アルゴ

February 15 [Fri], 2013, 3:23
Argo

1979年、イラクで実際に起こったアメリカ大使館人質事件を題材に、スリリングな救出作戦の顛末を追う。

臨場感あふれる演出で描く救出作戦とは、何と映画のクルーに仕立てての脱出だった。

すっかり映画監督としての評価を高めたベン・アフレックが、前作『ザ・タウン』より更に硬派かつじっくり丁寧な社会派サスペンス路線を強めて、見ごたえのある作品。脱出劇としても最後まで目の離せない展開を見せる。
俳優としては決して好きなタイプとは言えないベン・アフレックなのに、この作品のCIAエージェント役は妙にかっこいい〜。何故?

実際に起きた事件が題材、しかも政治情勢絡み・・・となるとどうしても敷居が高く感じてしまうけれど、救出作戦にポイントを絞っていることもあり、とても観やすい。制限時間があり、危険極まりない状況で如何にして脱出するか。シンプルだからこそ緊張感を伴う展開は実は古典的ともいえる、オーソドックスなもの。
人質救出作戦のエキスパートなるものが存在するCIA。テヘランのアメリカ大使館で起きた事件の救出ターゲットは、大使館から逃れてカナダ大使邸に潜伏する6名の職員だった。

髭面のベン、否トニー・メンデスが編み出した作戦とは、イランで撮影予定の偽の映画『アルゴ』製作をでっち上げ、クルーに化けて脱出する・・・という、奇想天外なもの。確かに撮影場所が中東というSF映画は珍しくないのかも。
とは言っても、「設定」だけでは通用しない。ハリウッドで本物のプロデューサーの力を借りて綿密な準備を行い、イランに入国するシークエンスを含め、綿密なディテールのもと丁寧に描き出す。
実際に製作はされずとも、『アルゴ』という映画は存在していなければならないのだから。

もちろんイランへ向かうのはトニーだけなので、その裏側でアメリカ政府やハリウッドヘルプ組の動きを絡めて一体となった面白さと厚みを生み出していくのはなかなかのもの。
クライマックスの空港シーンでは離陸する瞬間まで、秒刻みの緊迫感を持続させる。
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