受益地は安堵の声 大蘇ダム漏水工事

November 28 [Wed], 2012, 19:11
農林水産省が示した大蘇ダム(熊本県産山村)の漏水対策の追加工事に伴い、広瀬勝貞知事は27日、地元負担を受け入れる方針を表明した。受益地・竹田市の関係者からはダム完成に向けて事業を進める環境が整ったことに安堵(あんど)の声が上がった。

荻柏原土地改良区の瀬井宏一理事長は「(県の負担受け入れは)本当にありがたい。農家が待ち望んでいた計画通りのダム整備に向け、ようやく先が見えてきた」と話した。

県は新たに21億円を負担する見込み。累計では108億円になる。受け入れを決めた理由に▽国が追加工事を実施する意思がある▽県で追加工事の安全性や保水性を確認した―などの点を挙げた。

竹田市は4億7千万円の追加負担が発生し、累計は27億7千万円になる見込み。首藤勝次市長は「知事も難しい判断だったと思う。市も受け入れの方向で検討することにはなるが、(ダム完成後の)維持、管理方法などに何らかの負担軽減策が講じられるよう、県と一緒に国に要望する」としている。

農水省は9月の地元説明会で総事業費126億円を掛け、2013年度から5〜7年でダム湖全体(約30万平方メートル)にコンクリートを吹き付けるなどの追加工事の実施を提案。県や市は当初、追加の地元負担を拒む姿勢を示してきたが、早期完成を優先させる方針に転換。国との負担協議に応じる意向を示していた。

出典:大分合同新聞
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