「北緯四十三度の神話」

March 27 [Mon], 2006, 5:30


「四日間の奇蹟」を読んであの文章構成表現に惹かれたのでこの作者の別の作品を読んでみたいと思っていてようやく読めました。
一人の男性を好きになってしまった姉菜穂子、妹和貴子の姉妹のお話なんですが・・・いろいろとあるわけですよ。
普通にそんな展開になったわけではなく、根底は姉妹間の妬みや嫉妬やそんなものが絡みあって最終的にそんな展開になってしまうといった感じ。
しかもこの3人の関係がある事件でまた微妙に変わっていくんです。
この事件があったからこそ、菜穂子と和貴子は成長したんだと思います。
書きたいけどそれを書いてはいけないような気がするので書きませんが、私は読んでそれを知った時えっと驚きました。

恋愛小説のようでこれはちょっと違うかなと思い家族愛というカテゴリに入れてみました。
タイトルの本当の由来?はラストの方でわかります。
あらかじめ知っていた解説からそのまんまの意味かなと思っていたのですが、ラストの方でそれがわかった時なるほど〜と感心してしまいました(笑)

妹和貴子の職業がラジオのDJなんですけど、途中で挟まれる和貴子のラジオ放送は楽しかったです。
ラストの菜穂子と和貴子のやりとりに少し感動してしまいました。
色んな事があったけれどそれでも大事だと思えるのはやっぱり家族であり姉妹であるからなんですよね。
本当はもう一つ2人の境遇に関して付け加えたいけどこれも控えます。
人間の心情をうまく掴んで表現できる作者だと改めて思いました。

装丁がソフトカバーで手にフィットして読みやすかったです(笑)

「北緯四十三度の神話」
浅倉卓弥著 文藝春秋
  • URL:https://yaplog.jp/sanbun/archive/145
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