久しぶりの公演日記

November 26 [Fri], 2010, 0:50
先日終わった宜野座村公演は、初日が雨で中止。次の日に天気が回復し、初日が明けた!
3日間、来てくれたのは主にご近所の皆さん。
子供たちも多く、ほとんどは萌の友達。
子供たちは隣のブランコで遊びながらの子もいたけど、席に座って真剣そのものに観てくれた子たちもいた。そんなに大勢ではなかったけど、アットホームに迎えてもらった感じで、お客さんはたくさん芝居に反応してくれた^^
宜野座の皆さん、ありがとう!!!

家のお風呂をかしてくれたおもろいおっちゃん。客席から「ちばれよ!」と言ってくれたおっちゃん、宜野座を発つ前に「良かったよ」と冷たい缶コーヒーを差し入れてくれたおっちゃん。客席でニコニコして「愉しかったー!」と言ってくれたおばあちゃん。
すっかり顔なじみになって初めての宜野座にあったかい思い出ができた!

平松毛の広場にある木は、やっぱりがじゅまるで、舞台の明かりをつけると、木がライトアップされてとっても綺麗だった!雲が薄くなった夜空にはぽっかり満月が浮かんでた^^


ところで。
宜野座にいる間に、追加公演の会場が決まった! 
今帰仁(なきじん)というところにある「風来荘」の駐車場だ。
http://www7.plala.or.jp/fu-rai-sou/
風来荘はホームページを見てもらったらわかるけど、とっても素敵なリゾート旅館。近くにプライベートビーチのような小さな美しい浜辺がある。


ここを経営されているご夫妻が、大宜味での公演を観てくださり、沖縄で追加公演をしたいと思っているという話を耳にして、ぜひにと言ってくれはった!
かなり田舎のほうにあるけど、ほんとに素敵なところ!


シーズンオフだから宿泊施設も使って良いということなので、我が家は公演中ながらも、風来荘でリゾートできそうで、すんごい愉しみ!

さてさて。
旅公演日記がしばらくご無沙汰していたけれども、その間、何をしていたかというと、ずーっと沖縄問題の本を読みながら、沖縄のこと、戦争と平和のことを考えていた。
今読んでいる、『鉄の暴風』は沖縄戦記。
分厚くて一気に読める本ではなく、また内容もつらいのだが、未来を見つめるためには過去を知らなくてはいけないと思い、読んでいる。
実際に、いま沖縄に来ているので、本を閉じて外を歩くと、今も当時の人々の嘆きが聞こえてくるような錯覚に陥る。
改めて戦争の恐ろしさを思い知らされる。
と同時に、武力により保たれている平和の姿もまざまざと見えてくる。

そんな中、昨日、北朝鮮の韓国砲撃ニュースを知り愕然とした。
国家や政治はまったく信用できない。国の利益のために国民は犠牲にされる。
戦後、日本は戦争しない国になったという教育を受けてきたが、軍を持たない日本は国際社会で右往左往して戦争ができる国に変化しようとしている。
平和を保つために軍が必要だという正義感もひとつの正義のあり方かも知れないが、それを政府に任せてよいものか、はなはだ疑問。

この旅公演で、沖縄に来るのがとても愉しみだった。
あたしが思い描いていた沖縄は、リゾート沖縄だった。
もちろん、沖縄は美しくとっても素晴らしいところだ!
でも、その沖縄には、米軍の基地があちこちに広がっていて、日本の基地の75パーセントが沖縄に置かれている。
その米軍基地から、米兵はベトナム戦争に行き、帰還後、ベトナム戦で亡くなった以上の数のアメリカ兵が自殺している。
世界平和を保つための武力は、加害者の健康な精神も蝕み、今も精神障害に至る多くの兵士を生み出している。
それで平和が保たれたとしても、果たして世界に幸せはもたらされるのだろうか?
国家も政府も国境も、いっそすべて無くなってしまえばいい。
○○という国や団体名ではなく、個人のコミュニケーションで成り立つ世界になれば、一人一人の命や、人間がみんな同じ生物であることがリアルに見えてくるんじゃないだろうか? 国家や政治は、相手が人間であるにも関わらず、それをリアルに想像できない世界感をつくりあげていく。

そんな思いに至る沖縄公演なのだけど、心暖まるのは現地の人たちとの出会いだ。
昨日から、うるま市の石川公園に入り、今日は劇場を創った。
公演では、朝からご近所のご老人たち有志が集まって草刈をされていた。「おはようございます」と挨拶すると皆さん笑顔を返してくれはる。「ここで何かあるかね?」「芝居? 投げ銭?」「がんばってね」と。
沖縄では、年に何度も草を刈らないと、あっという間にぼうぼうになってしまうそうなので、皆さんで6箇所の公園の草刈をころあいを見計らってされているそうだ。
もっぱらの愉しみはお喋りだそうで、お昼休みにはみんなでお弁当を広げて愉快な時を過ごされていた。

こんな、何でもないひと時こそ、みんなが大切にしたいと思っている幸福な瞬間だ。

なんだかまとまらない日記になってしまったけども。

あと約1カ月の沖縄公演が、時を共有する皆さんとの愉しいひと時になるように、精一杯、心を込めていきたい!

あ、そうそう!
明日は、東京から東京公演を強力に支えてくれた、いのさんが来てくれるそうだ!!!
沖縄での再会できるなんてすんごく嬉しい!
とても、とっても、愉しみだ!!!
  • URL:https://yaplog.jp/sanokiri/archive/699
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キリコ
tatsuさん
コメントありがとうございます!
紹介いただいたページ、読みました^^
那覇空港はかなりがんばってはるみたいですねー。
ほんと、貿易は位置的に有利だそうなので、これからが愉しみですよね!

普通の暮らしが少しずつ変わっていけたら、にすごく共感します!
今回の旅公演で、ずいぶん沖縄の見方が変わりました。

でも、今回の知事選の投票率は少なかったとか。
それだけ基地がなじんでいるところでもあるのですね。
問題はたくさんあるけど、現実は一歩ずつ!
ですよね^^
December 01 [Wed], 2010, 0:30
キリコ
VACATION KITCHENさん
うるまでのご観劇&リンク、そしてコメント!
ありがとうございます^^
石川ビーチ、とっても素敵なロケーションでしたね!
日曜はまたたくさん来てくださったんで、盛り上がってほんと愉しかったです!
ブログでは追加公演も紹介してくださって感謝です!
沖縄に来て、あっという間に1カ月!
居れば居るほど沖縄が好きになりますー!
今年の旅公演もあと少し!
がんばっていきまーす^^
December 01 [Wed], 2010, 0:06
昨日舞台を見せていただきました
いろいろな感動を受け、ぜひ紹介させていただきたくなって
ブログにリンクさせていただきました

沖縄も寒いですが、お身体にお気をつけて楽しみながら頑張ってください
November 29 [Mon], 2010, 12:58
tatsu
沖縄の問題は根深いですよね。(ToT)

けれでも、先日見ていたテレビで興味深いものがありましたので、コメント代わりに。(↓を参照くださいね。)
http://wbslog.seesaa.net/article/158280472.html

ビジネスという形であるけれど、普通の人々の生活から変わってけたらいいな、と思いました。
November 29 [Mon], 2010, 8:44
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P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:佐野キリコ
  • アイコン画像 誕生日:1967年3月23日
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野外劇団 楽市楽座 副座長。
2010年より、一家三人、投げ銭の野外劇で全国旅公演を開始。
以来、毎年北は北海道から南は沖縄まで、屋根なし壁なしの野外円形劇場を各地に設置して上演を続けている。

1999年に楽市楽座入団。以降、看板女優として活躍。制作や衣裳も担当。
2005年楽市楽座『肉月』金魚姫役で、飛田演劇賞女優賞を受賞。以降、楽市楽座の定番演目となった『金魚姫と蛇ダンディー』で、金魚姫を演じ続け、パワフルな演技と歌唱力で観客を魅了。
劇団活動のかたわら、個人プロデュースで元惑星ピスタチオの西田シャトナーと組んだり、自作自演で短編芝居の上演等、独自の活動もしてきた。
得意は声楽。飛鳥流にて日本舞踊も修行(約2年)。
旅公演を開始以降、2012年より独学でヴァイオリンを始める。2014年よりアコーディオンも加え、劇中で演奏。
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