかね。
・神様なんか信じていない僕らのために
だいぶスタイリッシュになったなぁ線が…。
申し訳ないこれそんなに好きじゃないです。
難しいことを難しいふりして難しくしてしまっているだけだと思うんだけど。
あーいう大学生のノリ、ちょっと苦手です。

「つるた部長はいつも寝不足」 須河篤志
美術部青春グラフィティに思春期女子の暴走気味妄想癖をプラスしたら
とってもすてきなお味に仕上がりました。(お前が仕上げたんじゃねえ)
メガネ女子好きにはとってもオススメ。
だんだんつるたさんの妄想も激しいものになっていってるような気が。
でもこの人の優しい絵柄がなんていうか朴訥とした人柄を想像させて、
そんな人が一生懸命エロ妄想のシーン描いてるんだろうなあとか思うと
なんか別の部分がモヤモヤ熱くなってくる気がするよ!
某雑誌に紹介された際は「少女漫画」ってなってたみたいだけど
内容的には男性向けだと思うんだけどな。つるたさん→瀬戸くんの青春恋愛部分が
少女漫画認定されたのかね。確かに恋愛漫画としても美味しく読めるけど。
フィルムカメラの現像のシーンが個人的にはかなり盛り上がりました。
相手からの好意が丸見えになって赤面しちゃうこうこういちねんせいかんわいーーーーー


…気が向けば、続くかもしれません。
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