まんが・その31

May 16 [Wed], 2018, 20:30

白雪姫、魔法の鏡の声について 「屋根裏の狂女」 の著者サンドラ ギルバートと スーザン グーバーは、

「鏡の声の主はじつは父親なのだ。その家長の下す判定が、お后の、そしてすべての女の自己評価を決定しているのである」 と書いています。

つまり鏡の声は、王様から愛されたいと願う、お后様の心の声という解釈ね。となると、こんな見解も成り立つかな。

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは、だあれ?(世界で一番、王様から愛されているのは、だあれ?)」⇒「それはお后(きさき)様、あなたです!!!」

それが年月とともに、

お后(きさき)様は、王様の愛情がだんだん自分から離れていくのに気がつくの・・・。

それに自分の娘ならまだしも、白雪姫とお后様は血が繋がっていないしね。

私の大好きな王様の歓心をうばっていく白雪姫が憎い!

白雪姫なんかああああぁぁぁ!!!


視点を変えてみるのは大切ですね。それでは、また。

参考文献
グリム童話 メルヘンの深層 【講談社現代新書】
メルヘンの深層 歴史が解く童話の謎 【講談社現代新書】

◇ ◇ ◇

「白雪姫のほうが美しい」と答える魔法の鏡の声は、アメリカの心理学者ベッテルハイム(フロイト派)によれば、「私の方がきれいよ」という娘の声である。

ビルクホイザー(ユング派)によれば、鏡は后にとって、他人についての情報源、一種の高度な知性であり、后はこの知性を濫用しているのである。と書いています。


ベッテルハイムの説では、「私の方がきれいよ、お・ば・さ・ん」と白雪姫が言っているんじゃないかとお后様には思えた。

ビルクホイザーの説では、魔法の鏡とは民衆の声を収集する装置。現在ではビッグデータを分析するAI(人工知能)みたいなものだとも考えられますね。


【おまけ】

◆ 本当のフロイト。本当のユング。

あなたは、フロイトとユングのことをご存じでしょうか。

フロイトは、すべての人間の心の奥底では、常に性的な気持ちがあふれかえっていると言いました。
まさに誰もが、セクシーなことしか考えていないというわけです。

エッチしたい。モテたい。

でもそれがかなえられないからこそ、しかたなく、仕事や勉強やスポーツを頑張るんだ、と言い切ったのです。


逆にユングは、「いや、そんなこと、ないんじゃない?」と言いました。

心の底は、性的なことオンリーじゃないよ。
真面目なことや、文化的なことだって考えていたりするんだよ。

それが、ユングの考えです。

実際にどちらも、どちらなりの真理があるような気がしますね。

しかしここで、二人の私生活を比べてみましょう。

実は伝記によると、フロイトの女性経験は、一生涯、奥さんのみだったそうです。

逆にユングは、かなり性的に乱れていて、愛人を堂々と奥さんと同じ家に住まわせていたりもしました。


すなわち!

フロイトのように、普段の生活が真面目な人ほど、実はセクシーな欲求を抱えていて、だからこそ性的な理論をメインに打ち出した。

逆にユングは性的に満足しているから、仕事としての研究で、そこまでセックスにこだわらなかった。

そんな分析も可能です。

表面に見えるものは、実は裏返しだったりするものなのです。


「★セクシー心理学!★第255色〜愛妻家プレイボーイ。」より抜粋させていただきました。



【とんでも話】

白雪姫とお后様は、血がつながっていないと書かせていただきましたが・・・グリム童話<初版>では、実の母親です。継母に変わるのは第二版以降なんですね。

白雪姫ではありませんが・・・ペローとグリムには

死んだ母親そっくりに成長した娘に恋をしてしまい、結婚を迫る父親 (国王) の元から逃げ出す王女様のお話 【ペロー童話では 「ろばの皮」 グリム童話では 「千皮」 というタイトル】 があります。

併せて読んでみるといろんなドロドロが見えてきますよ。

さしずめ、「本当は怖いグリム童話」 じゃなくて 「子供には読ませられないグリム童話」 ですね。

参考文献

初版グリム童話集 白水社
完訳グリム童話 角川文庫
完訳ペロー童話集 岩波文庫

◇ ◇ ◇

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