「ランチブッフェ」

October 05 [Thu], 2006, 17:25


「二通の手紙」「混入」「ランチブッフェ」「電脳蜃気楼」「やくそく」「山の子」
上記6編から成る短編集です。
タイトルに惹かれて読みました。
この著者、「嫌われ松子の一生」の著者だったんですねー、知らなかった。

安全である自社製品の農薬に薬害が出たとクレームをつけられる「混入」
久しぶりに再会したかつての親友にデイトレーダーを教えられのめりこんでいく「電脳蜃気楼」
この2作品はどうなるかとついつい先が気になりました。
「混入」は意外な結末でした。
辻と恵子の関係が何気にいい感じだなあと思いました。
「電脳蜃気楼」はそんなに甘くはないとわかりつつも、やっぱりそうなってしまうんだなと残念な気持ちにさせられる話でした。人間欲の塊。本当に成功する儲け話を他人に教えるわけがない。
でもデイトレーダーの展開は面白かった。

「ランチブッフェ」はその名の通り、主婦3人がランチブッフェを楽しむ話です。
ランチブッフェを堪能しながら、過去アイドルになったクラスメイトの顛末と自分達の現状を照らし合わせたりしています。
主婦のおしゃべりなんですけど、これまた興味深く読めました。
「二通の手紙」は読み進めていくほどほんのりと温かくなるようなお話でした。
「やくそく」はちょこっとホラーチックな展開でしたね。
あれ、字が怖かった(笑)
「山の子」は正直消化不良気味・・・。
なんとなくすっきりしなかったんですよね。

どの作品も妙に引き込まれてしまう感覚を受けました。
「嫌われ松子の一生」の著者、うーん、わかる気がします。

「ランチブッフェ」
山田宗樹著 小学館
  • URL:https://yaplog.jp/sanbun/archive/193
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